Systemwalker Desktop Patrolで管理する機器(PCおよび什器)の契約情報として、[契約分類]に[リース]、[レンタル]、または[保守]が設定されている機器について、以下の場合に契約期限切れの通知を行うことができます。
設定された[契約終了日]に近づいている機器がある場合(契約期限予告通知)
設定された[契約終了日]が過ぎている機器がある場合(契約期限切れ警告)
イベント設定画面で設定したメールアドレスに対してメールで通知できます。イベント設定画面については、“2.5 アラーム通知の設定を行う”を参照してください。
契約期限切れの通知を設定する手順は、以下のとおりです。
CSの[スタート]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[管理台帳の設定]を選択します。
→[管理台帳の設定]画面が表示されます。
[契約切れ通知の設定]タブを選択します。
→以下の画面が表示されます。
契約期限切れ通知の条件や内容を設定します。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名 | 説明 |
---|---|
[契約期限予告日の設定] | 契約期限の予告を、[契約終了日]の何日前に行うか設定します。30日前、60日前、90日前、または180日前から選択できます。 初期値は、30日前です。 |
[アラーム監視を実施しない] | 契約期限切れ通知を行わない場合に選択します。 |
[アラーム監視を実施する] | 契約期限切れ通知を行う場合に選択します。ただし、[メール環境の設定]タブでの設定が完了していないと選択できません。 選択して[OK]ボタンをクリックした場合、Windowsのタスク機能に、契約期限切れ通知用の以下のタスクが登録されます。
契約期限切れ通知の動作については、後述する“契約期限切れ通知の動作”を参照してください。 |
[スケジュール設定] | [アラーム監視を実施する]を選択した場合に設定します。 アラーム監視を実施する日として、[週単位]または[月単位]を選択します。初期値は[月単位]です。 [月単位]を選択している場合、初期値は[1日]で、開始時間は現時刻となります。 また、アラーム監視を開始する[開始時刻]を設定します。 |
[メールテンプレートの編集] | 初期設定された通知内容を編集するときに、以下を選択して[編集]ボタンをクリックします。
メールテンプレート編集の詳細については、後述する“メールテンプレートの編集”を参照してください。 |
→情報が設定されます。
契約期限切れ通知の動作
契約期限切れ通知は、以下の情報を元に動作します。
契約終了日
契約情報に設定されている契約の終了日です。
起動日
スケジュール設定した条件で契約期限切れ通知が動作した日付です。
事前通知日
前述した手順で設定した[契約期限予告日の設定]の情報です。
上記情報を元にした動作は、以下のとおりです。
動作条件 | 動作内容 |
---|---|
[契約終了日] > [起動日]+[事前通知日] | 契約期限切れ通知は動作しません。 |
[契約終了日] = [起動日]+[事前通知日] | [契約期限予告通知メール]を通知します。 |
[起動日] < [契約終了日] < [起動日]+[事前通知日] | [契約期限予告通知メール]の通知状況によって異なります。
|
[契約終了日] = [起動日] | [契約期限切れ警告メール]を通知します。 [契約期限予告通知メール]は通知しません。 |
[契約終了日] > [起動日] | [契約期限切れ警告メール]の通知状況によって異なります。
|
メールテンプレートの編集
[環境構築]画面の[契約切れ通知の設定]タブを選択した画面でメールテンプレートを選択し、[編集]ボタンをクリックすることで、以下の画面が表示されメールテンプレートを編集できます。
項目名 | 説明 |
---|---|
[件名] | 契約期限切れ通知する際のメールの件名を設定します。 半角の英数字、半角の記号、および全角文字を合わせて、全角128文字、半角256文字以内で設定できます。 全角128文字、半角256文字を超えた場合、送信時エラーとなります。 |
[メール本文] | 契約期限切れ通知する際のメールの本文を設定します。 半角の英数字、半角の記号、および全角文字を合わせて、全角1024文字、半角2048文字以内で設定できます。 全角1024文字、半角2048文字を超えた場合、超えた分は削除されます。 |
メールテンプレートを編集する場合は、上記情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
なお、初期値としては、以下の情報が設定されています。
契約期限予告通知メール
【件名】 【メール本文】 $value |
契約期限切れ警告メール
【件名】 【メール本文】 $value |
上記「$date」および「$value」には、可変情報が設定されます。
「$date」には、通知または警告を行った日時が設定されます。
「$value」には、契約情報として[契約分類]、[契約No.]、[契約終了日]、および[契約機器数]が設定されます。