Systemwalker Centric Managerの監視画面のイベント一覧から、異常終了したジョブネットの監視画面を直接表示させます。
Systemwalker Operation Managerのサーバ、クライアント、Systemwalker Centric Manager の運用管理サーバ、運用管理クライアントのすべてのバージョンがV12.0L10/12.0以降の場合に、利用可能です。
Systemwalker Operation Managerのジョブネットの監視画面を表示させるための定義とSystemwalker Centric Managerからの監視手順について説明します。
連携するSystemwalker Centric Managerのバージョンにより定義手順が異なります。
Systemwalker Centric ManagerのバージョンがV13.4.0以降の場合
Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバ、運用管理クライアントのすべてのバージョンがV13.4.0以降の場合、Systemwalker Operation Managerのクライアント機能のインストール有無により、定義が異なります。
Systemwalker Centric ManagerのSystemwalkerコンソールを起動しているマシンに、Systemwalker Operation Managerのクライアントがインストールされている場合は、表示させる監視画面に応じて、以下の定義をしてください。
Windowsクライアントを表示させる場合の定義手順
Systemwalker Centric ManagerのSystemwalkerコンソールの[監視]で、[表示]メニューの[デザインの設定]を選択します。
表示された[デザインの設定]ダイアログボックスで、[監視イベント種別ウィンドウ]タブを選択します。
[監視イベント種別ウィンドウ]シートの[監視イベント種別一覧]リストの監視イベント種別で“バッチ業務”を選択して、[更新]ボタンをクリックします。
表示された[カスタマイズ]ダイアログボックスで、[コマンドライン]の値を下記のとおり変更します。
コマンドライン:
mpjobgui.exe /T %EVENTTEXT /H %HOST /I %IP /P %PAC |
注) mpjobgui.exeの格納先: Systemwalker Operation Managerインストール先\MPWLKER.JM\bin
Webコンソールを表示させる場合の定義手順
以下のファイルを編集してください。
Systemwalker Centric Managerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpbcmgui\etc\mpjobweb.ini |
“mpjobweb.ini”は、以下の形式で記載します。
[mpjobweb] |
Webコンソールを表示させる場合、本セクションを指定してください。
すべて大文字で指定します。空白を含むなど、この形式以外で指定した場合は無視されます。
すでに本ファイルに同名のセクションが存在している場合は、既存の同名セクション配下に“CLIENT=WEB”行のみ追加してください。
下記の“Systemwalker Operation Managerのクライアントがインストールされていない場合”に記載されている定義を行ってください。
Systemwalker Operation Managerのクライアントがインストールされていない環境では、監視にはWebコンソールを利用します。Webコンソールを表示させるため、httpd.confファイルおよびmpjobweb.iniファイルに定義をします。
httpd.confの定義手順
監視対象のサーバにシステム管理者(Administratorグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限でログインします。
poperationmgrコマンドで、Systemwalker Operation Managerを停止します。
httpd.confに、以下を追記します。
【Solaris版/Linux版】
/opt/FJSVftlo/mpahs/conf
LoadModule rewrite_module "/opt/FJSVftlo/mpahs/modules/mod_rewrite.so" <Location ~ /Systemwalker-omgr/> RewriteEngine on SetEnvIf Request_URI .*home\.op HOMEOP SetEnvIf HTTPS "on" P_TYPE=https:// SetEnvIf P_TYPE "^$" P_TYPE=http:// RewriteRule .* - [E=INFO_REFERER:%{ENV:P_TYPE}%{HTTP_HOST}/] RequestHeader set referer "%{INFO_REFERER}e" env=HOMEOP </Location> |
【Windows版】
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\mpwalker.jm\mpahs\conf
LoadModule rewrite_module "Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ/mpwalker.jm/mpahs/modules/mod_rewrite.so" <Location ~ /Systemwalker-omgr/> RewriteEngine on SetEnvIf Request_URI .*home\.op HOMEOP SetEnvIf HTTPS "on" P_TYPE=https:// SetEnvIf P_TYPE "^$" P_TYPE=http:// RewriteRule .* - [E=INFO_REFERER:%{ENV:P_TYPE}%{HTTP_HOST}/] RequestHeader set referer "%{INFO_REFERER}e" env=HOMEOP </Location> |
soperationmgrコマンドで、Systemwalker Operation Managerを起動します。
mpjobweb.iniの定義
Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバとSystemwalker Operation Managerサーバが同一のマシンにインストールされている場合は、本定義は不要です。
以下のファイルを編集してください。
Systemwalker Centric Managerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpbcmgui\etc\mpjobweb.ini |
“mpjobweb.ini”は、以下の形式で記載します。
[mpjobweb] |
Webコンソールを表示させる場合、本セクションを指定してください。
%IP%には、Systemwalker Operation ManagerのWebサーバのIPアドレスを記載します。
すでに本ファイルに同名のセクションが存在している場合は、既存の同名セクション配下に“WEB_IP_ADDR=%IP%”行のみ追加してください。
運用管理クライアントを導入しているホストのhostsファイルに、Systemwalker Operation ManagerのWebサーバのホスト名とIPアドレスを記載してください。
Operation Manager 共通サービス(JMSRV)のポート番号を変更している場合
Systemwalker Operation ManagerのWebサーバおよびSystemwalker Operation Managerのサーバで、Operation Manager 共通サービス(JMSRV)のポート番号を変更している場合は、Systemwalker Centric Manager環境のservicesファイルに、Systemwalker Operation Managerで指定しているものと同じ値で、Operation Manager 共通サービス(JMSRV)の設定を追加する必要があります。設定方法については、“2.2.2 ポート番号の変更方法”を参照してください。
Systemwalker Centric ManagerのバージョンがV13.3.0/V13.3.1以前の場合
Systemwalker Operation Managerのサーバ、Systemwalker Centric Manager の運用管理サーバ、運用管理クライアントのいずれかのバージョンがV13.3.0/V13.3.1以前の場合には、Windowsクライアントの[ジョブネットの監視]ウィンドウが表示されます。
Systemwalker Operation Managerサーバがインストールされているマシンに、Systemwalker Centric Manager V13.3.0/V13.3.1以前の以下のいずれかのサーバ機能がインストールされている環境で定義してください。
運用管理サーバ
部門管理サーバ
業務サーバ
[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウの[イベント出力]シートで、[自動通知/対処をする]チェックボックスを選択します。
ジョブスケジューラサービス/デーモンを再起動します。
なお、Systemwalker Operation ManagerのサーバがV13.3.0/V13.3.1以前の場合の設定は、各バージョンに合わせたSystemwalker Operation Managerのマニュアルを参照してください。
Systemwalker Operation Managerサーバがクラスタ運用されている場合には、上記の定義手順に加え、Systemwalker Operation Managerクライアントの“cluster_ip.csv”定義ファイルを作成し、論理IPアドレス、サブシステム番号、物理IPアドレスを定義します。
“cluster_ip.csv”定義ファイルの詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerからの監視手順
Systemwalker Centric Managerの監視画面から、Systemwalker Operation Managerの監視画面を表示させる手順は以下のとおりです。
Systemwalker Centric Managerの監視画面のイベント一覧から、ジョブネットの異常終了イベントを選択します。
[操作]メニュー、またはマウスの右クリックにより表示されるポップアップメニューから、[ジョブスケジューラ]メニューをクリックします。
なお、Systemwalker Centric Managerの監視画面のイベント一覧から、Systemwalker Operation Managerの監視画面を直接表示させる場合には、システム管理者またはユーザ認証により一般ユーザの権限として表示させることができます。
Windowsクライアントに接続される環境で、以下のような場合は、Systemwalker Centric Managerの監視画面から起動された[ジョブネットの監視]ウィンドウの“接続ホスト名”には、ジョブネットの異常終了が発生した時点のサーバのホスト名が表示されます。
ジョブネットの異常発生後に、ホスト名が変更された場合
クラスタの切り替えにより接続先のサーバのホスト名が変更された場合
注意
画面連携ができない場合は、以下のケースが考えられます。設定を確認してください。
[表示]-[デザインの設定]メニューから起動される[デザインの設定]ダイアログボックスの[監視イベント種別ウィンドウ]シートで、監視イベント種別の“バッチ業務”に定義されている連携製品のコマンドライン設定が誤っている場合
以下の手順で、元の設定に戻してください。なお、定義を変更したSystemwalkerの監視画面のログインユーザごとに操作が必要です。
Systemwalkerコンソール[監視]で、[表示]メニューの[デザインの設定]を選択します。
→[デザインの設定]ダイアログボックスが表示されます。
[監視イベント種別ウィンドウ]シートの[初期値に戻す]ボタンをクリックし、[監視イベント種別一覧]リストの設定を初期値に戻します。
[デザインの設定]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。
ただし、この操作により監視イベント種別一覧のすべての種別の設定が、初期値に戻ります。初期値に戻したくない種別の設定がある場合は、設定を一時的に退避する必要があります。その場合は、以下のように退避を考慮して初期化を行ってください。
[監視イベント種別一覧]リストから退避したい設定済みの種別を選びます。
[更新]ボタンを押して[カスタマイズ]ウィンドウを開き、[コマンド名]と[コマンドライン]に設定された値を退避します。
Webコンソールに接続される環境で、Systemwalker Centric Managerから以下のホストを参照しようとした場合
Windowsクライアントの[監視ホストの定義]ウィンドウで設定していないホスト
Webコンソールの[設定]メニュー-[監視ホスト]で設定していないホスト
参照するにはWindowsクライアントの[監視ホストの定義]ウィンドウおよびWebコンソールの[設定]メニュー-[監視ホスト]の両方を設定してください。