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Site Recoveryfor Red Hat(R) OpenStack Platform V1.1 運用ガイド
FUJITSU Software

9.3 本番サイトでCinderボリュームを作成した場合の手順【サイト:本番サイト、災対サイト】

本番サイトでCinderボリュームを作成した場合は、本手順を実施してください。本手順では、Cinderボリュームに対して、リモート・アドバンスト・コピー(REC)を設定します。

注意

RECを設定していないCinderボリュームの確認方法は「D.2 RECの確認」を参照してください。


(1) RECに必要な情報の確認【サイト:本番サイト】

本手順は、以下の条件で実施してください。

以下のコマンドを実行し、ボリュームの情報を表示します。

ボリュームNoとボリュームサイズを控えてください。

rcx_srosp_setup volume-info <volume_id> [<volume_id> ...]

(2) コピー先ボリュームの作成【サイト:災対サイト】

本手順は、以下の条件で実施してください。

災対サイトのETERNUS上に、RECの設定(1)で確認したボリュームサイズと同じサイズのボリュームを作成します。 作成したボリュームのボリュームNoを控えてください(RECの設定(3)のコピーペアの登録時に使用します)。

注意

本番サイトと災対サイトにおいて、ボリューム名とボリュームNoが重複しないように指定してください。


(3) コピーペアの登録【サイト:災対サイト】

本手順は、以下の条件で実施してください。

コピーペアを登録します。

コピーペアの登録にはボリュームNoが必要です。RECの設定(1)、(2)で控えたものを使用してください。

コピーペアを登録する際に指定するボリュームNoは、以下の規則に従ってください。

ボリュームNoの指定例:

以下のコマンドを実行し、コピーペアを登録します。

acpair add -g <copyGroup> -p <copyPair>

acpair addコマンドの詳細はAdvancedCopy Manager CCMのコマンドリファレンスを参照してください。


(4) コピーの実行【サイト:災対サイト】

本手順は、以下の条件で実施してください。

RECによるコピーを実行します。

acec start -g <copyGroup> -p <copyPair> -transfer <動作モード> -r

<copyPair>には(3)で登録したコピーペア情報を使用してください。acec startコマンドの詳細はAdvancedCopy Manager CCMのコマンドリファレンスを参照してください。


(5) 増分バックアップ【サイト:本番サイト、災対サイト】

本番サイトに変更があるため、「第6章 運用 - 増分バックアップ」に従って本番サイトの増分バックアップを実施してください。