機能説明
全体監視サーバで、監視対象となる各運用管理サーバが監視するグローバルサーバを監視するためには、各運用管理サーバのグローバルサーバおよびSVPMのフォルダ情報を全体監視サーバのフレームワークデータベースに登録します。
本コマンドは、監視対象となる運用管理サーバからグローバルサーバおよびSVPMのフォルダ情報を移出し、全体監視サーバに移入します。
記述形式
MpFwfldrio | -o filename|-I filename [-s sitename] |
オプション
フレームワークデータベースに登録されているグローバルサーバおよびSVPMのフォルダ情報を指定されたファイルに出力します。既存のファイル名は指定できません。
-oオプションで作成したファイルから、グローバルサーバおよびSVPMのフォルダ情報をフレームワークデータベースに登録します。
-i オプション指定時のみ設定可能です。マルチサイト型全体監視運用の場合に、被監視運用管理サーバのサイト名(管理ドメイン名)を設定します。
復帰値
正常終了。
異常終了。オプション指定が誤っているか、内部処理でエラーを検出しました。
参照
コマンド格納場所
Solaris | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
注意事項
フォルダ情報の移出(-o)は、監視対象となる運用管理サーバでの全体監視設定、およびグローバルサーバを監視するための環境定義が完了している状態で実行してください。
フォルダ情報の移入(-I)は、全体監視サーバでの全体監視設定が完了している状態で実行してください。
登録したフォルダ情報を有効とするためには、全体監視サーバ上でSystemwalker Centric Managerを再起動してください。
使用例1
MpFwfldrio -o /tmp/folder.tmp
使用例2
グローバルサーバおよびSVPMのフォルダ情報をファイルからフレームワークデータベースに登録します。
MpFwfldrio -i /tmp/folder.tmp
使用例3
マルチサイト型全体監視運用時に、グローバルサーバおよびSVPMのフォルダ情報を、ファイルからフレームワークデータベースに登録します。
MpFwfldrio -i /tmp/folder.tmp -s siteA