Systemwalker Desktop Patrol V15.3.0で追加・変更された機能について説明します。
動作OSの追加
以下のOSに新規に対応しました。
Windows Server 2019
Android 8.1
iOS 11.1~11.4
詳細は、“解説書”の“動作OS”を参照してください。
対応する仮想OSの追加
以下の仮想OSに新規に対応しました。
CT/AC/ADT
VMware vSphere 6.7
VMware Horizon 7.3~7.5
Citrix XenDesktop 7.16~18
WSUS連携機能の追加
WSUSを利用した更新プログラムの適用や監査を行う機能を新規に追加しました。
WSUS未導入または導入済どちらの環境においても、Systemwalker Desktop Patrolを導入することで、WSUSを利用した運用を行えます。
WSUS未導入の環境:Systemwalker Desktop PatrolがWSUS構築/設定を実施します。
WSUS導入済の環境:WSUSの既存設定を利用してSystemwalker Desktop Patrolと連携します。
また、下位に接続されているサーバ数やクライアント数に関わらず、上位サーバで帯域制御をする機能を合わせて追加しましたので、ネットワーク負荷軽減に向けた柔軟な設計が可能となります。
大規模環境向け改善
PCの総台数が30,000~100,000台の大規模環境においても、従来同様CS-DS-CTの構成で導入が可能となりました。
PCの総台数が30,000~100,000台の場合は、DSの設置が必須となります。
なお、台数の増加にともなうCSの必要メモリ容量および必要ディスク容量については、“2.12 V15.2.0からの移行”の“CSの必要メモリ容量”および“CSの必要ディスク容量”を参照してください。
BitLocker対応改善
ディスク暗号化機能「BitLocker」の情報をCTで収集、インベントリ情報に反映し、CSのWeb画面で表示可能となりました。これにより、CTのディスクの各ドライブ単位の暗号化状態を把握できます。
また、暗号化を行った際にOSが自動生成、または管理者が設定したパスワードIDと回復パスワードを収集してCTの利用者に提示可能ですので、以下のような場合に備えることができます。
CTの各利用者が、自分で設定したTPMのPIN番号やパスワードを忘却
CTの利用者が、スマート カードまたはUSBスタートアップ キーを紛失
CTの利用者は、提示されたパスワードIDおよび回復パスワードを使用し、OS起動、ディスクの暗号解除などの復旧作業を行うことが可能となります。
管理台帳機能の改善
以下の機能を改善しました。
[棚卸支援]-[運用設定]画面の[棚卸運用の設定情報入力]での部門管理アカウントの抑止設定の追加
管理台帳の[棚卸運用の設定情報入力]を部門管理アカウントに許可するか否かを設定できます。
部門管理アカウントの設定を許可する
部門管理アカウントに[棚卸運用の設定情報入力]を許可します。
部門管理アカウントの設定を許可しない
部門管理アカウントに[棚卸運用の設定情報入力]を許可しません。
許可しない場合、部門管理アカウントの画面には[棚卸支援]-[運用設定]画面を表示するための[運用設定]ボタンは表示されません。
書き込み保護が「有効」なPCへのセキュリティパッチの適用およびファイルの配信の自動化
書き込み保護が「有効」なPCへ、セキュリティパッチの適用およびファイルの配信の自動化が可能となりました。
なお、書き込み保護が「有効」なPCへのソフトウェア配信については対応していません。
グローバルナビゲーションの非表示化の実現
グローバルナビゲーション単位の非表示設定が可能となりました。
[環境設定]-[オプション]-[表示に関する設定]の[グローバルナビゲーションの表示設定]で、グローバルナビゲーションメニューの表示設定を変更できます。