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ETERNUS SF Express 16.9A / Storage Cruiser 16.9A / AdvancedCopy Manager 16.9A 概説書
FUJITSU Storage

5.6.2 エージェントレス型運用

CCMサーバからストレージ装置にアドバンスト・コピーを指示する方法には、以下の2種類があります。

注意

ETERNUS DX60 S2に対して、LAN経由コピー制御機能は利用できません。SAN経由コピー制御機能を利用してください。

5.6.2.1 SAN経由コピー制御機能を利用する場合の構成

CCMサーバからストレージ装置に対して、SAN経由でアドバンスト・コピーを指示する運用形態です。
SAN経由コピー制御機能では、CCMサーバとストレージ装置をつなぐ論理ボリュームが必要です。この論理ボリュームを“アクセスボリューム”と呼びます。バックアップ対象のストレージ装置の中の論理ボリュームを1つ、アクセスボリュームとしてCCMサーバに割り当てる必要があります。

筐体内コピー

SAN経由の筐体内コピーを行うには、システム構成が以下の条件を満たす必要があります。

以下は、筐体内コピーを行う場合のシステム構成です。

図5.6 筐体内コピーを行う場合のシステム構成

筐体間コピー

SAN経由の筐体間コピーを行うには、システム構成が以下の条件を満たす必要があります。

以下は、筐体間コピーを行う場合のシステム構成です。

図5.7 筐体間コピーを行う場合のシステム構成

5.6.2.2 LAN経由コピー制御機能を利用する場合の構成

CCMサーバからストレージ装置に対して、LAN経由でアドバンスト・コピーを指示する運用形態です。
LAN経由コピー制御機能では、CCMサーバからストレージ装置へのアドバンスト・コピー指示をLAN経由で行います。このため、LAN経由コピー制御機能では、アクセスボリュームが不要です。

筐体内コピー

LAN経由の筐体内コピーを行うには、システム構成が以下の条件を満たす必要があります。

以下は、筐体内コピーを行う場合のシステム構成です。

図5.8 筐体内コピーを行う場合のシステム構成

筐体間コピー

LAN経由の筐体間コピーを行うには、システム構成が以下の条件を満たす必要があります。

以下は、筐体間コピーを行う場合のシステム構成です。

図5.9 筐体間コピーを行う場合のシステム構成