RMSの環境変数には、グローバルとローカルの2つがあります。
RMSグローバル環境変数は、クラスタ内のすべてのノードで同じ設定にする必要があります。RMSは、RMSグローバル環境変数をENV オブジェクトに保存します。
RMSローカル環境変数はRMSグローバル環境変数に優先し、また、ノードごとに異なる可能性があります。RMSは、RMSローカル環境変数をENVLオブジェクトに保存します。
RMSは、ベースモニタの起動時に、hvenvおよびhvenv.localの内容から、ENVオブジェクトやENVLオブジェクトを動的に生成します。ENVLオブジェクトの値はENVオブジェクトの値より優先されます。詳細については、"E.1 RMS環境変数の設定" を参照してください。
注意
RMS グローバル環境変数 (ENV) の設定は、クラスタ共通の構成定義チェックサムによって検証されます。構成チェックサムは、ベースモニタの起動時に各ノードで検査されます。いずれかのノードでチェックサムが異なっていると、RMS の起動は失敗します。
RMS ローカル環境変数 (ENVL) の設定は、クラスタ共通の構成定義チェックサムでは検証されません。
RMSの実行中は、hvdisp コマンドでRMS環境変数を表示することができます。ルート権限は必要ありません。グローバルリストには、hvdisp ENVを使用し、ローカルリストにはhvdisp ENVLを使用します。
すべてのRMSグローバル環境変数およびRMSローカル環境変数の内容については、"付録E 環境変数" を参照してください。