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Interstage Charset ManagerStandard Edition V10 トラブルシューティング

2.2.3 Solarisの外字適用に関するトラブル

2.2.3.1 【TRJPA00028】qgfaddpコマンドを実行してシステムフォント(U90)に移入すると、「JOD229I-E SPECIFIED FONT FILE(xx,yyyyyyyy)IS NOT EXIST.」のメッセージが出力され、外字の移入ができません。

原因

本現象は、日本語拡張表示 (印刷 )オプションをインストールする時、必要なフォントがインストールされていない、または指定された文字サイズ(レターサイズも含む)に誤りがある可能性があります。

対処

日本語拡張印刷オプションのインストール時に指定する解像度により、インストールされるフォントサイズが異なります。使用するフォントサイズがインストールされているか確認してください。

確認方法(利用可能フォントサイズ一覧を出力するコマンド「 oaklsg -la」)およびインストール時の指定については、日本語拡張表示 (印刷 )オプションの "インストールガイド "を参照してください。

2.2.3.2 【TRJPA00029】qgfaddpコマンドを実行すると、「JOD198I-U INNER ROUTINE ERROR.」のメッセージが出力され、外字の移入ができません。

原因

本現象は、外字移入時のロケールが U90でない場合に発生します。

対処

以下の環境変数を確認してください。

  • 日本語拡張表示オプションがインストールされている場合、 環境変数LANG に"ja_JP.U90"が設定されていること。

  • 日本語拡張印刷オプションのみインストールされている場合、環境変数FAL_LANGに"ja_JP.U90"が設定されていること。

環境変数が上記のとおりでない場合には、設定しなおして、再度移入処理を実施してください。

2.2.3.3 【TRJPA00030】qgfgetpコマンドを実行すると、「JOD198I-U INNER ROUTINE ERROR.」のメッセージが出力され、外字の移出ができません。

原因

本現象は、 -frパラメーターに" u90"が指定された場合、またはパラメーターが省略された場合に、ロケールが U90でないと発生します。

対処

以下の環境変数を確認してください。

  • 日本語拡張表示オプションがインストールされている場合、環境変数LANG に"ja_JP.U90"が設定されていること。

  • 日本語拡張印刷オプションのみインストールされている場合、環境変数FAL_LANGに"ja_JP.U90"が設定されていること。

環境変数が上記のとおりでない場合には、設定しなおして再度移出処理を実施してください。