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Interstage List Creator V11.1.0 トラブルシューティング集

13.4.2 トレースログ環境設定

ここでは、List Creator V8.0.1以前を使用する場合のトレースログの環境設定について説明しています。

ポイント

  • List Creator V9.0.0以降を使用する場合のトレースログの環境設定については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

トレースログを採取する設定にしておくと、Webコントロール/Webプラグインを使用したときにトレースログが採取されます。

トレースログは、トラブル調査用のログであり、トラブル発生時に当社技術員が確認するためのログです。

トレースログ環境は、以下のトレースログ環境設定コマンドを使用して設定します。

F3GXTRLG.exe

トレースログ環境設定コマンドは、Webコントロールのダウンロード時、またはWebプラグインのインストール時に、インストールされます。

Webコントロールを使用している場合

Windowsのシステムディレクトリ(例えば、Windows XPの場合は、「C:\WINDOWS\SYSTEM32」など)にインストールされています。

Webプラグインを使用している場合

Webプラグインのインストール先に、インストールされています。

Webプラグインのデフォルトのインストール先は、以下のとおりです。

  • Windows 32ビットOSの場合
    C:\Program Files\Web_Plugin

  • Windows 64ビットOSの場合
    C:\Program Files (x86)\Web_Plugin

トレースログ環境設定コマンドでは、帳票を出力するユーザごとに以下の項目を設定することができます。

項目名

説明

初期値

採取する/しない

トレースログを採取するかどうかを指定します。

採取する

ログファイルサイズ

ログファイルサイズを、128Kバイトから10240Kバイトの範囲で指定します。

4096Kバイト

ログ格納先フォルダ(*1)

トレースログファイルを格納するフォルダを指定します。

ローカルディレクトリのみ指定可能です。

TEMPディレクトリ(*2)

TEMPディレクトリが設定されていない場合は、Windowsのインストールディレクトリ(例えばWindows XPの場合はC:\WINDOWSなど)となります。

*1:
トレースログを採取した場合、格納ディレクトリに以下のログファイルが採取されます。Webコントロール(Webブラウザ)を同時起動した回数分のログファイルが、指定されているログ格納先フォルダに最大10 個まで作成されます。

f3gxwweblog.*
f3gxmeftlog.*
f3gxmisslog.*

そのため、格納ディレクトリには、「ファイルサイズ×10×3」以上の空きディスク容量が必要となります。

*2:
TEMPディレクトリとは、Windowsの環境変数TMPまたはTEMPに設定されているディレクトリです。
環境変数TMPまたはTEMPに設定されているディレクトリ名は、以下の手順で確認できます。

  1. スタートメニューからコマンドプロンプトまたはMS-DOSプロンプトを起動します。
    Windows 10の場合を例に説明します。
    スタートメニューのアプリの一覧から[Windowsシステムツール]-[コマンドプロンプト]を選択します。

  2. キーボードで、以下のようにコマンドを入力します。

    > SET
  3. Windowsの環境変数の一覧が表示されます。環境変数TMPまたはTEMPに設定されているディレクトリを確認してください。

    TMP=C:\TEMP
    TEMP=C:\TEMP

なお、環境変数TMPおよびTEMPの両方が指定されている場合には、環境変数TMPが優先されます。