Systemwalker Operation Managerをインストールした後、デーモンを自動起動、自動停止しないように設定を解除します。
デーモンの停止
運用系、待機系の各ノードで、Systemwalker Operation Managerの各デーモンを停止します。停止コマンドの例を以下に示します。
# /opt/systemwalker/bin/poperationmgr -s
Systemwalker Centric Managerとの混在環境の場合は必ず、poperationmgrコマンドに-sオプションを指定してください。
デーモンの自動起動・停止設定の解除
運用系、待機系の各ノードで、以下に示したSystemwalker Operation Managerの各デーモンについて、自動起動する設定を解除します。
ジョブスケジューラ
ジョブ実行制御
デーモンの自動起動の設定解除
デーモンを自動起動する設定を解除するには、以下の手順でデーモン一括起動カスタマイズ用ファイルを編集します。
PRIMECLUSTER(Solaris版、Linux版)、Oracle Solaris Clusterの場合
viなどのエディタで以下のデーモン一括起動カスタマイズ用ファイルを開きます。
/etc/opt/FJSVftlo/daemon/custom/rc3.ini
以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。
[変更前]
@ 機能名: ジョブ実行制御
(中略)
DAEMONxx(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS"
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブ実行制御
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS"
※xxは数字
[変更前]
@ 機能名: ジョブスケジューラ
(中略)
DAEMONxx(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/start_jobs"
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブスケジューラ
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/start_jobs"
※xxは数字
1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタに登録しないサブシステムが自動起動の対象となるように設定を編集します。
以下は、サブシステム0、1を作成した環境で、サブシステム0はクラスタに登録せず、サブシステム1のみをクラスタに登録する場合の手順の例です。
[変更前]
@ 機能名: ジョブ実行制御
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS"
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブ実行制御 (中略) #DAEMONxx(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS" DAEMONxx0(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS -sys 0"
※xxは数字
[変更前]
@ 機能名: ジョブスケジューラ
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/start_jobs"
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブスケジューラ (中略) #DAEMONxx(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/start_jobs" DAEMONxx0(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/S99JOBSCH -sys 0"
※xxは数字
手順3について、以下のことに注意してください。
変数名“DAEMONxx(Lo)”の数字部分の末尾に、自動起動の対象のサブシステム番号を付加するように命名してください。例えば、変数名“DAEMON05(Lo)”、サブシステム0の場合は、“DAEMON05(Lo)”を“DAEMON050(Lo)”のように“0”を末尾に付加します。
-sysオプションには、自動起動の対象とするサブシステム番号を指定します。
クラスタに登録しないサブシステムが複数存在する場合は、登録しないサブシステムすべてについて定義を追加してください。(複数行の記述が可能です)
MC/ServiceGuardの場合
viなどのエディタで以下のデーモン一括起動カスタマイズ用ファイルを開きます。
/etc/opt/FJSVftlo/daemon/custom/rc3.ini
以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。
[変更前]
@ 機能名: ジョブ実行制御
(中略)
DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/S99MJS"
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブ実行制御
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/S99MJS"
※xxは数字
[変更前]
@ 機能名: ジョブスケジューラ
(中略)
DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/start_jobs"
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブスケジューラ
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/start_jobs"
※xxは数字
1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタに登録しないサブシステムが自動起動の対象となるように設定を編集します。
以下は、サブシステム0、1を作成した環境で、サブシステム0はクラスタに登録せず、サブシステム1のみをクラスタに登録する場合の手順の例です。
[変更前]
@ 機能名: ジョブ実行制御
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/S99MJS"
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブ実行制御 (中略) #DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/S99MJS" DAEMONxx0(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/S99MJS -sys 0"
※xxは数字
[変更前]
@ 機能名: ジョブスケジューラ
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/start_jobs"
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブスケジューラ (中略) #DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/start_jobs" DAEMONxx0(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/S99JOBSCH -sys 0"
※xxは数字
手順3について、以下のことに注意してください。
変数名“DAEMONxx(Lo)”の数字部分の末尾に、自動起動の対象のサブシステム番号を付加するように命名してください。例えば、変数名“DAEMON05(Lo)”、サブシステム0の場合は、“DAEMON05(Lo)”を“DAEMON050(Lo)”のように“0”を末尾に付加します。
-sysオプションには、自動起動の対象とするサブシステム番号を指定します。
クラスタに登録しないサブシステムが複数存在する場合は、登録しないサブシステムすべてについて定義を追加してください。(複数行の記述が可能です)
HACMPの場合
viなどのエディタで以下のデーモン一括起動カスタマイズ用ファイルを開きます。
/etc/opt/FJSVftlo/daemon/custom/rc3.ini
以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。
[変更前]
@ 機能名: ジョブ実行制御
(中略)
DAEMONxx(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/S99MJS
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブ実行制御
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/S99MJS"
※xxは数字
[変更前]
@ 機能名: ジョブスケジューラ
(中略)
DAEMONxx(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/start_jobs"
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブスケジューラ
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/start_jobs"
※xxは数字
1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタに登録しないサブシステムが自動起動の対象となるように設定を編集します。
以下は、サブシステム0、1を作成した環境で、サブシステム0はクラスタに登録せず、サブシステム1のみをクラスタに登録する場合の手順の例です。
[変更前]
@ 機能名: ジョブ実行制御
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/S99MJS"
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブ実行制御 (中略) #DAEMONxx(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/S99MJS" DAEMONxx0(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/S99MJS -sys 0"
※xxは数字
[変更前]
@ 機能名: ジョブスケジューラ
(中略)
#DAEMONxx(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/start_jobs"
※xxは数字
[変更後]
@ 機能名: ジョブスケジューラ (中略) #DAEMONxx(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/start_jobs" DAEMONxx0(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/S99JOBSCH -sys 0"
※xxは数字
手順3について、以下のことに注意してください。
変数名“DAEMONxx(Lo)”の数字部分の末尾に、自動起動の対象のサブシステム番号を付加するように命名してください。例えば、変数名“DAEMON05(Lo)”、サブシステム0の場合は、“DAEMON05(Lo)”を“DAEMON050(Lo)”のように“0”を末尾に付加します。
-sysオプションには、自動起動の対象とするサブシステム番号を指定します。
クラスタに登録しないサブシステムが複数存在する場合は、登録しないサブシステムすべてについて定義を追加してください。(複数行の記述が可能です)
デーモンの自動停止の設定解除
デーモンを自動停止する設定を解除するには、以下の手順でデーモン一括停止用ファイルを編集します。
PRIMECLUSTER(Solaris版、Linux版)、Oracle Solaris Clusterの場合
viなどのエディタで以下のデーモン一括停止用ファイルを開きます。
/etc/opt/FJSVftlo/daemon/ini/rc0.ini
以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。
[変更前]
DAEMONxx(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/end_jobs" DAEMONxx(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS"
※xxは数字
[変更後]
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/end_jobs" #DAEMONxx(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS"
※xxは数字
1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタに登録しないサブシステムが自動停止の対象となるように設定を編集します。
以下は、サブシステム0、1を作成した環境で、サブシステム0はクラスタに登録せず、サブシステム1のみをクラスタに登録する場合の手順の例です。
[変更前]
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/end_jobs" #DAEMONxx(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS"
※xxは数字
[変更後]
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/end_jobs" DAEMONxx0(Lo)="/opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/K00JOBSCH -sys 0" #DAEMONxx(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS" DAEMONxx0(Lo)="/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS -sys 0"
※xxは数字
手順3について、以下のことに注意してください。
変数名“DAEMONxx(Lo)”の数字部分の末尾に、自動停止の対象のサブシステム番号を付加するように命名してください。例えば、変数名“DAEMON02(Lo)”、サブシステム0の場合は、“DAEMON02(Lo)”を“DAEMON020(Lo)”のように“0”を末尾に付加します。
-sysオプションには、自動停止の対象とするサブシステム番号を指定します。
クラスタに登録しないサブシステムが複数存在する場合は、登録しないサブシステムすべてについて定義を追加してください。(複数行の記述が可能です)
MC/ServiceGuardの場合
viなどのエディタで以下のデーモン一括停止用ファイルを開きます。
/etc/opt/FJSVftlo/daemon/ini/rc0.ini
以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。
[変更前]
DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/end_jobs" DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/K00MJS"
※xxは数字
[変更後]
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/end_jobs" #DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/K00MJS"
※xxは数字
1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタに登録しないサブシステムが自動停止の対象となるように設定を編集します。
以下は、サブシステム0、1を作成した環境で、サブシステム0はクラスタに登録せず、サブシステム1のみをクラスタに登録する場合の手順の例です。
[変更前]
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/end_jobs" #DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/K00MJS"
※xxは数字
[変更後]
#DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/end_jobs" DAEMONxx0(Lo)="/opt/FHPJOBSCH/bin/K00JOBSCH -sys 0" #DAEMONxx(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/K00MJS" DAEMONxx0(Lo)="/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes/K00MJS -sys 0"
※xxは数字
手順3について、以下のことに注意してください。
変数名“DAEMONxx(Lo)”の数字部分の末尾に、自動停止の対象のサブシステム番号を付加するように命名してください。例えば、変数名“DAEMON02(Lo)”、サブシステム0の場合は、“DAEMON02(Lo)”を“DAEMON020(Lo)”のように“0”を末尾に付加します。
-sysオプションには、自動停止の対象とするサブシステム番号を指定します。
クラスタに登録しないサブシステムが複数存在する場合は、登録しないサブシステムすべてについて定義を追加してください。(複数行の記述が可能です)
HACMPの場合
viなどのエディタで以下のデーモン一括停止用ファイルを開きます。
/etc/opt/FJSVftlo/daemon/ini/rc0.ini
以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。
[変更前]
DAEMONxx(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/end_jobs" DAEMONxx(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/K00MJS"
※xxは数字
[変更後]
#DAEMONxx(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/end_jobs" #DAEMONxx(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/K00MJS"
※xxは数字
1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタに登録しないサブシステムが自動停止の対象となるように設定を編集します。
以下は、サブシステム0、1を作成した環境で、サブシステム0はクラスタに登録せず、サブシステム1のみをクラスタに登録する場合の手順の例です。
[変更前]
#DAEMONxx(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/end_jobs" #DAEMONxx(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/K00MJS"
※xxは数字
[変更後]
#DAEMONxx(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/end_jobs" DAEMONxx0(Lo)="/usr/FAIXJOBSC/bin/K00JOBSCH -sys 0" #DAEMONxx(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/K00MJS" DAEMONxx0(Lo)="/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes/K00MJS -sys 0"
※xxは数字
手順3について、以下のことに注意してください。
変数名“DAEMONxx(Lo)”の数字部分の末尾に、自動停止の対象のサブシステム番号を付加するように命名してください。例えば、変数名“DAEMON02(Lo)”、サブシステム0の場合は、“DAEMON02(Lo)”を“DAEMON020(Lo)”のように“0”を末尾に付加します。
-sysオプションには、自動停止の対象とするサブシステム番号を指定します。
クラスタに登録しないサブシステムが複数存在する場合は、登録しないサブシステムすべてについて定義を追加してください。(複数行の記述が可能です)
プロセス監視対象の変更
運用系、待機系の各ノードで、プロセス監視機能で監視対象とするプロセスから、ジョブスケジューラおよびジョブ実行制御を外します。
viなどのエディタで以下の監視対象プロセスの定義ファイルを開きます。
/etc/opt/FJSVftlo/pmon/mppmon.usr
以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。
[変更前]
start_jobs=1 S99MJS=1
[変更後]
start_jobs=0 S99MJS=0
プロセス監視対象を変更する手順の詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”の“プロセス監視対象を変更する”を参照してください。
注意
この手順によって、クラスタに登録しないサブシステムのジョブスケジューラおよびジョブ実行制御のプロセスについても、プロセス監視機能での監視対象外となり、プロセス異常時にイベントログ/SYSLOGにメッセージが通知されなくなります。