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PRIMECLUSTER  RMS 導入運用手引書 4.7

B.2 状態の詳細

上記の基本状態の他に、RMSは以下の場所に状態の詳細を報告する場合があります。

ほとんどの場合、[State Details]フィールドは空白です。RMSがこの追加情報を表示するのは、通常、アプリケーションが保守モードにある場合か、オブジェクトが遷移、不整合、または待機の状態にある場合です。以下の表は、RMSオブジェクトのStateDetails値の一覧です。

表B.3 RMSオブジェクトのStateDetails値

状態

説明

Failed Over

Offline処理が成功し切替えが開始された状態。

Faulted

Faultedの通知を受信した。

Fault Occurred

過去にそのリソースに故障が発生したことを表す。
故障形跡がクリアされるまで表示し続ける。

Inconsistent on remote

userApplicationが複数のノードでOnlineであるが、ローカルノード上ではOnlineでない状態。

Initial Fault

RMSが起動された時点でuserApplicationがすでにFaultedである状態。

Joined

クラスタに参入済みであるためSysNodeがOfflineである状態。

Killed

killが成功したためSysNodeがFaultedの状態にある。

Not Joined

クラスタに未参入なためSysNodeがOfflineの状態にある。

Offline

Offlineの通知を受信した。

Offline Failed

Offline処理が失敗した。

Offline Success

Offline処理が成功した。

Offline intended

目標状態はOffline。

Online

Onlineの通知を受信した。またはuserApplicationが複数のノードでOnlineである状態。

Online !!

目標状態はOnlineだが、userApplication配下の一部のリソースがOnlineでない。

Online intended

目標状態はOnline。

Partial

userApplication配下の一部のリソースのみが起動されている状態

PreCheckScriptFailed

PreCheckScriptが失敗した。

Preserved

PreserveStateが設定され、Offline処理が開始されていない状態。

Shutdown

停止中であるため、SysNodeがFaultedの状態にある。

Standby

Standbyの通知を受信した。

Standby !!

目標状態はStandbyだが、userApplication配下の一部のリソースがStandbyでない。

Standby intended

目標状態はStandby。

Remote Faulted

制御アプリケーションが少なくとも1つのノードでFaultedである状態。

Remote Offline

制御アプリケーションがすべてのノードでStandbyではない状態。

たとえば、あるノード上でアプリケーションがOnline状態から保守モードに切り替わった場合、保守モードが終了すると通常は以前のOnline状態に復帰します。RMSはこのことを、そのノードの状態詳細フィールドにOnline intendedと表示することによって表します。アプリケーションがOfflineであったノードでは、RMSは状態詳細フィールドにOffline intendedを表示します。