機能説明
本コマンドは、Webサーバをセットアップします。
記述形式
mpwebsetup | [ -u ] |
オプション
Webサーバをアンセットアップします。
オプションを省略した場合は、Webサーバをセットアップします。
また、Webサーバのアンセットアップによりhttpd.confの定義は初期化されます。そのため、デフォルトポート番号の変更やSSL暗号化通信の設定でhttpd.confを編集していた場合、アンセットアップ後に再度セットアップを行ってもそれらの編集は行われていない状態になります。
アンセットアップ前のhttpd.confは以下のファイルに退避されているため、再度セットアップする場合は必要に応じて退避されたファイルを参考にhttpd.confを編集し直してください。
【Windows】
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpahs\conf\httpd.conf.websv.bak |
【UNIX】
/opt/FJSVftlc/mpahs/conf/httpd.conf.websv.bak |
復帰値
正常終了
異常終了
内部エラー
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\bin |
UNIX | /opt/FJSVftlc/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows版】
Administrator権限が必要です。
本コマンドは、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
運用管理サーバで実行可能です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
注意事項
製品インストール直後など、すでにセットアップが実施されている状態で実行された場合、セットアップを行わず正常終了します。
セットアップ実施後、設定を有効にするにはSystemwalker Centric Managerを再起動してください。
なお、Systemwalker Operation Managerが同一マシンにインストールされている環境では、必ず「a」オプションを指定して、Systemwalker Operation Managerのサービスも同時に再起動してください。
【Windows版】
pcentricmgr /a(注)
【UNIX版】
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr -a(注)
Systemwalker Operation Managerと一緒にインストールされている環境の場合に指定するオプションです。本オプションを指定した場合、Systemwalker Operation Managerも同時に停止します。
【Windows版】
scentricmgr /a(注)
【UNIX版】
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr -a(注)
Systemwalker Operation Managerと一緒にインストールされている環境の場合に指定するオプションです。本オプションを指定した場合、Systemwalker Operation Managerも同時に起動します。
使用例1
Webサーバをセットアップします。
mpwebsetup
使用例2
Webサーバをアンセットアップします。
mpwebsetup -u
実行結果/出力形式
標準出力に以下のメッセージが出力されます。
mpwebsetup コマンドは正常に終了しました。
標準エラー出力に以下のメッセージが出力されます。
実行結果1
Webサーバの使用するポートが既に使用されています。(ポート番号:%1)
%1:Webサーバが使用するポートのうち、すでに使用されているポート番号
複数のポートが該当する場合は、以下の例のように、「,_」(_は半角空白)で区切って複数のポート番号が列挙されます。
例)
「9800, 9801, 9805」
実行結果2
Webサーバのセットアップに失敗しました。
実行結果3
Webサーバのセットアップまたは設定変更が既に開始されています。
実行結果4
定義の保存に失敗しました。(ファイル名:%1)
%1:保存に失敗した定義ファイルのパス
実行結果5
【UNIX版】
自ホスト名の名前解決に失敗しました。
実行結果6
【UNIX版】
自ホスト名に対してループバックアドレスが定義されています。