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Interstage List Works V11.0.0 保守手引書
FUJITSU Software

1.5.1 リスト管理サーバにおける帳票数の監視

リスト管理サーバで保管フォルダ内の帳票数を監視する場合は、以下の方法が利用できます。

保管フォルダ内に帳票が多く格納されている場合、帳票一覧の表示性能や検索性能などが劣化するなど、運用に支障をきたすことがあります。このため、定期的に保管フォルダ内の帳票数を監視し、不要な帳票を削除したり、保管フォルダを分けたり、対応を検討する必要があります。

ポイント

  • 保管フォルダ内の帳票数の監視は、保管フォルダ内の帳票数が変化しない状態で行うことが望ましいです。このため、登録処理や運用中を避けて行うことを推奨します。

  • 保管フォルダ内の帳票数の監視は、コマンドを利用して行うことを推奨します。

  • コマンドの実行をシェルとして作成し、定期的に自動実行する運用を推奨します。

(1) リストナビを利用する方法

リストナビの画面上で、保管フォルダ内の帳票数を確認することができます。

(2) Webクライアントを利用する方法

Webクライアントの画面上で、保管フォルダ内の帳票数を確認することができます。

(3) lvchklsnコマンドを利用する方法

lvchklsnコマンドは、一定の帳票数に達した保管フォルダに対して、警告メッセージを出力します。警告メッセージは以下に出力されます。

ポイント

lvchklsnコマンドは、スーパーユーザで実行してください。

lvchklsnコマンドの自動実行

lvchklsnコマンドを、Linux システム起動時や定刻に実行するよう登録することにより、定期的に保管フォルダ内の帳票数を自動監視することができます。

使用例

土曜日の午前5時、以下の保管フォルダ内の帳票数を監視するように、Linux システムに登録します。警告を出力する基準となる帳票数は、いずれも1,000帳票とします。

対象保管フォルダ

監視結果の出力

/cyohyo/eigyo/営業一課

営業一課用 保管フォルダ

1,000帳票を超えた場合のみ、警告を出力する。

/cyohyo/eigyo/営業二課および
配下のディレクトリすべて

営業二課用 保管フォルダ、および配下の保管フォルダすべて

チェックした保管フォルダすべての結果を出力する。

rootのcrontabファイルを作成し、crontabコマンドで登録します。ファイルには以下のように記述します。

コマンドの登録の方法、およびcrontabコマンドの詳細については、“Linuxシステムのマニュアル”を参照してください。