Systemwalker Desktop Patrol V15.3.1で追加・変更された機能について説明します。
動作OSの追加
以下のOSに新規に対応しました。
Android 10.0
iOS 11.4.1~13.2
詳細は、“解説書”の“動作OS”を参照してください。
対応する仮想OSの追加
以下の仮想OSに新規に対応しました。
CT/AC/ADT
VMware Horizon 7.6~7.10
Citrix Virtual Desktops 7 1808~1909
Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1808~1909
必要なソフトウェアの追加
以下のソフトウェアに新規に対応しました。
Microsoft Office 2019
Microsoft Office 365
Microsoft Excel 2019
Microsoft Excel for Office 365
Microsoft Visio 2019
Microsoft Visio for Office 365
詳細は、“解説書”の“必要なソフトウェア”を参照してください。
クイック実行形式のセキュリティパッチの配信/適用機能の追加
インストール形式がクイック実行形式のOffice(Office365およびOffice2019)に対して、Microsoft社から提供されているOffice展開ツール(ODT)を利用し、Officeのセキュリティパッチを配信/適用する機能を新規に追加しました。
これにより、クイック実行形式のOfficeの更新管理が可能となります。
WSUS連携機能の改善
WSUS連携機能の[自動承認]の項目設定において、[製品]に加え、新たに[分類]および[コンピュータグループ]の選択が可能となりました。これにより、自動承認の対象として[分類]および[コンピュータグループ]別まで考慮した運用が可能となります。
書き込み保護が「有効」なPCへのセキュリティパッチの適用およびファイルの配信時の運用改善
書き込み保護が「有効」なPCへのセキュリティパッチの適用およびファイルの配信時、Windowsサインアウトに関する機能がカスタマイズできるようになりました。これにより、以下の設定が可能となります。
Windowsが自動的にサインアウトする/しない
Windowsがサインアウトするまでの時間の任意設定
Windows再起動後のネットワーク接続までの確認時間の設定
Windows 10更新プログラム管理機能補助ツールの同梱について
WSUS連携によるWindows 10の更新プログラムの管理について、以下の2つの補助ツールが利用できるようになりました。Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMに格納されていますので、必要に応じてご利用ください。
更新プログラム管理対象設定コマンド
Systemwalker Desktop PatrolによりWSUSを自動導入した直後は、セキュリティ対策を目的に、以下を管理対象と設定しています。
製品:すべての製品(Windows、 Officeを始めとするMicrosoft社の製品すべて)
分類:セキュリティ更新プログラム
本コマンドにより、管理対象とする更新プログラムの製品や分類を変更することが可能となります。
例えば、以下のような場合にご利用ください。
Windows 10の機能更新プログラム(Feature Update)も新たに運用対象としたい。
WindowsとOfficeに限定して運用したいため、その他の製品は管理画面に表示されないようにしたい。
格納先は以下です。
<Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMドライブ>:\utilities\tool\wsusutil\swdtp_wstool.zip
BranchCache設定ツール
更新プログラムの配付は中継サーバによる負荷分散が最も有効ですが、サーバを設置できない拠点の場合は、PCを中継の役割として周囲のPCに対して配付する需要が顕在化しています。
本ツールにより、PCを中継とした配付(BranchCache:分散キャッシュ)を設定します。
大規模拠点の中継サーバによる負荷分散と併せ、例えば、以下のような場合にご利用ください。
営業拠点など、数台~数十台程度の拠点が多く、全拠点にサーバ設置をするとコストがかかる。
管理者が不在の拠点のため、サーバを置いてもハード故障時のメンテナンスなどができない。
格納先は以下です。
<Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMドライブ>:\utilities\tool\wsusutil\swdtp_bctool.zip
メインメニューのタイムアウトについて
メインメニューにログインした状態で、60分間画面操作が実施されていない場合、タイムアウトするようになりました。タイムアウトした場合、再度ログインしなおしてください。