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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.184 mpduppolrs(二重化環境における従系サーバ側のポリシー情報移入コマンド)【Windows版】

機能説明

本コマンドは、運用管理サーバ二重化(連携型)環境において、構成情報の作成/変更やポリシー定義の作成/変更をして、ポリシー同期を行う際に従系サーバ側のポリシー情報の移入(復元)をします。

なお、ポリシー同期の手順の自動アクションの実行抑止、リモート操作のユーザ名設定も併せて実施します。自動アクションの実行抑止を解除する場合は、mpaosment(自動アクションの実行抑止コマンド)で行ってください。

記述形式

mpduppolrs

-b <退避先ディレクトリ名> [-M|-P[アクション種別]] [-u1 <リモート操作クライアントのユーザ名>] [-u2 <リモート操作エキスパートのユーザ名>] [-u3 <リモート操作モニタのユーザ名>]

オプション

-b 退避先ディレクトリ名:

ポリシー情報が退避されたディレクトリ名をフルパスで指定します。

mpduppolbk(二重化環境における主系サーバ側のポリシー情報移出コマンド)で退避したポリシー情報をコピーした従系サーバのディレクトリを指定します。

退避先ディレクトリ名は、半角英数字32文字以内で指定します。

空白を含むことはできません。

ネットワークドライブのパスを指定することはできません。

-M:

自動アクションにて、メッセージ監視アクション以外の自動アクションの実行を抑止します。

-M、-P両方のオプションを省略した場合は、自動アクションの実行は抑止されません。

-P [アクション種別]:

自動アクションにて、実行を抑止する自動アクションの種別を個別に指定します。アクションの指定をすべて省略した場合は、すべての自動アクションの実行を抑止します。

アクション種別

アクション

m

メッセージ監視

p

ショートメール

l

メール

u

ポップアップ

a

音声通知

e

イベントログ出力

g

アプリケーション起動

r

リモートコマンド

s

SNMPトラップ

-M、-P両方のオプションを省略した場合は、自動アクションの実行は抑止されません。

-u1 リモート操作クライアントのユーザ名:

リモート操作クライアントを利用している場合、従系サーバでのリモート操作クライアントのユーザ名を指定します。

ユーザ名は、16バイト以内の文字列を指定します。ユーザ名としてダブルクォーテーション( " )は使用できません。ただし、空白を含むユーザ名の場合、ダブルクォーテーション( " )で囲みます。

-u2 リモート操作エキスパートのユーザ名:

リモート操作エキスパートを利用している場合、従系サーバでのリモート操作エキスパートのユーザ名を指定します。

ユーザ名は、16バイト以内の文字列を指定します。ユーザ名としてダブルクォーテーション( " )は使用できません。ただし、空白を含むユーザ名の場合、ダブルクォーテーション( " )で囲みます。

-u3 リモート操作モニタのユーザ名:

リモート操作モニタを利用している場合、従系サーバでのリモート操作モニタのユーザ名を指定します。

ユーザ名は、16バイト以内の文字列を指定します。ユーザ名としてダブルクォーテーション( " )は使用できません。ただし、空白を含むユーザ名の場合、ダブルクォーテーション( " )で囲みます。

復帰値

0:

コマンドが正常終了しました。

3:

mpbkc(バックアップコマンド)/mprsc(リストアコマンド)/mppolclone(ポリシー複製コマンド)/mppolcopy(ポリシー同期コマンド)/運用環境保守ウィザードが実行中のため、処理できませんでした。

4:

Systemwalker Centric Managerのサービスが未起動のため、処理できませんでした。

5:

指定したオプションが正しくありません。

6:

コマンドの実行権限がありません。

7:

コマンドが実行可能な環境ではありません。

8:

上記以外の異常終了

参照

mpduppolbk(二重化環境における主系サーバ側のポリシー情報移出コマンド)

mpaosment(自動アクションの実行抑止コマンド)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\Common

実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用例

実行結果/出力形式

mpduppolrs: INFO: 0001: 従系サーバのポリシー情報移入処理を開始しました。
mpduppolrs: INFO: 0003: mppolcopyコマンドの実行を開始しました。
mpduppolrs: INFO: 0004: mppolcopyコマンドの実行が終了しました。
mpduppolrs: INFO: 0003: mpaosmentコマンドの実行を開始しました。
mpduppolrs: INFO: 0004: mpaosmentコマンドの実行が終了しました。
mpduppolrs: INFO: 0003: scentricmgrコマンドの実行を開始しました。
mpduppolrs: INFO: 0004: scentricmgrコマンドの実行が終了しました。
mpduppolrs: INFO: 0003: mpcmmovコマンドの実行を開始しました。
mpduppolrs: INFO: 0004: mpcmmovコマンドの実行が終了しました。
mpduppolrs: INFO: 0003: mpdrpspmコマンドの実行を開始しました。
mpduppolrs: INFO: 0004: mpdrpspmコマンドの実行が終了しました。
mpduppolrs: INFO: 0005: アプリケーション管理のポリシー反映を開始しました。
mpduppolrs: INFO: 0006: アプリケーション管理のポリシー反映が終了しました。
mpduppolrs: INFO: 0007: リモート操作クライアントのユーザ名の設定を開始しました。
mpduppolrs: INFO: 0008: リモート操作クライアントのユーザ名の設定が終了しました。
mpduppolrs: INFO: 0009: リモート操作エキスパートのユーザ名の設定を開始しました。
mpduppolrs: INFO: 0010: リモート操作エキスパートのユーザ名の設定が終了しました。
mpduppolrs: INFO: 0011: リモート操作モニタのユーザ名の設定を開始しました。
mpduppolrs: INFO: 0012: リモート操作モニタのユーザ名の設定が終了しました。
mpduppolrs: INFO: 0002: 従系サーバのポリシー情報移入処理が正常に終了しました。

コマンドのオプション指定に誤りがあった場合、以下のUSAGEが出力されます。

USAGE: mpduppolrs -b <backup dir> [-M|-P[<action_type>]] [-u1 <client_username>] [-u2 <expert_username>] [-u3 <monitor_username>]