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Enterprise Application Platform V1.2.0 運用ガイド

4.1.1 一括資料採取コマンド

4.1.1.1 eapfcollectinfo

名前

eapfcollectinfo

形式

eapfcollectinfo [-d directory]

機能説明

eapfcollectinfoコマンドは、本製品の調査資料を一括して採取します。トラブル発生時、技術員に連絡する前に本コマンドを使用して調査資料を採取してください。

調査資料の格納先は、-dオプションで指定します。格納先のパス名は以下のように指定してください。

権限

オプション

オプション名

説明

-d

調査資料の格納先ディレクトリーのパス名を32バイト以下で指定します。以下の形式で格納されます。

<指定ディレクトリーパス名>\collect\<YYYYMMDDHHMMSS>

<指定ディレクトリーパス名>/collect/<YYYYMMDDHHMMSS>
<YYYYMMDDHHMMSS>は年4桁・月2桁・日2桁・時間2桁・分2桁・秒2桁の形式です。例えば2020年1月23日12時34分56秒の場合、20200123123456になります。

本オプションを指定しない場合は対話形式で格納先パス名の問合せがあります。デフォルトではカレントディレクトリー配下となっています。問合せに答えて格納先パス名を指定してください。

オペランド

なし

戻り値

0: 正常終了
0以外: 異常終了

注意

  • 本コマンドはトラブルが発生した直後に実行してください。

  • 資料格納先に<YYYYMMDDHHMMSS>ディレクトリーがすでに存在している場合、eapf30892メッセージを出力してエラーとなります。別端末で同時期にeapfcollectinfoコマンドを実行している場合や、OSの時計が正しくない場合などが該当します。

  • 半角空白を含むパス名を指定した場合は資料が正しく採取できません。半角空白を含まないパス名を指定して、資料を採取しなおしてください。

  • 本コマンドで採取できる本製品のログファイル、およびログファイルの採取に関する注意事項については、「GlassFishユーザーズガイド」の「ログ情報」を参照してください。

  • 本コマンドを複数同時に実行した場合、予期しない障害が発生する場合があります。複数同時に実行した場合は、本コマンドを再実行してください。コマンドを再実行すれば問題ありません。

  • 当コマンドが途中で停止した場合は、資料採取が中止され、資料の一部が採取されません。

使用例

以下のように実行します。


「X:\save」ディレクトリーに調査資料を採取します。

C:\eapf\bin\eapfcollectinfo.exe -d X:\save
eapfcollectinfo: 情報: eapf30890:X:\save\collect\20190925161112に資料を格納します
資料採取が33%完了しました
資料採取が66%完了しました
資料採取が100%完了しました
eapfcollectinfo: 情報: eapf30891:X:\save\collect\20190925161112に資料を格納しました


「/save」ディレクトリーに調査資料を採取します。

/opt/FJSVeapf/bin/eapfcollectinfo -d /save
UX:eapfcollectinfo: 情報: eapf30890:/save/collect/20190925222835に資料を格納します
33% of collecting was completed
66% of collecting was completed
100% of collecting was completed
UX:eapfcollectinfo: 情報: eapf30891:/save/collect/20190925222835に資料を格納しました

備考

ポイント

FJQSS(資料採取ツール)により、eapfcollectinfoコマンドと同じ資料を採取できます。

FJQSSについては、以下で表示されるマニュアルを参照してください。

  • 「スタート」メニューの「FJQSS(資料採取ツール)」-「FJQSS ユーザーズガイド」

FJQSSについては、以下に格納されているマニュアルを参照してください。

  • 製品のメディアのルートディレクトリー直下のmanual/fjqssディレクトリー配下