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Interstage List Works V11.0.0 保守手引書
FUJITSU Software

1.5.2 リスト管理サーバにおける帳票の削除

リスト管理サーバで不要な帳票を削除する場合は、以下の方法が利用できます。

ポイント

  • Webクライアントにおいてポーリング印刷を行っている場合、ポーリング印刷済みの帳票は定期的に削除するようにしてください。ポーリング印刷を行うために監視する保管フォルダに、ポーリング印刷が完了した帳票が多く残っていると、ポーリング印刷の性能が劣化する場合があります。

  • ポーリング印刷が完了した帳票については、実行履歴を確認してください。

    実行履歴については、“メッセージ集”を参照してください。

(1) リストナビを利用する方法

リストナビの画面上で、確認しながら帳票を削除することができます。

削除操作の詳細については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。

クライアント機能オートメーションのメソッドを利用し、他のアプリケーションから実行することも可能です。

クライアント機能オートメーションの詳細は、“APIリファレンス”を参照してください。

(2) Webクライアントを利用する方法

Webクライアントの画面上で、確認しながら帳票を削除することができます。

削除操作の詳細については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。

(3) lvatdellコマンドを利用する方法

lvatdellコマンドを利用して、指定したディレクトリ配下において、以下の条件をすべて満たす帳票を自動削除することができます。

注意

  • lvatdellコマンドは、スーパーユーザが実行してください。

  • lvatdellコマンドは、ほかの利用者がList Worksを使用していないことを確認してから実行してください。ほかの利用者が使用している場合、印刷データの削除ができないことがあります。

lvatdellコマンドによる、帳票の定期的な自動削除

lvatdellコマンドを、Linuxシステム起動時や定刻に実行するよう登録することにより、定期的な帳票の自動削除が行えます。

使用例

平日(月~金)の朝8時、以下の保管フォルダに対して不要な帳票の自動削除をするように、Linuxシステムに登録します。

対象ディレクトリ

/cyohyo/eigyo/eigyo1

営業一課用 保管フォルダ

/cyohyo/eigyo/eigyo2および
配下のディレクトリすべて

営業二課用 保管フォルダ、および配下の保管フォルダすべて

rootのcrontabファイルを作成し、crontabコマンドで登録します。ファイルには以下のように記述します。

コマンドの登録の方法、およびcrontabコマンドの詳細については、“Linuxシステムのマニュアル”を参照してください。

(4) lvdellstコマンドを利用する方法

lvdellstコマンドを利用して、指定したファイル名の帳票を削除することができます。

リスト管理サーバ上の帳票を、ファイル名を指定することにより個々に削除できます。また、ファイル名指定による帳票削除ツールとして組み込むことも可能です。

lvdellstコマンドの使用方法については“コマンドリファレンス”を参照してください。
使用例

営業一課用の保管フォルダ(/cyohyo/eigyo/営業一課)に登録しているファイル名「D96C2412-3714A922」の帳票を削除します。

# lvdellst -u/cyohyo/eigyo/営業一課/D96C2412-3714A922