ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.291 ORMViewReplylog(返答ログ表示コマンド)【UNIX版】

機能説明

過去の返答要求メッセージ、返答内容を出力します。結果は、パラメタで指定されたディレクトリ内にファイル「ORMLOG.csv」として出力されます。

記述形式

ORMViewReplylog

dirname [-a apname] [-t Time- | Time_from-Time_to]
[-n Num | Num- | Num_from-Num_to]

オプション

dirname:

出力先のディレクトリをフルパスで指定します。

-a apname:

apnameにて指定した要求元名に該当する返答要求を表示します。

最終文字のNUL文字を含め、最大文字数は32バイトです。指定可能な文字は、半角英数字、「-」(ハイフン)、および「_」(アンダースコア)だけです。

省略された場合は、すべてのメッセージを表示します。

-t Time- | Time_from-Time_to:

本オプションは以下の通り指定します。

-t Time-:

指定した返答要求受付日時から、現在時刻までの全返答要求を表示します。Time-のフォーマットは、「yyyymmddhhmm」形式または、「hhmm」形式で指定します。「hhmm」形式で指定した場合は、コマンドを実行した日として扱います。

-t Time_from-Time_to:

Time_from-Time_to間に発生した全返答要求を表示します。

形式はTimeと同じです。

省略された場合は、すべてのメッセージを表示します。

-n Num | Num- | Num_from-Num_to:

本オプションは以下の通り指定します。

-n Num:

指定した返答識別番号に該当する返答要求を表示します。

Numは00001-99999を、最大5桁で指定してください。

-n Num-:

指定した返答識別番号以降の返答識別番号を保有している全返答要求を表示します。

形式はNumと同じです。

-n Num_from-Num_to:

Num_from-Num_to間に該当する返答要求を表示します。形式はNumと同じです。

範囲指定条件の開始値が終了値より大きい場合、パラメタエラーとなります。

省略された場合は、すべてのメッセージを表示します。

復帰値

0:

正常終了しました。

1:

出力するログはありませんでした。

201:

パラメタエラーが発生しました。

211:

Open ReplyMessageサービスと接続できません。

212:

Open ReplyMessageサービスへの返答ログ一覧送信要求は送信できませんでした。

213:

Open ReplyMessageサービスからの返答ログ一覧を受信できませんでした。

245:

実行権限がありません。

255:

予期せぬエラーが発生しました。

コマンド格納場所

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

使用例1

ディレクトリ/workに過去の返答要求メッセージ、返答内容をすべて表示します。

/opt/systemwalker/bin/ORMViewReplylog /work

使用例2

ディレクトリ/workに過去の返答要求メッセージ、返答内容の中から返答要求元名がApp01であり返答識別番号が00030以降のものをすべて出力します。

/opt/systemwalker/bin/ORMViewReplylog /work -a App01 -n 00030-

実行結果/出力形式

返答ログは、CSV形式で出力されます。

出力される内容は以下の通りです。

1列目:

ログ内容識別子

RECV_REQUEST: 返答要求メッセージを受信

RECV_RESPONSE: 返答内容を受信

2列目:

ログの内容

REQUEST: 返答要求メッセージを示す

INFORMATION: ORMMessae関数によるメッセージを示す

RESPONSE: 返答内容を示す

3列目:

日時

4列目:

返答識別番号

ただし、INFORMATIONのときは、空白

5列目:

要求元

RESPONSEのとき、ORMResponseコマンドの実行ユーザがroot以外の場合は、括弧内にユーザ名を表示

6列目:

メッセージテキストまたは返答内容