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Interstage List Works V11.0.0 保守手引書
FUJITSU Software

1.3.1 保管データベースのフラグメンテーションの監視

保管データベースのフラグメンテーションの監視では、以下のスクリプトを使用します。

  List Worksのインストール先フォルダ/dbsetup/symfo/conserv/dsi_checkLWDB.sh

監視手順を、以下に示します。

なお、フラグメンテーションの監視は、List Worksサービスの起動中に実行できます。


注1:保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合のみ実施します。

手順1:スクリプトの複写(保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合)

保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)にある場合は、スクリプト(dsi_checkLWDB.sh)をデータベースサーバへ複写します。

手順2:スクリプトの修正

保管データベースのRDBシステム名をLWDB以外に変更している場合は、スクリプト(dsi_checkLWDB.sh)の以下の箇所(太字下線)を、環境に合わせて修正します。

# /*-----------------------------------------------------------------------*/
# /*  保管データベースのRDBシステム名を指定します。                        */
# /*  RDBシステム名をLWDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して      */
# /*  ください。                                                           */
# /*-----------------------------------------------------------------------*/
RDBNAME=LWDB

手順3:スクリプトの実行

手順2:スクリプトの修正”で修正したスクリプトを実行します。

スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(checklog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。

エラーメッセージについては、“付録A データベースの保守作業時のメッセージ”または、Symfowareのマニュアルを参照してください。

手順4:フラグメンテーションの確認

スクリプトの実行結果を確認します。

実行結果は、テキスト形式の1行としてログファイル(checklog_LWDB.txt)に出力されます。

出力形式は、以下の2つがあります。

DSI(データベース名.DSI名),TYPE(SEQUENTIAL),DATA(aa,bb,cc,dd,ee)
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(BTREE),BASE(aa,bb,cc,dd,ee),INDEX(--, bb, cc, dd, ee)

aa:割付け対象に格納されている行数

bb:割付けページ数に対してデータが格納されているページの割合(単位は%)

cc:割付けページ数に対して使用中のページの割合(単位は%)

dd:割付けページ数

ee:使用中のページに対してデータが格納されている領域の割合(単位は%)

以下の両方の条件を満たしている場合、DSIのフラグメンテーションの解消を検討してください。

  1. 以下の「使用中ページ数の合計」が共用バッファ数の80%を超える場合

    使用中ページ数の合計=すべての「DSIの使用中ページ数」の合計

    DSIの使用中ページ数=cc × dd

    共用バッファ数=rdbbufで指定したRDB_BUFFER8K

    rdbbufに指定するRDB_BUFFER8Kの値については、“環境構築手引書”を参照してください。
  2. a.のDSIのeeの値が30%を下回る場合