機能説明
監査ログ管理の管理情報を、指定した論理ホスト単位で、指定した退避先ディレクトリから復元します。
記述形式
mpatmcsrs | -H 論理ホスト名 -b 退避先ディレクトリのフルパス名 |
オプション
復元したい定義ファイルと管理簿ファイルに関係する論理ホスト名を指定します。
mpatmcsset(共有ディスク上のログ収集設定コマンド)の-Hオプションに指定した論理ホスト名を指定します。
ASCII(128文字以内)で指定します。空白を含めた指定はできません。
退避先ディレクトリをフルパスで指定します。
ASCII(80文字以内)で指定します。
退避先ディレクトリには、mpatmcsbk(共有ディスク上のログ収集情報退避コマンド)で指定した退避先ディレクトリを指定します。
ディレクトリ名の最後にファイルセパレータ(Windowsの場合「\」、UNIXの場合「/」)を指定した場合はエラーとなります。
復帰値
リストアが正常終了しました。
リストアがエラー終了しました。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Systemwalkerセキュリティ管理者の権限が必要です。
Systemwalkerセキュリティ管理者はAdministratorsグループに所属している必要があります。
64bit版のWindowsに32ビットのSystemwalker Centric Managerを導入した場合は、Administrator権限が必要です。
本コマンドは、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバで実行可能です。
運用管理サーバ上で実行する場合は、「Systemwalker ACL Manager」サービスが起動されている必要があります。
【Solaris】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバで実行可能です。
【Linux】
Systemwalkerセキュリティ管理者の権限が必要です。
運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバで実行可能です。
運用管理サーバ上で実行する場合は、「MpFwsec」デーモンが起動されている必要があります。
注意事項
必要な権限を持ったユーザIDで本コマンドを実行してください。
クラスタ環境だけデータの復元を行います。
本コマンドを実行するサーバに、本コマンドで指定する論理ホスト名に対する共有ディスクがオンラインになっている必要があります。
本コマンドは、以下のコマンドや処理を実行中の場合、実施できません。
ファイル転送情報定義コマンド(mpatmtrsdef)
ログ収集情報定義コマンド(mpatmlogdef)
ログ収集設定コマンド(mpatmlogapdef)
ログ収集コマンド(mpatmlog)
ログ情報削除コマンド(mpatmdelap)
サーバ種別設定コマンド(mpatmsvrtypedef)
収集ログ二次媒体複写先設定コマンド(mpatmmediadef)
ログ収集中
ポリシー適用中
共有ディスク上のログ収集情報退避コマンド(mpatmcsbk)
共有ディスク上のログ収集情報復元コマンド(mpatmcsrs)
共有ディスク上のログ収集設定コマンド(mpatmcsset)
共有ディスク上のログ収集設定解除コマンド(mpatmcsunset)
使用例
論理ホスト:LogServer1のデータを復元します。
mpatmcsrs -H LogServer1 -b D:\bkdata
実行結果/出力形式
mpatm: 情報: 2: mpatmcsrsコマンドを開始します。 [警告メッセージ、エラーメッセージを標準エラーに出力します]