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Systemwalker Operation Manager V17.0.1 クラスタ適用ガイド UNIX編

2.2.2 Systemwalker Operation Managerのインストール

運用系および待機系にSystemwalker Operation Managerをインストールします。各ノードへのインストールについては、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”を参照してください。

注意

共有ディスクにはSystemwalker Operation Managerをインストールしないでください。

Systemwalker Operation Manager利用者を限定して、“swadminグループに含まれるユーザだけがデマンドジョブの起動、ジョブ実行制御属性の起動およびジョブスケジューラのコマンド機能が利用できるように制限する”場合は、Systemwalker Operation Managerのインストール後に、運用系および待機系で利用者制限の定義を実施します。

なお、V16.0.0以降では、新規インストールの場合に、デフォルトで利用者が制限される状態(利用者制限の定義が有効)となっています。

詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”を参照してください。

注意

利用者制限の定義は、クラスタシステムにSystemwalker Operation Managerを登録した後に変更できません。

クラスタシステムにSystemwalker Operation Managerを登録する前に設定してください。

参考

インストールされたサンプルを利用して、クラスタシステムにSystemwalker Operation Managerを登録するための状態遷移プロシジャを作成しておくと、クラスタシステムにおけるSystemwalker Operation Managerの登録がスムーズに行えます。
状態遷移プロシジャの作成方法は、各クラスタシステム固有の手順の“状態遷移プロシジャの作成”を参照してください。

状態遷移プロシジャは、クラスタシステムにより用語が異なります。以下のように読み替えてください。
        PRIMECLUSTER               :状態遷移プロシジャ
        Oracle Solaris Cluster     :アプリケーション
        MC/ServiceGuard             :スクリプト
        HACMP                       :アプリケーション

サブシステム環境の作成

1:1運用待機(サブシステムあり)、1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)、2ノード相互待機の場合は、前提として複数サブシステムが動作できるように、サブシステム環境を事前に作成する必要があります。1:1運用待機(サブシステムあり)、または、N:1運用待機の場合は、運用系と待機系とで同じサブシステム環境を作成する必要があります。

以下の環境を作成します。

  1. サブシステム環境の作成

    運用系および待機系の各ノードでcreatesubsystem.shコマンドを実行します。詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”の“サブシステム環境の作成”を参照してください。

  2. サブシステム用のポート番号の設定

    運用系および待機系の各ノードでジョブスケジューラが使用するサブシステム用のポート番号を設定します。詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”の“サブシステム用のポート番号の設定”を参照してください。

  3. ネットワークジョブ用のポート番号の設定

    ネットワークジョブの実行サーバが複数サブシステム構成の場合、および自サーバ(スケジュールサーバ)が複数サブシステム構成で、サブシステムをまたいだジョブの投入を行う場合は設定が必要です。

    クラスタシステムを構成する各ノードおよびネットワークジョブの実行サーバでネットワークジョブ用のポート番号を設定します。詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”の“サブシステム用のポート番号の設定”を参照してください。

  4. Systemwalker Operation Managerを再起動します。