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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.310 snmptrapex(SNMPトラップ発行コマンド)【Solaris版】

機能説明

本コマンドは、SNMPv1形式のトラップを送信します。

記述形式

snmptrapex

-a destination-address -g generic-trap [-A agent-address] [-c snmp-community] [-E enterprise] [-s specific-trap] [-h timestamp] [-p destination-port] [-m object-name object-type object-value] [-f mib-file]

オプション

-a destination-address:

トラップ通知先となるSNMPマネージャのIPアドレスを指定します。

-g generic-trap:

通知するトラップの種別を以下の指定値で指定します。

指定値

SNMP-TRAP 種別

0

coldStart

1

warmStart

2

linkDown

3

linkUp

4

authenticationFailure

5

egpNeighborloss

6

enterpriseSpecific

-A agent-address:

トラップ発生元のSNMPエージェントのIPアドレスを指定します。
本オプションを省略した場合は、コマンドを実行したホストのIPアドレスが指定されます。

-c snmp-community:

コミュニティ名を文字列で指定します。
本オプションを省略した場合は、「public」となります。

-E enterprise:

企業固有のトラップを示す名前またはオブジェクト識別子を指定します。
本オプションを省略した場合は、「1.3.6.1.4.1 (enterprises)」となります。

-s specific-trap:

トラップ種別が「enterpriseSpecific」の場合に、固有の番号を指定します。
本オプションを省略した場合は、「0」となります。

-h timestamp:

SNMPエージェントが起動してからの経過時間を100分の1秒単位で指定します。
本オプションを省略した場合は、「0」となります。

-p destination-port:

トラップ送信先のudpポートを指定します。
本オプションを省略した場合は、162/udpポートに送信されます。

-m:

SNMPエージェントのトラップに関するMIB情報を以下のように指定します。
本オプションは複数指定することができます。
本オプションを省略した場合は、トラップに関する情報は指定されません。

object-name:

名前またはオブジェクト識別子を指定します。

object-type:

型を以下の指定値で指定します。

指定値

-i

Integer

-o

Octet String

-D

Display String

-d

Object Identifier

-I

IPAddress (HostName or IPaddr)

-C

Counter

-G

Gauge

-T

Time Ticks

-O

Opaque

object-value:

値を指定します。

-f mib-file:

-Eオプションまたは-mオプションにMIB-II以外で定義された名前を指定した場合に、その名前が定義されたMIBファイルを絶対パスで指定します。指定するファイルは、Systemwalker Centric ManagerのMIB拡張処理で拡張したファイル(*.MIB)でなければなりません。
本オプションは複数指定することができます。
本オプションを省略した場合は、ファイルは指定されません。

復帰値

0:

正常終了

0以外

異常終了

コマンド格納場所

Solaris

/opt/FJSVfnmkt/bin

実行に必要な権限/実行環境

使用例

以下の内容でSNMPトラップを通知します。