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PRIMECLUSTER  RMS 導入運用手引書 4.7

E.1 RMS環境変数の設定

注意

hvenv構成設定ファイルの変更は行わないでください。構成設定のRMS環境変数を変更する際には必ず、hvenv.localファイルに行ってください。

RMS環境変数の値は、hvenv.localファイルで指定されています。RMS環境変数の設定を変更するには、テキストエディタでhvenv.localを開き、必要に応じて行の編集または追加を行います。

RMS環境変数の値は通常次のように記述されています。

export SCRIPTS_TIME_OUT=200

RMSは起動時に一度だけ、hvenvおよびhvenv.localからRMS環境変数の値を読取り、各ノードでENVオブジェクトとENVLオブジェクトを初期化します。これ以降RMSは、ENVオブジェクトとENVLオブジェクトのファイルを参照しません。このためhvenv.localに加えた変更は、RMSの次回起動時まで有効になりません。

ENVL (ローカル) オブジェクトの値はENV (グローバル) オブジェクトの値より優先されます。hvenv.localファイルにRMSグローバル環境変数が設定された場合は、対応するhvenvファイルの設定は上書きされます。ただし、RMSグローバル環境変数の設定はクラスタ全体で同じでなければならないため、1つのノードでhvenv.localファイルのRMSグローバル環境変数の設定を変更した場合は、残りの全ノードで同じようにhvenv.localを変更してください。

RMSの実行中は、hvdispコマンドでRMS環境変数を表示することができます。ルート権限は必要ありません。

hvdisp ENV
hvdisp ENVL