機能説明
ノードの新規追加や削除、IPアドレスの変更があった場合、また、登録外のMACアドレスを検出した場合に、その旨をメッセージで通知するように設定します。
記述形式
mpfwdset | -i -f filename [-m MAC_address_column | -s subnet_address_column] |
mpfwdset | -o [-f filename] |
mpfwdset | -n on|off |
オプション
ノード変更監視の設定を変更します。
ノード変更監視の設定を出力します。-fオプションを指定した場合は、ファイルに出力します。-fオプションの指定がない場合は、標準出力に表示します。
通常は、ノード変更設定監視ファイルを指定します。-iオプションで設定を変更する場合は、-mオプション、または-sオプションと併用して任意のCSVファイルを指定することができます。
ネットワークへの接続を許可しようとするMACアドレスを含む任意の形式のCSVファイルを-fオプションで指定した場合に、MACアドレスがそのCSVの第何項目であるかを数値で指定します。
例えば、ノード構成情報CSVファイルを-fオプションで指定する場合は、-m 26 とします。
監視対象にしようとするサブネットアドレスを含む任意の形式のCSVファイルを-fオプションで指定した場合に、サブネットアドレスがそのCSVの第何項目であるかを数値で指定します。
例えば、フォルダ構成情報CSVファイルを-fオプションで指定する場合は、-s 8 とします。
新規に登録したノードをイベント通知する設定の、する(on)/しない(off)を切り替えます。現在の設定を確認するには、-oオプションで出力されるDETECT1項目を参照してください。
復帰値
正常終了
異常終了
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
Solaris | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
注意事項
ノード変更監視設定ファイルの形式などに誤りがあると、設定は変更されないことがあります。ノード変更監視の設定を変更した場合、設定を出力して意図したとおりになっているか確認することをおすすめします。
DHCPノード(Systemwalkerコンソールのネットワークフォルダで設定されているDHCPアドレスの範囲のノード)は、ノード変更監視の対象外です。DHCPノードは、DHCPクライアント監視機能を使用して監視することができます。
Windowsの場合、本コマンドで設定変更後、mpfwdt(ノード変更監視起動停止コマンド)でノード変更監視を再起動してください。
使用例1
ノード変更監視の設定をする場合
ノード変更監視の設定内容をファイルに出力することでノード変更監視設定ファイル(detect.txt)を作成します。
mpfwdset -o -f detect.txt
ノード変更監視設定ファイル(detect.txt)を編集し、設定内容を変更します。
設定を反映します。
mpfwdset -i -f detect.txt
使用例2
ネットワークへの接続を許可しようとするMACアドレスを、Systemwalkerの構成情報から選択して設定する場合
ノード情報をノード構成情報CSVファイル(node.csv)に出力します。
mpcmcsv -m OUT -o NODE -f node.csv
ノード構成情報CSVファイル(node.csv)を編集し、許可するMACアドレスのノードを残して、ほかのノード情報の行を削除します。
ノード変更監視設定コマンドにノード構成情報CSVファイルを入力します。
mpfwdset -i -m 26 -f node.csv
ノード構成情報CSVファイルでは、MACアドレスが第26項にあるため -m オプションで 26 を指定します。
使用例3
監視対象とするサブネットアドレスを、Systemwalkerの構成情報から選択して設定する場合
フォルダ情報をフォルダ構成情報CSVファイル(folder.csv)に出力します。
mpcmcsv -m OUT -o FOLDER -f folder.csv
フォルダ構成情報CSVファイル(folder.csv)を編集し、監視対象とするサブネットアドレスのフォルダを残して、ほかのフォルダ情報の行を削除します。
ノード変更監視設定コマンドにフォルダ構成情報CSVファイルを入力します。
mpfwdset -i -s 8 -f folder.csv
フォルダ構成情報CSVファイルでは、サブネットアドレスが第8項にあるため -s オプションで 8を指定します。
実行結果/出力形式
ノード変更監視の設定内容を出力した場合、ノード変更監視設定ファイルと同じ以下の形式となります。
mpfwdset -o
# MAC address where network connection is permitted 00:0e:77:31:22:e0 00:0e:77:31:22:e3 07:20:5a:f5:69:2d 50:bd:cf:00:19:ea # Subnet address to be observed 10.124.3.0 172.100.69.128 # New registration of node Detect1 = on # IP address change of main interface Detect2 = on # Deletion of node Detect3 = off # Detection of MAC address not permitted Detect4 = on # Undetection of MAC address Detect5 = on # No reply of SNMP Agent Detect6 = off