Exchange Serverデータベースのバックアップ運用を停止する場合は、以下の手順で行います。
シャドウコピーの削除
実行中のコピー処理の停止
シャドウコピーの削除は、業務サーバ上でswsrpshadowadm_exchangeコマンドを実行して行います。
[実行例]
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange delete -dbname Mailbox1 swsrpshadowadm_exchange successfully completed C:\>
本コマンドを実行すると、以下の処理が行われます。
バックアップサーバに存在するシャドウコピーが削除されます。
バックアップサーバのライタメタデータドキュメントとバックアップコンポーネントドキュメントが削除されます。
注意
シャドウコピーを削除しても、OPCまたはQuickOPCの物理コピーおよびトラッキング処理は停止されません。
ディスクのすべてのシャドウコピーを削除した場合、そのディスクはオフライン状態になることがあります。AdvancedCopy Managerではオフライン状態のディスクをコピーできないため、引き続きシャドウコピーを削除したディスクをバックアップディスクとして使用する場合は、ディスクをオンラインにしてください。ディスクのオンライン/オフラインは「1.5 ディスクのオンライン/オフラインに関する注意事項」を参照してください。
差分スナップショット型バックアップを行う場合は、あらかじめトラッキング処理を停止する必要があります。
トラッキング処理の停止は、業務サーバ上でswsrpshadowadm_exchangeコマンドを実行して行います。
[実行例]
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange stopqopc -dbname Mailbox1 swsrpshadowadm_exchange successfully completed C:\>
トラッキング処理の停止はコピー停止コマンド(stxvcopy <source-disk> stop)を使って行うこともできます。
リストアコピー処理の停止は、業務サーバ上でswsrpcancelコマンドを実行して行います。
[実行例]
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpcancel g1d11p1@BKUP-SVR g1d1p1@EXCHG-SVR FROM=g1d3p1@BKUP-SVR, TO=g1d1p1@EXCHG-SVR swsrpcancel completed C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpcancel g1d12p1@BKUP-SVR g1d2p1@EXCHG-SVR FROM=g1d4p1@BKUP-SVR, TO=g1d2p1@EXCHG-SVR swsrpcancel completed C:\>
本コマンドを実行すると、実行中のリストアコピー処理が停止されます。
リストアコピー処理の停止後、業務ボリュームを正常なファイルシステムとして使用することは一般にはできないため、業務ボリュームを再利用するには再フォーマットが必要です。