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ETERNUS SF Express 16.9A / Storage Cruiser 16.9A / AdvancedCopy Manager 16.9A 概説書
FUJITSU Storage

5.6.1 エージェント利用型運用

5.6.1.1 業務サーバが1台の場合の構成

ストレージ装置に接続された業務サーバが1台の場合は、そのサーバにAdvancedCopy Managerマネージャーを導入します。AdvancedCopy ManagerマネージャーはAdvancedCopy Managerエージェント機能を備えているため、1台のサーバで、運用管理サーバと管理対象サーバの役割を兼ねることができます。

図5.2 業務サーバが1台の場合の構成

5.6.1.2 業務サーバが2台以上の場合の構成

ストレージ装置に接続された業務サーバが2台以上の場合は、以下のどちらかの運用形態を構築できます。

ポイント

AdvancedCopy Managerマネージャーは、サーバ資源の一部を使用するため、そこに導入されているAdvancedCopy Managerエージェントやほかのアプリケーションの動作性能に影響が出ることがあります。このため、専用の運用管理サーバを設置することを推奨します。

バックアップは、1台の管理対象サーバに接続された、1台のストレージ装置に限り運用可能です。一方、レプリケーションは、複数の管理対象サーバ間または複数のストレージ装置間で実行可能です。

Webコンソールからは、以下の図のように、複数のAdvancedCopy Managerの運用形態を管理することも可能です。

図5.5 1つのWebコンソールで複数の運用システムを管理する構成

5.6.1.3 利用可能なアドバンスト・コピーの種類

ストレージ装置で利用可能なアドバンスト・コピーの種類について示します。コピーの種類の詳細は、「付録A アドバンスト・コピーの概要」を参照してください。

ストレージ装置で利用可能なアドバンスト・コピーの種類は以下のとおりです。

表5.5 利用可能なコピーの種類

筐体内コピーの場合

筐体間コピーの場合

同一管理対象サーバ内

利用できる機能

バックアップ管理機能、
レプリケーション管理機能

レプリケーション管理機能

利用できるコピーの種類

OPC、EC、QuickOPC、SnapOPC、SnapOPC+ (注)

REC (注)

異なる管理対象サーバ間

利用できる機能

レプリケーション管理機能

レプリケーション管理機能

利用できるコピーの種類

OPC、EC、QuickOPC、SnapOPC、SnapOPC+ (注)

REC (注)

注: Storage Cluster環境では、SnapOPC、SnapOPC+、およびRECを利用できません。