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Systemwalker Centric Manager V17.0.1 導入手引書

10.1 起動の制御【Windows】

Systemwalker Centric Managerのサービスを選択して起動する手順を説明します。

  1. Systemwalker Centric Managerの全サービスを停止するために、pcentricmgrコマンドを使用します。

  2. Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpcmtool
    \service\ini配下のUSERCMGR.INIファイルを編集します。

    サービス起動・停止制御ファイルの編集方法については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

  3. mpsetsrvコマンドを使用して、2.の結果をサービスのスタートアップに反映します。mpsetsrv(サービスの起動制御コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

  4. Systemwalker Centric Managerの全サービスを起動するために、scentricmgrコマンドを使用します。

Systemwalker Centric Manager サービスカスタマイズ一覧

○:停止可能
△:停止可能だが関連機能に影響があり注意が必要
×:停止できません
-:サービス登録されません。
□:サービス登録されますが、お客様の運用によって起動します。

機能

サービス表示名
(注1)

[機能名](注2)
機能概要

停止区分
(注3)

初期起動状態
(注5

)

サーバ別停止可否(注6)

備考

運用管理サーバ

部門管理サーバ

業務サーバ

運用管理クライアント

クライアント

認証・通信基盤

Systemwalker ACL Manager

[セキュリティ管理]
Systemwalkerコンソール/[システム監視設定]/[利用者のアクセス権設定]の画面の認証管理/アクセス制御、資源配付コマンドでのアクセス権チェック機能です。

部分停止不可

自動

×

×

×

Systemwalker MpShrsv

[共通振分けサービス]
Systemwalker Centric Managerで使用しているポート番号を振り分ける機能です。

自動

×

×

×

FUJITSU PCMI(glassfish5-STFDMJAVAEE)

[Systemwalker Webコンソール 実行基盤制御]
Systemwalker Web コンソールの実行基盤制御機能です。

自動

×

サーバアクセス制御

Systemwalker MpSvac Service

[サーバアクセス制御]
管理対象サーバの資産に対するアクセス許可・拒否を制御し、アクセス監査ログを出力します。

自動

×

×

×

監視機能
フレームワーク

Systemwalker MpFwbs

[フレームワーク(基本部)]
Systemwalkerの基盤制御を行う各サービスを提供する機能です。

FS1
(同時にFS1~FS4まで停止されます)

自動

×

同時に停止されるサービス
(注4)

  • Systemwalker MpOpagt

  • Systemwalker MpFwDrp

  • Systemwalker MpPolSendMgr

  • Systemwalker MpPcgui

  • Systemwalker Mpapagt

  • Systemwalker MpNmsmgr

  • Systemwalker MpCNappl

  • Systemwalker MpTrfMgr

Systemwalker MpFwDrp

[ネットワーク管理構成情報リポジトリ]
運用管理サーバのネットワーク管理の処理で使用する構成情報リポジトリ機能です。

自動

ネットワーク管理のサービスを起動する場合、必ず起動する必要があります。

Systemwalker MpOpagt

[システム監視]
シスログ、ログファイルに出力されるメッセージのSystemwalkerでの監視機能、監視システムでのコマンド実行機能です。

自動

×

×

×

×
(注11)

×
(注11)

同時に停止されるサービス
(注4)

  • Systemwalker MpOpals

Systemwalker MpOpals

[システム監視-インストールレス型エージェント]

Systemwalker Centric Managerを導入しないシステムのイベントログに出力されるメッセージの監視機能、監視システムでのコマンド実行機能です。

自動

本機能を停止する場合、Systemwalker Centric Managerを導入しないシステムの監視はできません。

Systemwalkerスクリプト

Systemwalker Mpscsv

[スクリプト]
Systemwalkerスクリプトを用いた、イベントコリレーション、通知イベント編集、未発生イベント監視などの機能を提供します。

自動

×

×

×

×
(注11)

×
(注11)

同時に停止されるサービス
(注4)

  • Systemwalker MpOpagt

  • Systemwalker MpAosfB

ポリシー配付

Systemwalker MpPolSendMgr

[ポリシー配付]
各コンポーネントのポリシー設定、ポリシー配付を行う機能です。

自動

同時に停止されるサービス
(注4)

  • Systemwalker MpNmsmgr

Systemwalker MpPolRecv

[ポリシー配付]
運用管理サーバで設定したポリシーの受信/適用機能です。

自動

○(注9)


(注11)

イベント監視の条件定義

Systemwalker MpAosfB

[自動運用支援]
メッセージのフィルタリングおよび各アクションを実行する機能です。

自動

×

×

×

×
(注11)

×
(注11)

同時に停止されるサービス
(注4)

  • Systemwalker MpOpagt

自動アクション実行

Systemwalker MpAosfX

[イベント監視(アクション定義)]
監視イベントに対して、音声通知、ポップアップ、ショートメールのアクションを実行する機能です。

自動


(注12)


(注12)

Operation Managerと共通のサービスです。
本機能を停止する場合、Operation Managerでのアクション実行機能が使用できなくなります。

リモート電源制御

Systemwalker MpAosfP

[電源制御]
Systemwalkerコンソールからのサーバの電源制御を行う機能です。

自動


(注13)


(注13)

Operation Managerと共通のサービスです
本機能を停止する場合、Operation Managerでの電源制御機能が使用できなくなります。

Systemwalkerコンソール

Systemwalker MpPcgui

[システム監視GUI]
Systemwalkerコンソール機能です。

FS2

自動

×

システム監視定義GUI

Systemwalker MpOpgui

[イベント監視(定義GUI)]
[システム監視設定]を行うGUI機能です。

自動


(注11)


(注11)

Systemwalker Webコンソール

Systemwalker MpAHSC

[Webサーバ]
Systemwalker Webコンソール機能です。

自動

×

アプリケーション管理

Systemwalker Mpapagt

[アプリケーション管理]
アプリケーションの稼働監視、アプリケーションの性能監視機能です。

FS3

自動


(注14)


(注14)

ネットワーク管理

Systemwalker MpSttr Trap Forwarding

[SNMPトラップ転送]

SNMPトラップを他の製品と共有する機能です。

部分停止不可

手動

×

×

Systemwalker MpNmsmgr

[ネットワーク管理]
ノード検出/稼働状態の監視/MIB監視/MIB拡張等のネットワーク管理機能です。

FS4

自動

Systemwalker MpCNappl

[NTC(Network Trap Converter)]
SNMPトラップをアラームイベントに変換する機能です。

自動

×

×

同時に停止されるサービス
(注4)

  • Systemwalker MpNmsmgr

Systemwalker MpWksttr

[トラップデーモン]
SNMPトラップを受信して監視する機能です。

自動

×

×

同時に停止されるサービス
(注4)

  • Systemwalker MpCNappl

ネットワーク/サーバ性能監視

Systemwalker MpTrfMgr

[性能監視]
ネットワーク性能情報(トラフィック情報)の監視機能です。

自動


(注15)

運用管理サーバで本機能を運用停止する場合は、両方のサービスを停止させてください。

Systemwalker MpTrfAgt

自動

Systemwalker MpTrfExA

[性能監視]
サーバ性能情報(CPU、メモリなど)の監視、収集機能です。

自動


(注16)


(注16)


(注16)


(注16)


(注16)

ファイル転送

Systemwalker MpTrans

[ファイル転送]
ファイル転送機能です。

FS6

自動

停止する場合は、以下の機能を使用していないことを確認してください。

  • 監査ログ管理

  • インストールレス型エージェント

  • ソフトウェア修正管理

クライアントだけ手動起動。
(注10)

コンソール操作制御

Systemwalker MpOrCtrl

[コンソール操作制御(マネージャ)]
Systemwalkerコンソールで操作できる機能の範囲を、ユーザごとに設定する機能です。

FS6

自動

EE版の機能です。

Systemwalker MpOrCtrlCL

[コンソール操作制御(エージェント)]
Systemwalkerコンソールで行った操作をコンソール操作制御(マネージャ)に通知します。

自動

EE版の機能です。

資源配付

Systemwalker MpDrms

[資源配付]
資源やシステムの登録、検索表示、削除、変更、更新。配付の実行機能です。

FD

自動


(注17)


(注17)

停止した場合、インベントリ管理の収集ができなくなります。

Systemwalker MpDrmsFsd

[資源配付]
強制配付機能
運用管理サーバからの指示で強制的に各クライアントへ資源適用する機能です。

自動


(注17)


(注17)

Systemwalker MpDrmscl

[資源配付クライアント]
システム起動時のサービス起動でクライアントへ資源を適用する機能です。

手動

○(注8)
(注18)


(注18)

Systemwalker MpdrmsclFsd

[資源配付クライアント]
運用管理サーバからの指示で強制的に、クライアントへ資源を適用する機能です。

自動

○(注8)
(注18)


(注18)

MpdrmsclFsdサービスを停止する場合は、以下の点を確認してください。

  • クライアントへ強制的に資源を適用する運用は行っていない。かつ、

  • クライアントへ強制的に資源を適用する運用は今後も行う予定がない。

インベントリ管理(注19)

Systemwalker MpDTPServer

[インベントリ管理]
インベントリ収集、インベントリ情報の参照、検索機能を提供します。また、インベントリデータベースに登録されたインベントリ情報の参照、検索機能を提供します。

自動

Systemwalker MpDTPReceiver

[インベントリ管理]
運用管理サーバに収集されたインベントリ情報をインベントリデータベースに登録します。

自動

Systemwalker MpDTPAgent

[インベントリ管理]
インベントリ情報を転送します。

自動

プロセス監視

Systemwalker MpPmonC

[プロセス監視]
Systemwalker自身のプロセス監視機能です。

部分停止不可

自動

Systemwalker MpPmonC_Cluster

[プロセス監視]
クラスタ構成時のSystemwalker自身のプロセス監視機能です。

手動

×
(注20)

×
(注20)

リモート操作(注7)

Live Help Control Service

[リモート操作]
リモートからWindowsクライアントを操作するリモート操作機能です。

自動


(注21)


(注21)


(注21)


(注21)


(注21)

サービス管理

Systemwalker Mpscmc

【サービス管理】
Systemwalker Centric Managerのサービスを管理する機能です。

部分停止不可

自動

×

同時に停止されるサービス
(注4)

  • Systemwalker MpFwbs

注1)

サービス表示名は、Windowsのサービス画面に表示されるサービス名および、プロセスの動作状況表示コマンド(mppviewc)で表示されるサービス名を表しています。

注2)

起動制御ファイルでの機能名は、サービス起動制御ファイル(Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpcmtool\service\ini\USERCMGR.INI)に記載されている機能名を表しています。

注3)

部分停止区分は、pcentricmgrコマンドの部分停止オプション指定で停止される区分を表しています。

注4)

Windowsの[コントロールパネル]の[サービス]画面よりサービス停止を行う場合に、同時に停止されるサービスを表しています。

注5)

初期起動時にサービスが自動起動されるか、手動起動として起動されないかを表しています。

注6)

サーバ別停止可否は、デーモン起動制御ファイルの定義による停止可能/停止不可を表しています。

注7)

リモート操作のサービスは、Windowsの[サービス]画面より、個々のサービスを停止させてください。なお、この方法で停止させた場合、プロセス監視機能の監視エラーが通知されますが、以下のメッセージだけが通知される場合は対処不要です。

Systemwalker Centric Manager のプロセス(%1)が正常に動作しているか確認してください。

%1: リモート操作のプロセス名(lh081550.exe/LH092165.EXE/LHCTLSVC.EXE/lhprocessmonitor.exe)

8)

資源配付コンソール、資源配付クライアントを同時にインストールした場合にサービスが存在します。資源配付コンソールだけをインストールした場合はサービスが存在しません。

9)

サービスが存在するのは、全体監視環境の被監視運用管理サーバの場合だけです。

10)

クライアントにファイル転送基盤を利用する機能は提供されていないため、「Systemwalker MpTrans」サービスのスタートアップの種類は「手動」のままとして、自動起動しないようにしてください。

クライアントでファイル転送基盤を起動する場合は、システムのservicesファイルに下記のポート番号を事前に登録しておく必要があります。

ftranhc  1105/tcp
注11)

インストールオプション選択で、以下を選択した場合にサービスが登録されます。

  • イベント監視-イベント監視

注12)

インストールオプション選択で、以下を選択した場合にサービスが登録されます。

  • イベント監視-アクション実行

注13)

インストールオプション選択で、以下を選択した場合にサービスが登録されます。

  • リモート操作-リモート電源制御(サーバ)

注14)

インストールオプション選択で、以下を選択した場合にサービスが登録されます。

  • 性能監視・稼働監視-アプリケーション管理

注15)

インストールオプション選択で、以下を選択した場合にサービスが登録されます。

  • 性能監視・稼働監視-性能監視

注16)

インストールオプション選択で、以下を選択した場合にサービスが登録されます。

  • 性能監視・稼働監視-性能監視(システム性能収集)

注17)

インストールオプション選択で、以下を選択した場合にサービスが登録されます。

  • 資源配付-資源配付 サーバ

注18)

インストールオプション選択で、以下を選択した場合にサービスが登録されます。

  • 資源配付-資源配付 クライアント

注19)

監視ポリシーの配付先ノードが以下をともに満たす場合は、ポリシーの配付時にインベントリ管理のサービスが動いている必要があります。(インストールレス型エージェント監視を「設定なし」に設定している場合でも必要です)

  • Systemwalker Centric Managerをインストールしていない

  • ノードのプロパティの[基本情報]タブで、[マシン種別一覧]に「Computer」が登録されている

20

サービスが登録されますが、サービスが起動するのはクラスタ環境のみになります。

21

インストールオプション選択で、以下のいずれか選択した場合にサービスが登録されます。

  • リモート操作-リモート操作 クライアント

  • リモート操作-リモート操作 エキスパート

カスタマイズできないサービス一覧

○: サービスが存在する(自動)
●: サービスが存在する(手動)
×: サービスは存在しない


サービス表示名

機能概要

運用管理サーバ

部門管理サーバ

業務サーバ

運用管理クライアント

クライアント




OD_start

Systemwalker内通信の通信基盤

×

×

×

×

Naming Service

Systemwalker内通信の通信基盤

×

×

×

×

SymfoWARE RDB CENTRIC

Systemwalkerのデータベース

×

×

×

×

F3CVSERV

トレース出力機能






LiveHelp Connect Service(注)

LiveHelp Connectにおいて、リモート操作エキスパートとリモート操作クライアントの接続を行う機能

×

×

×

×

×

注)

LiveHelp Connectは、DMZに設置している専用サーバにインストールしてください。