機能説明
本コマンドは、syslog連携機能の起動を行います。
記述形式
stropasyslog |
復帰値
0:正常終了
参照
コマンド格納場所
UNIX | /opt/systemwalker/bin/ |
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
注意事項
本コマンドを実行した場合は、以下のどちらかの作業を実施してください。
syslogd、またはrsyslogdにsyslog連携機能が起動したことを通知する
syslogd、またはrsyslogdを再起動する
【Red Hat Enterprise Linux 6.3 以降】
HUPシグナルの送信ではなく、rsyslogdを再起動してください。
【Red Hat Enterprise Linux 6.0/Red Hat Enterprise Linux 6.1/Red Hat Enterprise Linux 6.2】
rsyslogdに対してHUPシグナルを送ります。
ps -ef | grep rsyslogd kill -HUP <上記で求めたプロセスID>
【上記以外のLinux】
syslogdに対してHUPシグナルを送ります。
ps -ef | grep syslogd kill -HUP <上記で求めたプロセスID>
注意
Solaris 10以降でzoneを作成している場合
syslog連携機能を起動したzoneのsyslogdをzone名で特定し、HUPシグナルを送ります。なお、ログインしているzoneのzone名は「/usr/bin/zonename」コマンドで確認できます。
ps -Zef | grep syslogd | grep `/usr/bin/zonename` kill -HUP <上記で求めたプロセスID>
syslogdを以下のように再起動します。
【Solaris 9】
sh /etc/rc2.d/S74syslog stop sh /etc/rc2.d/S74syslog start
【Solaris 10以降】
再起動の実施ではなくHUPシグナルの通知を実施してください。
【Red Hat Enterprise Linux 6.3 以降】
Red Hat Enterprise Linux 6の場合
service rsyslog restart
Red Hat Enterprise Linux 7以降の場合
systemctl restart rsyslog
【Red Hat Enterprise Linux 6.0/Red Hat Enterprise Linux 6.1/Red Hat Enterprise Linux 6.2】
sh /etc/rc.d/init.d/rsyslog restart
【上記以外のLinux】
sh /etc/rc.d/init.d/syslog restart
【HP-UX】
/sbin/init.d/syslogd stop /sbin/init.d/syslogd start
再起動を行った場合、syslogd、またはrsyslogdが停止している間に発生したメッセージは、syslogd、またはrsyslogdで処理されない場合があります。
AIXについては、syslogdを再起動する方法はありません。
syslog連携機能を停止している間に、syslogd、またはrsyslogdとの接続が切断されたことをあらわすメッセージが出力される場合があります。上記手順を行うことで復旧しますのでそのメッセージは無視してください。
使用例
syslog連携機能を起動します。
/opt/systemwalker/bin/stropasyslog
以下を実施します。
【Red Hat Enterprise Linux 6.3 以降】
rsyslogサービスを再起動します。
Red Hat Enterprise Linux 6の場合
service rsyslog restart
Red Hat Enterprise Linux 7以降の場合
systemctl restart rsyslog
【Red Hat Enterprise Linux 6.0/Red Hat Enterprise Linux 6.1/Red Hat Enterprise Linux 6.2】
rsyslogdに対してHUPシグナルを送ります。
ps -ef | grep rsyslogd kill -HUP <上記で求めたプロセスID>
【上記以外のLinux】
syslogdに対してHUPシグナルを送ります。
ps -ef | grep syslogd kill -HUP <上記で求めたプロセスID>
実行結果/出力形式
本コマンドを実行すると以下のメッセージが出力されます。
【Linux】
Send the HUP signal to syslogd or rsyslogd.
【Linux以外のUNIX】
Please send HUP signal to syslogd