Systemwalkerコンソールからインベントリ情報を収集するには、あらかじめ運用管理サーバで資源配付およびインストールレス型エージェント監視の設定をしてください。
以下に、資源配付およびインストールレス型エージェント監視の設定手順とインベントリ情報の収集手順を示します。
資源配付の設定手順
資源配付サーバがインストールされているノードに対してインベントリ収集する場合に、必要になります。
“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編”の“インベントリデータベースへの格納方法”を参照してください。
インストールレス型エージェント監視の設定手順
資源配付サーバがインストールされていないノードに対してインベントリ収集する場合に、必要になります。
“[監視ポリシー]の設定”の“インストールレス型エージェント監視”を参照してください。
インベントリ情報の収集手順
ポリシーを配付した後、コマンドから任意のタイミングでのインベントリ情報を収集します。
ノード選択またはフォルダ選択による収集
[Systemwalkerコンソール[監視]]を起動します。
収集対象のノードまたはフォルダを1つだけ選択し、以下のどちらかの操作を行います。
[オブジェクト]メニューから[インベントリ情報の収集]を選択します。
右クリックで表示されるポップアップメニューから[インベントリ情報の収集]を選択します。
インベントリ収集が完了すると、作業完了を通知するダイアログボックスが表示されます。
コマンドによる収集
コマンドプロンプトから以下のインベントリ収集コマンドを実行します。
cmcolinv -t <ホスト名またはIPアドレス>
インベントリ収集コマンドの実行が終了した後、インベントリ収集実行結果ファイルを参照することにより、インベントリ収集を確認できます。
インベントリ収集コマンドおよびインベントリ収集実行結果ファイルについては、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”の“cmcolinv(インベントリ収集コマンド)”および“インベントリ収集実行結果ファイル”を参照してください。
インベントリを収集できる条件
ノード選択の場合
選択しているノードが以下の条件を満たす必要があります。
接続先の運用管理サーバが二重化システム(連携型)以外であること。
ノードを複数選択していないこと。
選択したノードがサイトフォルダに属していないこと。
選択したノードで、以下のどちらかの条件を満たすこと。
資源配付サーバがインストールされていない。
V13.1.0以降のSystemwalker Centric Managerかつ 資源配付サーバがインストールされている。
ただし、使用中のSystemwalkerコンソールが接続している運用管理サーバからは、インベントリ情報の収集は行いません。
フォルダ選択の場合
選択しているフォルダが以下のすべての条件を満たす必要があります。
接続先の運用管理サーバが二重化システム(連携型)以外であること。
フォルダを複数選択していないこと。
サイトフォルダを選択していること。
コマンドの場合
指定したノードが以下の条件を満たす必要があります。
指定したノードがサイトフォルダに属していないこと。
選択したノードで、以下のどちらかの条件を満たすこと。
資源配付サーバがインストールされていない。
V13.1.0以降のSystemwalker Centric Manager かつ 資源配付サーバがインストールされている。
運用管理サーバでインベントリ収集を行う場合
ログインユーザに以下のロールまたは権限のどれかが付与されている必要があります。
Administrator
DistributionAdmin
DistributionOperation
インストールレス型エージェント監視でインベントリ収集を行う場合
インストールレス型エージェント監視によるインベントリ収集(デプロイ方式)で、ソフトウェア辞書情報収集(Windows系OS用)やレジストリ情報収集を行う場合、時間がかかり、収集処理が途中で終了することがあります。
その場合、cmaglenv(インストールレス型エージェント監視サーバ設定コマンド)を使って、インベントリ収集タイムアウト時間を増やすことで解消できます。
また、収集対象のサーバ/クライアントが高負荷状態のときにタイムアウトが発生し、インベントリ情報が収集できない場合は、CPU負荷の低い時間帯にインベントリ収集を実施するようスケジュールを設定してください。