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Interstage List Creator V11.1.0 PDF変換機能編

2.3.5 pmpagcnt(PDFファイルのページ数取得)

機能説明

pmpagcntコマンドは、List Creatorで生成したPDFファイルの総ページ数を取得することができるコマンドです。

  • パスワードによって保護されているPDFファイルも取得可能です。

  • ページ数の取得結果は、PDF文書情報ファイル形式で出力、もしくは標準出力に出力します。

記述形式

コマンド

オプション

pmpagcnt

既存のPDFファイルの総ページ数を取得する

-i 入力PDFファイル
[-w パスワード]
[-O 出力PDF文書情報ファイル]
([ ]は省略することができます)

オプション
-i 入力PDFファイル:【必須】

ページ数の取得を行う入力PDFファイルを指定します。

本オプションを省略した場合や、複数指定した場合は、パラメタエラーとなります。

-w パスワード:

入力PDFファイルにパスワードが設定されている場合、本オプションによりパスワードを記述してください。指定するパスワードは、“PDFファイルを開くパスワード”、“セキュリティオプション変更パスワード”どちらのパスワードでも使用可能です。

指定されたパスワードが合致せずPDFファイルを開くことができなかった場合、その他のエラー(invalid password.)となります。

本オプションを複数指定した場合は、パラメタエラーとなります。

-O 出力PDF文書情報ファイル:

入力PDFファイルの総ページ数を、本オプションで指定したPDF文書情報ファイルとして出力します。出力されるPDF文書情報ファイルのキーワードは「PDF-PAGECNT」のみです。PDF文書情報ファイルの書式やキーワードについては、以下を参照してください。
2.2.2 PDF文書情報ファイルの書式

本オプションを省略した場合、標準出力に総ページ数のみ10進数で出力されます。

本オプションを複数指定した場合は、パラメタエラーとなります。

指定したPDF文書情報ファイル名と同一名ファイルが存在している場合、上書き保存されます。ただし、ファイルを上書きする権限がない場合には、エラーとなります。

復帰値
0:

正常終了

1:

異常終了(パラメタエラー)
標準エラー出力に下記エラーメッセージが出力されます。

  Usage: pmpagcnt -i inputPDF [-w openpwd] [-O outinffile]
2:

異常終了(その他のエラー)
標準エラー出力に出力されるエラーメッセージは、以下を参照してください。
表2.8 PDF操作コマンド共通エラーメッセージ

実行に必要な権限

コマンド実行ユーザーには、PDFファイルまたはPDF文書情報ファイルの読み取り/書き込み権限が必要です。

使用例1

既存のPDFファイル“original.pdf”から総ページ数を取得し、結果をPDF文書情報ファイル“paginf.inf”に出力する場合。

  pmpagcnt -i original.pdf -O paginf.inf

PDF文書情報ファイル“paginf.inf”の出力例

[PM-PDF]
PDF-PAGECNT=10
使用例2

既存のPDFファイル“original.pdf”から総ページ数を取得し、結果を標準出力に出力する場合。

  pmpagcnt -i original.pdf
  > 10
実行結果/出力形式

異常終了時には、コマンドエラーメッセージとイベントログまたはシステムログに異常終了に関する情報を出力します。コマンドエラーメッセージについては、以下を参照してください。
2.3.11 PDF操作コマンドエラーメッセージ一覧

イベントログまたはシステムログに出力されるメッセージについては、オンラインマニュアル“メッセージ集”を参照してください。