イベント発生時にポップアップメッセージで通報します。
アクションとしてポップアップメッセージを指定する
イベント発生時にポップアップメッセージを行うために、[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]の[アクション定義(詳細)]-[ポップアップ]ダイアログボックスで、[ポップアップメッセージによる通知を行う]をチェックして設定します。
ポップアップメッセージを送信する
ポップアップメッセージを送信すると、システムログに以下のイベントが出力されます。このイベントの説明には、ポップアップメッセージに送信するメッセージが出力されます。%MSGを使用してポップアップメッセージを送信した場合、イベントを監視する条件にメッセージで特定する条件を設定していると、以下のイベントと一致することになり、アクションの実行がループする場合があります。監視する条件を見直すか、同一アクションの抑止機能を設定してください。
イベントログの種類: | システムログ |
---|---|
ソース: | Application Popup |
イベントID: | 26 |
ポップアップメッセージアクションは未起動コンピュータや登録されていないコンピュータ名を宛先に設定した場合、またはLANケーブルが接続されていないなどの通信異常の場合、ポップアップメッセージによる通知は行われませんが、アクションは正常終了します。
ポップアップメッセージアクションが正常終了となるにもかかわらず、ポップアップメッセージが通知されない場合は、[アクション環境設定]ダイアログボックス-[アクション実行先]で指定したホスト上でWindows(R)の「NET SEND」コマンドを実行し、ポップアップメッセージの通知ができる環境が整っていることを確認してください。
アクションとしてポップアップメッセージを使用する場合の環境設定
イベント発生時にポップアップメッセージで通報するためには、アクション実行先を[アクション環境設定(詳細)]-[アクション実行先]で設定します。
ポップアップメッセージの実行先を設定する
UNIXサーバでポップアップメッセージを実行する場合は、アクションの実行先にWindows(R)コンピュータを指定します。
UNIXサーバでアクションの実行先をWindows(R)コンピュータにする場合、またはポップアップメッセージを別のWindows(R)コンピュータで実行する場合、[アクション環境設定(詳細)]ダイアログボックスの[アクション実行先]で、アクションを実行するホスト名を設定します。
ポップアップメッセージで通報をするためには、アクションの実行先および通知先に指定するコンピュータのWindows OSについて、以下の条件が必要です。電源制御の終了通知も同様です。
実行先および通知先に以下のいずれかの製品がインストールされている
Systemwalker Centric Manager
クライアント[選択オプション:アクション実行(音声通知)]
運用管理クライアント[選択オプション:アクション実行(音声通知)]
業務サーバ(エージェントライセンス、イベント監視エージェントライセンス)
部門管理サーバ
運用管理サーバ
Systemwalker Operation Manager
以下のユーザで事前にログオンしている
運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、運用管理クライアント
DmAdmin、DmOperation、DmReferenceグループに所属しているユーザ
クライアント
Authenticated Usersグループに所属しているユーザ
Windows OSに複数のユーザがログオンしている場合
このコンピュータをポップアップの通知先に指定している場合、最初にログオンしたユーザに通知されます。最初にログオンしたユーザ以外のユーザで、Systemwalker Centric Manager の停止(pcentricmgr.exe)、起動(scentricmgr.exe)を行った場合、以後、このユーザにポップアップが通知されます。
また、このコンピュータをアクション実行先ホストとして使用している場合、最初にログオンしたユーザは、常にログオンし続ける状態にする必要があります。
最初にログオンしたユーザ以外のユーザで、Systemwalker Centric Manager の停止(pcentricmgr.exe)、起動(scentricmgr.exe)の操作を行った場合、この操作を行ったユーザは常にログオンし続ける状態にする必要があります。
起動したユーザがログオフする場合は、ログオフした後、ログオン中の別のユーザで起動コマンドを実施してください。
なお、以下の操作を行った場合に実行される Systemwalker Centric Managerの停止、起動においても同様です。
運用環境保守ウィザードから、以下のどれかの操作を行った場合
運用環境の構築
運用環境の退避(退避オプションの[サービスを停止せずにデータの退避を行う]を選択していない場合)
運用環境の復元
データベース拡張
mprsc(リストアコマンド)より、資産の復元を行った場合
mppolcopy(ポリシー同期コマンド)より、ポリシー情報の復元を行った場合
注意
ポップアップメッセージを表示するコンピュータについての注意事項
ポップアップメッセージを表示するコンピュータがWANで接続された先のコンピュータの場合は、ホスト名検索でタイムアウトが発生し、ポップアップメッセージが表示されない場合があります。WANで接続された先のコンピュータは指定しないでください。
通知先を複数指定している場合、すべての通知先のコンピュータと通信できる状態にあるか確認してください。ポップアップメッセージの通知先が複数指定されている場合、指定されている順番に通知を行います。電源切断などで通知先のコンピュータと通信ができない場合、タイムアウトに時間がかかるため、次の通知先へのポップアップメッセージの表示が遅れることがあります。