CCMサーバからストレージ装置にアドバンスト・コピーを指示する方法には、以下の2種類があります。
SAN経由のコピー制御(以降、“SAN経由コピー制御機能”と記述します)
LAN経由のコピー制御(以降、“LAN経由コピー制御機能”と記述します)
注意
ETERNUS DX60 S2に対して、LAN経由コピー制御機能は利用できません。SAN経由コピー制御機能を利用してください。
CCMサーバからストレージ装置に対して、SAN経由でアドバンスト・コピーを指示する運用形態です。
SAN経由コピー制御機能では、CCMサーバとストレージ装置をつなぐ論理ボリュームが必要です。この論理ボリュームを“アクセスボリューム”と呼びます。バックアップ対象のストレージ装置の中の論理ボリュームを1つ、アクセスボリュームとしてCCMサーバに割り当てる必要があります。
筐体内コピー
SAN経由の筐体内コピーを行うには、システム構成が以下の条件を満たす必要があります。
CCMサーバとストレージ装置がLAN接続されていること
ストレージ装置にアクセスボリュームが存在すること
以下は、筐体内コピーを行う場合のシステム構成です。
図5.6 筐体内コピーを行う場合のシステム構成
筐体間コピー
SAN経由の筐体間コピーを行うには、システム構成が以下の条件を満たす必要があります。
CCMサーバとコピー元/コピー先のどちらかのストレージ装置がLAN接続されていること
コピー元/コピー先のどちらかのストレージ装置にアクセスボリュームが存在すること
以下は、筐体間コピーを行う場合のシステム構成です。
図5.7 筐体間コピーを行う場合のシステム構成
CCMサーバからストレージ装置に対して、LAN経由でアドバンスト・コピーを指示する運用形態です。
LAN経由コピー制御機能では、CCMサーバからストレージ装置へのアドバンスト・コピー指示をLAN経由で行います。このため、LAN経由コピー制御機能では、アクセスボリュームが不要です。
筐体内コピー
LAN経由の筐体内コピーを行うには、システム構成が以下の条件を満たす必要があります。
CCMサーバとストレージ装置がLAN接続されていること
以下は、筐体内コピーを行う場合のシステム構成です。
図5.8 筐体内コピーを行う場合のシステム構成
筐体間コピー
LAN経由の筐体間コピーを行うには、システム構成が以下の条件を満たす必要があります。
CCMサーバとコピー元/コピー先のどちらかのストレージ装置がLAN接続されていること
以下は、筐体間コピーを行う場合のシステム構成です。
図5.9 筐体間コピーを行う場合のシステム構成