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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.234 mppolgrpadm(ポリシーグループの操作コマンド)

機能説明

本コマンドは、監視ポリシーおよびセキュリティポリシーとして登録されているポリシーグループの配付およびポリシーグループの配付先ホストの表示、追加、削除を行います。

本コマンドによりポリシーグループの配付または配付先の変更が行われた場合、Systemwalkerコンソールから同様の操作を行った場合と同等のログがCentric Managerの監査ログファイルに出力されます。

記述形式

mppolgrpadm

DISTRIBUTE {-m [groupname] | -s [groupname]} [-x]

mppolgrpadm

HOSTGET {-m groupname | -s groupname}

mppolgrpadm

HOSTUPDATE filename {-m groupname | -s groupname} [-u]

mppolgrpadm

HOSTADD hostname {-m groupname | -s groupname} [-u]

mppolgrpadm

HOSTDELETE hostname {-m groupname | -s groupname} [-u]

オプション

DISTRIBUTE:

ポリシー配付をします。本コマンドでポリシー配付をした場合、ポリシー配付後に配付先のサービスが再起動されます。

HOSTGET:

ポリシーグループの配付先として割り当てられたホスト名の一覧を表示します。

HOSTUPDATE filename:

ポリシーグループの配付先として割り当てられたホストを、filename で指定したファイルの内容に更新します。

本オプションを使用する場合、配付先のホスト名を以下の通り1行ごとに記述したファイルを作成し、filename にフルパスまたは相対パスで指定します。

)

Node1
Node2
Node3

作成するファイルの格納先およびファイル名は任意です。

入力ファイルの文字コードは、Systemwalker Centric Managerの動作環境の文字コード(OSの文字コード)と同一にしてください。

また、指定するホスト名はSystemwalkerに登録されているホスト名です。Systemwalkerコンソールで該当ノードの[ノードプロパティ]を開き、[ネットワークタブ]の[ホスト名]の欄で確認できます。

HOSTADD hostname:

ポリシーグループの配付先にhostname で指定したホストを割り当てます。

指定するホスト名はSystemwalkerに登録されているホスト名です。Systemwalkerコンソールで該当ノードの[ノードプロパティ]を開き、[ネットワークタブ]の[ホスト名]の欄で確認できます。

HOSTDELETE hostname:

ポリシーグループの配付先からhostname で指定したホストを削除します。

指定するホスト名はSystemwalkerに登録されているホスト名です。Systemwalkerコンソールで該当ノードの[ノードプロパティ]を開き、[ネットワークタブ]の[ホスト名]の欄で確認できます。

-m [groupname]:

groupname で指定した監視ポリシーのグループを操作します。

DISTRIBUTE 指定の場合、groupname省略可能です。省略時は監視ポリシーのすべてのポリシーグループを配付します。

-s [groupname]:

groupname で指定したセキュリティポリシーのグループを操作します。

DISTRIBUTE 指定の場合、groupname は省略可能です。省略時はセキュリティポリシーのすべてのポリシーグループを配付します。

-x:

ポリシー配付失敗の詳細情報をXML形式で出力します。本オプションはDISTRIBUTE 指定の場合にだけ使用可能です。

本オプションを指定しなかった場合、ポリシー配付失敗の詳細情報は空白区切りの形式で出力されます。

各出力形式の詳細については、“ポリシー配付エラー情報”の説明を参照してください。

-u:

配付先の変更で以下の場合に出力される警告メッセージを抑止します。

  • HOSTUPDATEで指定された配付先ホストの一覧がコマンド実行前の配付先と同一のため変更を行わなかった場合

  • HOSTADDで指定されたホストはすでに対象ポリシーグループの配付先に設定されていたため変更を行わなかった場合

  • HOSTDELETEで指定されたホストは対象ポリシーグループの配付先に設定されていなかったため変更を行わなかった場合

本オプションはHOSTUPDATE、HOSTADD、またはHOSTDELETE指定の場合に使用可能です。

本オプションを指定しなかった場合、上記の場合に以下の警告メッセージが出力されます。

mppolgrpadm: WARNING: 00003: No changes were made to the policy distribution destination.

本オプションは、同一のファイルを使用して定期的にHOSTUPDATEを行うなど、警告メッセージの出力があらかじめ想定される運用の場合に使用します。

復帰値

0:

コマンドが正常終了しました。

1:

警告があります。

-uオプションを指定した場合、この復帰値は使用されません。

警告の内容および出力される条件は-uオプションの説明を参照してください。

2:

DISTRIBUTE指定でポリシー配付に失敗したポリシーがあります。

3:

Systemwalkerコンソールで[監視ポリシー[管理]]画面または[セキュリティポリシー[管理]]画面を表示中、または、本コマンドが別プロセスで実行中のため、処理を行えませんでした。

4:

Systemwalker Centric Managerのサービスが未起動のため、処理を行えませんでした。

5:

コマンドが異常終了しました。

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows版】

【UNIX版】

注意事項

使用例

実行結果/出力形式

ポリシー配付エラー情報

ポリシー配付エラー情報の出力形式は以下のとおりです。