機能説明
本コマンドは、指定された実行中のSystemwalkerスクリプトを検索し、該当するプロセスを停止させます。該当するプロセスが複数ある場合には、それらすべてが停止の対象となります。ただし停止の対象となるのは、システム管理者権限で起動されたスクリプトだけです。
記述形式
stpswctcl | [-c] execname|scriptfile |
オプション
本オプションが指定された場合、停止対象のスクリプトを停止すると共に、同スクリプトから派生したすべての子プロセスを強制終了します。
ただし、本オプションが有効となるのは、停止対象として指定されたスクリプトが別のスクリプトから派生した子プロセスでない場合だけです。スクリプト内からexecコマンドで起動されたスクリプトなど、別スクリプトから派生した子プロセスのスクリプトが停止対象として指定されている場合、本オプションは無視されます。
省略時は、停止対象のスクリプトだけを停止します。
停止する単体起動スクリプトを指定します。登録済みスクリプトの実行名、または、フルパスのスクリプトファイル名を指定します。
復帰値
正常
異常
返す値は同時に標準エラー出力に出力するエラーメッセージ(「stpswctcl」で始まるメッセージ)のIDと同じ値です。ただし、パラメタエラーの場合は、255が復帰値になります。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpfwtcc\bin |
UNIX | /opt/FJSVfwtcc/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
本コマンドは、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
注意事項
【Windows】
コマンドをSystemwalker Operation Managerのジョブ内で使用する場合は、以下の注意事項があります。
動作OSがWindows 64ビットの環境では使用できません。
動作OSがWindows 32ビットの環境においてSystemwalker Operation Manager V13.3.0 以降を使用する場合は、ジョブオブジェクトモードを有効にせず、トレースモードで使用してください。
【UNIX版】
コマンドを実行する環境とシステムのコード系を同一のものにしてください。
使用例
【Windows版】
スクリプト「C:\home\scripts\a.swt」を停止します。
C:\Systemwalker\mpwalker.dm\mpfwtcc\bin\stpswctcl C:\home\scripts\a.swt
【UNIX版】
スクリプト「/home/scripts/a.swt」を停止します。
/opt/FJSVfwtcc/bin/stpswctcl /home/scripts/a.swt