以下の原因が考えられます。
JEF拡張漢字サポートがインストールされていない。
外字適用の移入ダイアログボックスの "変換表に定義されている JEF拡張文字を移入 "チェックボックスがチェックされていない。
文字コード変換表が設定されていない。
以下の点を確認してください。
JEF拡張漢字サポートをインストールしてください。
外字適用の移入ダイアログボックスの "変換表に定義されている JEF拡張文字を移入 "チェックボックスをチェックしてください。
JEF拡張文字とシフト JISの外字を対応定義した文字コード変換表 (usrtbl)を、 Charset Managerのインストールディレクトリ配下の dataディレクトリに設定してください。
外字移入コマンドが待ち状態となっている可能性があります。
起動中のアプリケーションを停止してください。それでも解消されないようであれば、OSの再起動を行い、その後に外字の移入を実行してください。
Windowsの仕組みとして、まず対象フォント(例えば「MS Pゴシック」)の外字ファイルを参照し、文字がなければ次に「標準の外字」を参照します。
そのため、意図した外字が「標準の外字」に設定されていても、対象フォントの外字ファイルに影響されて、正しく表示されない場合があります。
上記の場合、システムで標準に提供されている外字エディタを使用して外字ファイルのリンクを外すことで「標準の外字」に適用した外字を表示させることが可能となります。
[スタート ]-[プログラム ]-[アクセサリ ]-[外字エディタ ]を選択し、外字エディタを起動します。
[コードの選択 ]ダイアログで [キャンセル ]をクリックします。
プルダウンメニュー [ファイル ]-[フォントのリンク ]を選択します。
[フォントのリンク ]ダイアログで [外字フォントの種類 ]の [指定したフォントにリンクする ]を選択します。
[フォントのリンク ]ダイアログで [フォントの選択 ]の対象フォント(例えば「MS Pゴシック」等)を選択し、 [削除 ]ボタンをクリックします。
[フォントのリンク ]ダイアログで [外字フォントの種類 ]の [すべてのフォントにリンクする ]を選択し、 [OK]ボタンをクリックします。
プルダウンメニュー [ファイル ]-[外字エディタの終了 ]を選択し、外字エディタを終了します。
日本語資源適用の[移入]ダイアログで、[移入先フォント]に任意のフォント(書体を意識した外字)を選択すると、ブラウザー(IE)で正常に表示されない場合があります。
正常に表示されない箇所、ブラウザー上で実際に表示されるフォント、および対処法は以下のとおりです。
正常に表示されない箇所 | 表示されるフォント | 対処法:移入した外字を表示するには? |
---|---|---|
テキストエリア | [IEのプロパティ]-[フォント]-[テキスト形式フォント]で指定されたフォント | 日本語資源適用の[移入]ダイアログで、[移入先フォント]に「標準の外字」を選択 |
ブラウザー(IE)でINPUTと定義されたエリア | MS UI Gothic |
書体を意識した外字を利用するときは、各アプリケーションがどのフォントを使うのかひとつずつ検証し、そのすべてに対して外字を登録する必要があります。また、エンドユーザがブラウザーの表示に指定できるフォントも制限されることになります。
したがって、テキストエリア、およびINPUTと定義されたエリアの両方に表示ができる「標準の外字」に移入する運用をお勧めします。
移入した外字はシステム標準の外字エディタでは表示できない仕様です。
移入した外字を確認するにはシステム標準の「文字コード表」を使用してください。
また、資源管理サーバとクライアントで外字の不整合が発生するため、外字エディタによる外字作成は行なわないでください。
メモ帳で表示するフォントに、外字を移入したフォント以外(例えば「FixedSys」等)が指定されているためです。
メモ帳の「書式」メニューの「フォント」をクリックして、移入先フォントと同じフォントを指定してください。
または、移入した外字をどのフォントでも表示したい場合は、移入先フォントに「標準の外字」を指定して、移入してください。
外字ファイル関連づけコマンドでエラーが発生しています。エラーの原因としては、以下の原因が考えられます。
外字ファイルを作成するディレクトリが存在しない。
外字ファイルを作成するディレクトリにアクセス権がない。
以下の対処を行って下さい。
外字ファイルを作成するディレクトリが存在するか確認し、ない場合はディレクトリを作成してください。
外字ファイルを作成するディレクトリのアクセス権を確認し、実行したユーザが変更できる権限を設定してください。
なお、外字ファイルを作成するディレクトリについては、以下を確認してください。
すでに関連付けられている場合(レジストリ: \HKEY_CURRENT_USER\EUDC\932に設定がある場合)
\HKEY_CURRENT_USER\EUDC\932にある対象フォントのデータに設定されているディレクトリ
外字関連づけコマンドの /fパラメタにフルパスでファイル名を指定した場合
指定したディレクトリ
例
以下のように指定した場合
f3ceudcl.exe /s "MS ゴシック" /f "C:\gaiji\msgo.tte"
C:\gaijiディレクトリが外字ファイルを作成するディレクトリになります。
外字ファイル関連づけコマンドの/fパラメタでファイル名のみを指定した場合
デフォルトのディレクトリ(%SystemRoot%\Fonts)
例
C:\windows\Fonts
システム内の複数のユーザで共通の外字ファイルを利用したい場合には、外字ファイル関連づけコマンドを実行する必要があります。
以下のコマンドを実行してください。これにより、外字の適用を行ったユーザの“書体と外字ファイルの関連づけ”の情報が、コマンドを実行したユーザに反映されます。
"[インストールディレクトリ]\ADJUST\F3CEUDCL.EXE" /l /r
注意
設定を有効にするためには、事前に、外字の適用を行うユーザにおいて、“書体と外字ファイルの関連づけコマンド”を実施しておく必要があります。独自に作成した適用処理で適用を行う場合は、/sオプションを指定して、外字ファイル関連づけコマンドを実行してください。(配付される適用バッチでは、実施するようになっています)
参照
"Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編"の"3.4.1 複数ユーザでの運用"
以下の原因が考えられます。
List Worksサーバの Windowsにユーザがログオンしていない。
ログオンしているが、スクリーンセーバーがパスワードによるロック状態である。(ログオフと同じ状態)
Windowsにログオンするか、スクリーンセーバーのパスワードロック状態を解除してから、再度実施してください。
[OS再起動後に適用]オプションを指定した場合、OSの再起動時にフォント登録を行うため、複数の転送ファイルを移入した後にOSの再起動を行うと、最後に移入した転送ファイルのみ登録された状態となります。
複数の転送ファイルを移入する場合には、その都度OSの再起動を行ってください。
/Rパラメタを指定していない可能性があります。または、即時適用を許可する設定をしていません。
/Rパラメタを指定して実行してください。その場合、OSの再起動後に外字が適用されます。または、即時適用を許可する設定をしていれば、/Rパラメタを指定せずに実行することができます。
参照
即時適用を許可する設定については、以下を参照してください。
" Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編"の" 2.2.1.2 Windows Server 2016 / Windows Server 2019 / Windows Server 2022の場合 "の "Windows Server 2016 / Windows Server 2019 / Windows Server 2022で再起動せずに適用したい場合"
仕様です。Windowsに登録されている空白データは字形データがないため、移出できません。
ありません。
仕様です。日本語資源管理で削除された文字は、文字パターンが定義されていない文字と同じため、配付されません。そのため、適用先の文字は削除されません。
適用するマシンで以下のコマンドを実行し、外字を初期化したあとに、再度配付/適用してください。
F3CEMFRM.EXE /I /INIT /S 登録システム名
参照
"Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編"の"A.1 外字連携機能"
外字を適用したアカウントと外字を使用するアカウントが、異なっている可能性があります。
外字を適用するアカウントと外字を使用するアカウントを合わせてください。ただし、別のユーザで適用した外字を他のユーザで使いたい場合は、「2.2.1.8 【TRJPA00010】別のユーザで適用した外字が、他のユーザでログオンしたときに反映されていません。」の対処でも可能です。
なお、外字を使用するアカウントがサービスの場合は、外字ロードサービスのアカウントと外字を適用するアカウントを合わせてください。
指定されたフォントの外字ファイルが256メッシュでない(Windows標準の外字エディタ以外で登録された外字)可能性があります。
以下の対処を実施してください。
Windowsへ外字を登録した方法(Windows標準の外字エディタ以外で登録していないか)を確認してください。
Windows標準の外字エディタ以外で登録している場合は、256メッシュの外字ファイルとして再登録してください。
現象が発生する環境は以下のとおりです。
指定したフォントに外字が登録されている かつ
「標準の外字」に異なる外字が登録されている かつ
プリンタの印刷設定を、「メタファイル(EMF[拡張メタファイル]形式)スプールをする」としている かつ
外字ロードサービスが起動されている
OSが、指定したフォントの外字ではなく、システムの外字フォントである「標準の外字」を使用するため。
以下のどれかを実施してから印刷してください。
「標準の外字」を削除する または
プリンタの印刷設定を、「メタファイル(EMF[拡張メタファイル]形式)スプールをしない」に変更する または
外字ロードサービスを停止する
OS起動時にOSの外字有効化処理と外字適用処理、外字ファイル関連づけコマンド処理が競合している可能性があります。
OSのスタートアップにおける外字ファイル関連づけコマンドや外字適用処理の実行を遅らせてください。 (例:timeoutコマンドで一定の時間待機させてから実行するなど)
また、表示されなくなった外字については、外字エディタ(eudcedit)の起動/終了を行うことで表示できるようになります。
他のユーザで外字が作成/移入された可能性があります。
外字ファイル関連づけコマンド(f3ceudcl.exe /s "標準")を実行してから、再度外字の移出を行ってください。
再起動後に適用されるべき外字が存在しているためです。即時適用の前に再起動後適用を実行した可能性があります。
OSを再起動して、先に再起動後に適用される外字を適用します。その後、即時適用で外字適用を実行します。