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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.190 mpfwdset(ノード変更監視設定コマンド)

機能説明

ノードの新規追加や削除、IPアドレスの変更があった場合、また、登録外のMACアドレスを検出した場合に、その旨をメッセージで通知するように設定します。

記述形式

mpfwdset

-i -f filename [-m MAC_address_column | -s subnet_address_column]

mpfwdset

-o [-f filename]

mpfwdset

-n on|off

オプション

-i:

ノード変更監視の設定を変更します。

-o:

ノード変更監視の設定を出力します。-fオプションを指定した場合は、ファイルに出力します。-fオプションの指定がない場合は、標準出力に表示します。

-f filename:

通常は、ノード変更設定監視ファイルを指定します。-iオプションで設定を変更する場合は、-mオプション、または-sオプションと併用して任意のCSVファイルを指定することができます。

-m MAC_address_column:

ネットワークへの接続を許可しようとするMACアドレスを含む任意の形式のCSVファイルを-fオプションで指定した場合に、MACアドレスがそのCSVの第何項目であるかを数値で指定します。

例えば、ノード構成情報CSVファイルを-fオプションで指定する場合は、-m 26 とします。

-s subnet_address_column:

監視対象にしようとするサブネットアドレスを含む任意の形式のCSVファイルを-fオプションで指定した場合に、サブネットアドレスがそのCSVの第何項目であるかを数値で指定します。

例えば、フォルダ構成情報CSVファイルを-fオプションで指定する場合は、-s 8 とします。

-n on|off:

新規に登録したノードをイベント通知する設定の、する(on)/しない(off)を切り替えます。現在の設定を確認するには、-oオプションで出力されるDETECT1項目を参照してください。

復帰値

0:

正常終了

1:

異常終了

参照

ノード更監視設定ファイル

mpfwdt(ノード変更監起動停止コマンド)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】

注意事項

使用例1

ノード変更監視の設定をする場合

  1. ノード変更監視の設定内容をファイルに出力することでノード変更監視設定ファイル(detect.txt)を作成します。

    mpfwdset -o -f detect.txt
  2. ノード変更監視設定ファイル(detect.txt)を編集し、設定内容を変更します。

  3. 設定を反映します。

    mpfwdset -i -f detect.txt

使用例2

ネットワークへの接続を許可しようとするMACアドレスを、Systemwalkerの構成情報から選択して設定する場合

  1. ノード情報をノード構成情報CSVファイル(node.csv)に出力します。

    mpcmcsv -m OUT -o NODE -f node.csv
  2. ノード構成情報CSVファイル(node.csv)を編集し、許可するMACアドレスのノードを残して、ほかのノード情報の行を削除します。

  3. ノード変更監視設定コマンドにノード構成情報CSVファイルを入力します。

    mpfwdset -i -m 26 -f node.csv
    備考)

    ノード構成情報CSVファイルでは、MACアドレスが第26項にあるため -m オプションで 26 を指定します。

使用例3

監視対象とするサブネットアドレスを、Systemwalkerの構成情報から選択して設定する場合

  1. フォルダ情報をフォルダ構成情報CSVファイル(folder.csv)に出力します。

    mpcmcsv -m OUT -o FOLDER -f folder.csv
  2. フォルダ構成情報CSVファイル(folder.csv)を編集し、監視対象とするサブネットアドレスのフォルダを残して、ほかのフォルダ情報の行を削除します。

  3. ノード変更監視設定コマンドにフォルダ構成情報CSVファイルを入力します。

    mpfwdset -i -s 8 -f folder.csv
    備考)

    フォルダ構成情報CSVファイルでは、サブネットアドレスが第8項にあるため -s オプションで 8を指定します。

実行結果/出力形式

ノード変更監視の設定内容を出力した場合、ノード変更監視設定ファイルと同じ以下の形式となります。

mpfwdset -o
# MAC address where network connection is permitted
00:0e:77:31:22:e0
00:0e:77:31:22:e3
07:20:5a:f5:69:2d
50:bd:cf:00:19:ea

# Subnet address to be observed
10.124.3.0
172.100.69.128

# New registration of node
Detect1 = on

# IP address change of main interface
Detect2 = on

# Deletion of node
Detect3 = off

# Detection of MAC address not permitted
Detect4 = on

# Undetection of MAC address
Detect5 = on

# No reply of SNMP Agent
Detect6 = off