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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.183 mpduppolbk(二重化環境における主系サーバ側のポリシー情報移出コマンド)【Windows版】

機能説明

本コマンドは、運用管理サーバ二重化(連携型)環境において、構成情報の作成/変更やポリシー定義の作成/変更をして、ポリシー同期を行う際に主系サーバ側のポリシークローニング、ポリシー配付、ポリシー情報の移出(退避)をします。

記述形式

mpduppolbk

-b <退避先ディレクトリ名> -h1 <主系サーバのホスト名> -h2 <従系サーバのホスト名> [-f]

オプション

-b 退避先ディレクトリ名:

ポリシー情報を退避するディレクトリ名をフルパスで指定します。

指定したディレクトリが存在しない場合は自動的に作成されます。

退避先ディレクトリ名は、半角英数字32文字以内で指定します。

空白を含むことはできません。

ネットワークドライブのパスを指定することはできません。

退避先ディレクトリは空のディレクトリを指定します。

-h1 主系サーバのホスト名:

主系サーバのホスト名を指定します。ホスト名は物理IPアドレスに対するホスト名(ノードプロパティのホスト名)を指定します。

-h2 従系サーバのホスト名:

従系サーバのホスト名を指定します。ホスト名は物理IPアドレスに対するホスト名(ノードプロパティのホスト名)を指定します。

-f:

-bオプションに指定した退避先ディレクトリ配下に、過去の退避資源が存在していた場合、過去の退避資源を削除して処理を行います。

復帰値

0:

コマンドが正常終了しました。

1:

ポリシー配付に失敗したポリシーがあります。

2:

Systemwalkerコンソールで[監視ポリシー[管理]]画面または[セキュリティポリシー[管理]]画面を表示中、または、mppolgrpadm(ポリシーグループの操作コマンド)が別プロセスで実行中のため、処理できませんでした。

3:

mpbkc(バックアップコマンド)/mprsc(リストアコマンド)/mppolclone(ポリシー複製コマンド)/mppolcopy(ポリシー同期コマンド)/運用環境保守ウィザードが実行中、または本コマンドがすでに実行中のため、処理できませんでした。

4:

Systemwalker Centric Managerのサービスが未起動のため、処理できませんでした。

5:

指定したオプションが正しくありません。

6:

コマンドの実行権限がありません。

7:

コマンドが実行可能な環境ではありません。

8:

上記以外の異常終了

参照

mpduppolrs(二重化環境における従系サーバ側のポリシー情報移入コマンド)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\Common

実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用例

実行結果/出力形式

mpduppolbk: INFO: 0001: 主系サーバのポリシー情報移出処理を開始しました。
mpduppolbk: INFO: 0003: mppolcloneコマンドの実行を開始しました。
mpduppolbk: INFO: 0004: mppolcloneコマンドの実行が終了しました。
mpduppolbk: INFO: 0003: mppolcloneコマンドの実行を開始しました。
mpduppolbk: INFO: 0004: mppolcloneコマンドの実行が終了しました。
mpduppolbk: INFO: 0005: 監視ポリシーの配付を開始しました。
mpduppolbk: INFO: 0006: 監視ポリシーの配付が終了しました。
mpduppolbk: INFO: 0007: セキュリティポリシーの配付を開始しました。
mpduppolbk: INFO: 0008: セキュリティポリシーの配付が終了しました。
mpduppolbk: INFO: 0003: mppolcopyコマンドの実行を開始しました。
mpduppolbk: INFO: 0004: mppolcopyコマンドの実行が終了しました。
mpduppolbk: INFO: 0002: 主系サーバのポリシー情報移出処理が正常に終了しました。

コマンドのオプション指定に誤りがあった場合、以下のUSAGEが出力されます。

USAGE: mpduppolbk -b <backup dir> -h1 <main hostname> -h2 <sub hostname> [-f]