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Systemwalker Operation Manager V17.0.1 導入ガイド

1.4.1 インストール前の注意事項

インストール前の注意事項を説明します。

デーモンの停止

インストール時には、すべてのSystemwalker Operation Managerのデーモンが自動的に停止します。Systemwalker Centric Managerとの共存環境では、Systemwalker Centric Managerのデーモンも、自動的に停止します。

Systemwalker製品の停止

インストール前に、以下のSystemwalker製品は停止してください。

各製品の停止方法については、各製品のマニュアルを参照してください。

また、各製品が使用しているWebサーバについても、併せて停止してください。

ポート番号について

Systemwalker Operation Managerが使用するポート番号については、“付録C ポート番号一覧”を参照してください。使用する機能に応じて、/etc/services にポート番号を追加してください。ポート番号がすでに使用されている場合には、すべてのサーバで使用されていない任意のポートに変更して追加してください。

なお、一部のポート番号については、Systemwalker Operation Managerのインストール時に、自動的にservicesファイルに追加されます。この際、すでに該当のポート番号が記載されている場合は、追加されません。

ポート番号の変更方法の詳細については、“2.2.2 ポート番号の変更方法”を参照してください。

注意

WebコンソールおよびWeb APIのポート番号について

インストール先システムで、Webサーバの使用するポートがすでに他で使用されていた場合は、インストール処理中に以下のメッセージが表示されます。

Webサーバのセットアップに失敗しました。

本メッセージが出力された場合は、“Systemwalker Operation Manager メッセージ集”または“2.2.2 ポート番号の変更方法”の“Webコンソール/Web API機能のポート番号を変更する場合”の手順に従って、Webサーバの再セットアップを行ってください。

アップグレードインストールについて

/etc/hostsの設定について Solaris版/Linux版

Red Hat系のLinuxおよびSolaris 11以降の場合、デフォルトでは、/etc/hostsに自ホストのホスト名に対するIPアドレスとして“127.0.0.1”が設定されています。このような状態の場合、以下の問題が発生することがあります。

このため、導入時には、自ホストのホスト名に対するIPアドレスとして、クライアントおよび実行サーバから接続可能なアドレスを、必ず/etc/hostsに設定してください。

/etc/hostsファイルの設定例を以下に示します。

[変更前]

127.0.0.1 HostName localhost

[変更後]

127.0.0.1 localhost
xxx.xxx.xxx.xxx HostName
注)xxx.xxx.xxx.xxxは、HostName(自ホスト)のIPアドレス

Non-global Zoneへのインストールについて【Solaris版】

Non-global ZoneにSystemwalker Operation Managerをインストールする場合、以下の注意が必要です。

新規インストール時の利用者制限の定義について

新規インストールの場合に、利用者制限の定義が有効な状態(注)でインストールされます。

注:[Operation Manager共通パラメタの定義]ウィンドウの[swadminグループに含まれるユーザだけが、デマンドジョブの起動、ジョブ実行制御属性のジョブネット起動、およびジョブスケジューラのコマンド機能が利用できるように制限する]がチェックされた状態

デマンドジョブの投入、ジョブ実行制御属性のジョブネット起動およびジョブスケジューラのコマンドの実行には、swadminグループへの登録が必要です。

本設定はインストール後に変更することができます。

利用者制限の定義について詳細は、“2.4.5 利用者制限の定義”を参照してください。