サーバに直接接続して環境定義を行う場合
[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[システム監視設定]を選択します。
→[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示されます。
接続先のサーバの[ホスト名]、[ユーザ名]、[パスワード]を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。
[イベント監視の条件定義]ボタンをクリックします。
→[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。
定義情報を設定します。
なお、これらの定義はポリシー設定でも設定可能なため、以下のように後から設定した定義が有効になります。
ポリシー設定により設定後、ローカル設定を行った場合は、ローカル設定で定義が置き換わります。
ローカル設定により設定後、ポリシー設定を行った場合は、ポリシー設定で定義が置き換わります。
このため、これらの定義を変更する場合は、ローカル設定、ポリシー設定のどちらか一方を利用してください。
注意
Server Core環境の場合
イベント監視の条件定義で以下のアクションを使用する場合、宛先にインストールオプションで[アクション実行]を選択した運用管理クライアント、またはクライアントを設定してください。
アクション | 宛先を指定する項目 |
---|---|
ポップアップメッセージで通報する | 宛先リスト |
音声で通知する | 音声通知を実行するホスト |
ポップアップメッセージ通知の設定方法については、“ポップアップメッセージで通報する”を参照してください。
音声通知の設定方法については、“音声で通知する”を参照してください。
クライアントで直接環境定義を行う場合
クライアントにイベント監視機能を選択インストールし、クライアントで発生するイベントを監視する場合は、以下の方法でイベント監視の定義を行います。
Administratorsグループに所属するユーザで、定義を行うクライアントにログインします。
[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[システム監視クライアント設定]を選択します。
→[システム監視クライアント設定]ダイアログボックスが表示されます。
[イベント監視の条件定義]ボタンをクリックします。
→[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。
定義情報を設定します。
なお、これらの定義はポリシー設定でも設定可能なため、以下のように後から設定した定義が有効になります。
ポリシー設定により設定後、ローカル設定を行った場合は、ローカル設定で定義が置き換わります。
ローカル設定により設定後、ポリシー設定を行った場合は、ポリシー設定で定義が置き換わります。
このため、これらの定義を変更する場合は、ローカル設定、ポリシー設定のどちらか一方を利用してください。
UTF-8環境(UNIXシステム)でイベント監視の条件定義を行う場合の注意事項
イベント監視の条件定義で定義する際は、設定した文字列をUTF-8コードに変換した場合、各項目の最大長を超し、アクションを実行できない場合があります。このため、定義を保存するとき、定義サーバ側でUTF-8コードに変換し、各領域の最大長を超さないかをチェックしています。
UTF-8コードに変換する際、各領域の最大長を超えた場合は、以下のポップアップメッセージが[イベント監視の条件定義]画面に表示されます。
イベント監視の条件定義の登録に失敗しました。接続先のイベントログまたはシスログを参照してください。コード:9999 |
また、シスログにメッセージが出力され、エラーの含まれる定義が下記ディレクトリにcsvファイル形式で出力されます。
csvファイル出力先 | /var/opt/FJSVfwaos/tmp |
csvファイル名 | eventact.csv |
定義の保存に失敗した場合、[イベント監視の条件定義]画面は終了するため、定義画面から定義内容を修正することができません。このため、上記のcsvファイルを直接編集し、aoseadef(イベント監視の条件定義のCSV反映コマンド)を使用して、定義ファイルに反映させてください。aoseadef(イベント監視の条件定義のCSV反映コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
UTF-8固有文字の扱いについて
運用管理サーバの場合
運用管理サーバにおいてUTF-8固有の文字は、代替文字「_」(アンダースコア)に変換してイベント監視を行います。運用管理サーバで、UTF-8固有文字を含むメッセージを監視する場合は、イベント監視の条件定義のイベント定義に、代替文字「_」を使用することで監視が可能です。
部門管理サーバ/業務サーバの場合
部門管理サーバ、または業務サーバにおいて、UTF-8固有文字を含むメッセージを監視する場合は、イベント監視の条件定義のイベント定義に、代替文字「.*」を使用することで監視が可能です。
以下の文字を含むメッセージを監視する場合は、イベント監視の条件定義のイベント定義に、代替文字「.*」を使用することで監視が可能です。
― ~ ∥ ¢ £ ¬ など |
イベント監視の条件定義のパターン
パターンごとに、イベント定義およびアクション定義を、どのサーバで何を定義するのかを表に示します。
業務サーバのメッセージを、運用管理サーバに直接通知して監視する
業務サーバのメッセージを、部門管理サーバを経由して運用管理サーバで監視する
運用管理サーバ自身のメッセージを監視する
運用管理サーバで受けたメッセージのアクションを、運用管理クライアントで実行する(UNIXの場合)
イベント定義のパターン | (a) | (b) | (c) | (d) | 参照先 | |
---|---|---|---|---|---|---|
業務サーバ | ログの定義 | △ | △ | × | - | |
メッセージの定義 | ○ | ○ | × | - | ||
アクション定義 | × | × | × | - | ||
部門管理サーバ | ログの定義 | × | △ | × | - | |
メッセージの定義 | × | ○ | × | - | ||
アクション定義 | × | △ | × | - | ||
運用管理サーバ | ログの定義 | × | × | △ | - | |
メッセージの定義 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
アクション定義 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
運用管理クライアント | ログの定義 | × | × | × | × | |
メッセージの定義 | × | × | × | × | ||
アクション環境 | × | × | × | ○ |
○: 設定する(必須) △: 設定する(選択) ×: 設定しない
-: 関係しない
イベント定義のパターンの初期値については、“初期値一覧”を参照してください。
監視するメッセージが同じであれば、運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバでのメッセージ定義は、同じ定義を設定します。
Systemwalker Operation Managerと同時に運用する場合
Systemwalker Centric ManagerをSystemwalker Operation Managerと同時に運用する場合、イベント/アクションの定義やアクション環境の定義は、[システム監視設定]ダイアログボックスから[イベント監視の条件定義]ウィンドウ、または[アクション環境設定]ダイアログボックスを表示して行います。
イベント監視の条件にアクション定義を行う場合
[イベント監視の条件定義]ウィンドウには、定義した内容が「メッセージを特定する条件」単位に一覧表示されます。
定義した内容は、イベント監視の条件定義一覧の上から下に順番に処理されます。
以下を考慮して、定義の順番を検討してください。
[実行方法の指定]で[上位優先]を指定した場合、一覧の上から順にメッセージを特定する条件を比較し、初めて一致した場合にアクションを実行します。
[実行方法の指定]で[常時実行]を指定した場合、上位行に一致した行の有無に関係なく、メッセージを特定する条件に一致した場合にアクションを実行します。
また、[常時実行]を指定した場合は、上位行の[メッセージ監視]アクションで設定したイベントの情報(重要度、監視イベント種別、通報番号)に変更した後の情報で、下位行のイベント定義をフィルタリングするか、変更せずに(発生したイベントのまま)フィルタリングするかを、常時実行アクションのフィルタリング方法設定ファイルで設定することができます。
常時実行アクションのフィルタリング方法設定ファイルの初期設定値は、V13.4.0以前からバージョンアップした場合と新規インストールした場合で異なります。
V13.4.0以前からバージョンアップした場合 | 新規インストールした場合 | |
---|---|---|
重要度 | 上位行の[メッセージ監視]アクションで設定した内容に更新してフィルタリングします。 | 上位行の[メッセージ監視]アクションで設定した内容に更新してフィルタリングします。 |
監視イベント種別 | 上位行の[メッセージ監視]アクションで設定した内容に更新せずにフィルタリングします。 | 上位行の[メッセージ監視]アクションで設定した内容に更新してフィルタリングします。 |
通報番号 | 上位行の[メッセージ監視]アクションで設定した内容に更新せずにフィルタリングします。 | 上位行の[メッセージ監視]アクションで設定した内容に更新してフィルタリングします。 |
常時実行アクションのフィルタリング方法設定ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
なお、[メッセージ監視アクション]の場合は、必ず、「上位優先」となり、上から順にメッセージを特定する条件を比較し、初めて一致した場合にアクションが実行されます。以降の定義は実行されません。