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Systemwalker Operation Manager Q & A集

5.2 Q: ジョブ実行時の権限は

対象バージョンレベル

A

Systemwalker Operation Managerでジョブを実行するときの権限について説明します。

ジョブの実行権限

Systemwalker Operation Managerのジョブは、以下の権限で実行されます。

Windows版の場合

ジョブは、Systemwalker Operation Manager をインストールする際に指定した、サービスのログオンアカウント(デフォルトは、V13.3.1以前の場合はsystemwalker、V13.4.0以降の場合はローカルシステムアカウント)の権限で実行されます。

ただし、[運用情報の定義]ウィンドウ-[利用機能]シートの[ジョブを所有者の権限で実行する]のチェックボックスを指定した場合、ジョブは以下の権限で実行されます。

UNIX版の場合

ジョブは以下の権限で実行されます。

ネットワークジョブ/負荷分散機能【Windows版】の実行権限

ネットワークジョブ/分散実行ジョブの実行権限は、スケジュールサーバ/実行サーバの状況により異なり、以下の権限で実行されます。


スケジュールサーバがWindows版の場合

実行サーバがWindows版の場合

実行サーバがUNIX版の場合

ジョブは“ジョブの実行権限”の“UNIX版の場合”で説明した権限で実行されます。

実行サーバにおいて、以下に示すスケジュールサーバのアカウントと同一名のアカウントを登録する必要があります(パスワードが一致している必要はありません)。

ただし、qsubコマンド、または、ジョブ投入APIで-cuオプションを指定した場合は、-cuオプションに指定したユーザ

なお、スケジュールサーバにおいて、WindowsのAdministratorsグループに属する場合は、実行サーバにおいて、システム管理者(スーパーユーザ)の権限で実行されます。


スケジュールサーバがUNIX版の場合

実行サーバがWindows版の場合

実行サーバがUNIX版の場合

ジョブは“ジョブの実行権限”の“UNIX版の場合”で説明した権限で実行されます。

スケジュールサーバまたは実行サーバが10.1以前のバージョンレベルの場合、実行サーバにおいて、以下に示すスケジュールサーバのアカウントと同一名のアカウントを登録する必要があります(パスワードが一致している必要はありません)。

ポイント

ネットワークジョブおよび分散実行機能を利用時に、実行ユーザを指定してジョブを実行した場合、指定されたユーザが投入元サーバおよび実行サーバに登録されているかどうかで、以下のようにジョブの実行可否が決まります。


ネットワークジョブの場合【UNIX版】

  

実行サーバ

ユーザが登録されている

ユーザが未登録

投入元サーバ

ユーザが登録されている

×

ユーザが未登録

○(注)

×

○:ジョブは正常に実行される。
×:ジョブは実行依頼処理でエラーになり、実行されない。
注)実行サーバ、投入元サーバがV10.1以前の場合は、×になります。

ネットワークジョブの場合【Windows版】および

分散実行機能の場合

  

実行サーバ

ユーザが登録されている

ユーザが未登録

投入元サーバ

ユーザが登録されている

×

ユーザが未登録

×

×

○:ジョブは正常に実行される。
×:ジョブは実行依頼処理でエラーになり、実行されない。