機能説明
指定されたディレクトリ内の修正適用管理簿ファイルごとにアップデートサイトと通信し、未適用修正情報を取得します。
記述形式
cmgetal | -i 修正適用管理簿ファイル配置ディレクトリ名 -o 結果出力先ディレクトリ名 [-s パスワードファイル名] |
オプション
修正適用管理簿ファイルが配置されているディレクトリ名を、200文字以内のフルパスで指定します。フルパスには、英数字だけ指定できます。cmgetalコマンドは、本オプションで指定されたディレクトリ内にある修正適用管理簿ファイルを元にアップデートサイトと通信し、未適用修正情報を取得します。
アップデートサイトと通信し、未適用修正情報を取得した結果を格納するディレクトリを、200文字以内のフルパスで指定します。フルパスには、英数字だけ指定できます。
本オプションでは、存在しないディレクトリを指定する必要があります。存在するディレクトリを指定された場合には、エラーメッセージを出力して処理を中断します。
未適用修正情報をサイレントモードで取得します。
アップデートサイトと通信する場合に使用するユーザ名/パスワードを設定したファイル名を、200文字以内のフルパスで指定します。フルパスには、英数字だけ指定できます。このファイルは、cmsrmpwdコマンドで作成可能です。
復帰値
正常終了
パラメタエラー
内部異常 (メモリ不足などでの異常)
内部異常 (アップデートサイトコマンドで発生した異常)
参照
実行に必要な権限/実行環境
Administrator権限が必要です。
インターネット接続端末で、UpdateAdvisorがインストールされている環境(Windows Vista以降)において実行可能です。
本コマンドは、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
注意事項
本コマンドは、[ソフトウェア修正管理]画面から[最新修正情報の取得]を実行すると、運用管理サーバの作業ディレクトリ配下に出力されます。使用する場合は、運用管理サーバの作業ディレクトリ配下から本コマンドをインターネット接続端末へコピーしてください。
本コマンドは、Windows Vista以降で使用可能です。使用できるコンピュータのスペックは、運用管理クライアントと同様です。
本コマンドは、ネットワーク経由で未適用修正情報をダウンロードする関係上、管理対象サーバ数またはネットワーク状況によっては、実行時間が非常に長くなる場合があります。本コマンドの実行を途中で停止したい場合は、本コマンドを起動したコマンドプロンプト上でCTRL+Cを押し、コマンドを中断してください。CTRL+Cで途中停止した情報は、cmimpal(最新修正情報移入コマンド)による移入操作は行えません。未適用修正情報を獲得する対象サーバ数を減らすなどの措置を行ったうえで、再度、cmgetal(最新修正情報取得コマンド)を実行してください。なお、CTRL+Cを押すと本コマンドは停止しますが、実際に処理が停止するまでには、ある程度の時間がかかる場合があります。
本コマンドの二重起動はできません。
UpdateAdvisor(ミドルウェア)を使用中に本コマンドを使用したり、逆に本コマンドを使用中にUpdateAdvisor(ミドルウェア)を使用したりすることはできません。
本コマンドを使用中に、cmdlmodコマンドを使用することはできません。
使用例
運用管理サーバで移出された修正適用管理簿ファイルが格納されているディレクトリをc:\swsrm\uamdicとします。また、出力先ディレクトリをc:\swsrm\outputとします。
C:\> cmgetal -i c:\swsrm\uamdic -o c:\swsrm\output ユーザー名: ..... <RETURN> パスワード: ..... <RETURN>
上記のコマンドを実行すると、c:\swsrm\uamdicディレクトリに格納されている修正適用管理簿ファイルを元にアップデートサイトとの通信を行い、最新の修正情報を取得し、c:\swsrm\outputディレクトリに結果を格納します。
コマンドを起動後、上記のようにユーザ名とパスワードを入力します。アップデートサイトに接続するためのユーザ名とパスワードを入力してください。
実行結果/出力形式
-oオプションで指定されたディレクトリには、cmgetal.logという名前のログファイルが出力されます。
以下の文字列が標準出力に出力されます。
正常に終了しました。
以下の文字列(実行結果1~実行結果17)が標準出力に出力されます。
また、UpdateAdvisor コマンドによる異常発生時には、以下のようなメッセージが出力され、UpdateAdvisor コマンドの実行結果がログに出力されるので、あわせて参照してください。
Fujitsu Update Advisor が出力したエラーメッセージについては、%sを参照してください。
実行結果1
パス名はフルパスで指定してください。
実行結果2
-iで指定されたディレクトリが存在しないかアクセス権がありません。
実行結果3
-iで指定されたディレクトリのパスが200文字を超えています。
実行結果4
-oで指定されたディレクトリが存在しないかアクセス権がありません。
実行結果5
-oで指定されたディレクトリのパスが200文字を超えています。
実行結果6
-sで指定されたファイルが存在しないかアクセス権がありません。
実行結果7
-sで指定されたファイルのパスが200文字を超えています。
実行結果8
パス名には半角英数字しか使用できません。
実行結果9
指定されたディレクトリに運用管理サーバより移出されたデータが存在しません。
実行結果10
-oで存在するパスを指定することは出来ません。
実行結果11
出力ディレクトリの作成、または出力ディレクトリへのアクセスに失敗しました。
実行結果12
ユーザ名またはパスワードの指定がありません。
実行結果13
メモリ不足です。必要メモリ資源の獲得に失敗しました。
実行結果14
Fujitsu Update Advisor が使用可能な状態ではありません。(ErrCode = %d)
UpdateAdvisor がインストールされているか確認してください。また、Windows Vista以降の場合は、管理者権限で起動されたコマンドプロンプトより起動しているかも併せて確認してください。
実行結果15
Fujitsu Update Advisor の2重起動を検出しました。 処理を続行するには Fujitsu Update Advisor の使用を中断してください。
実行結果16
以下に示す未適用修正のリリースノートのダウンロードに失敗しました。
実行結果17
実行権限がありません。Administrators権限を持つユーザでローカルコンピュータにログオンしなおして再度実行してください。 または、システム環境に異常がないか確認後、再度実行してください。
実行結果18
運用管理サーバとインターネット接続端末のFujitsu UpdateAdvisorの言語種別が異なっています。 運用管理サーバと同じ言語種別のFujitsu UpdateAdvisorがインストールされたインターネット接続端末で実行してください。(ErrCode = %d)。