注意
注意事項については、「1.4.2 配備時の注意事項」を参照してください。
形式
deploy [--contextroot context_root] [--force[=true|=false]] [--precompilejsp[=true|=false]] [--name component_name] [--retrieve local_dirpath] [--enabled[=true|=false]] [--libraries jar_file[,jar_file]...] [--target target] filepath
機能説明
配備モジュールを配備します。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「11.1 asadmin」も参照してください。
また共通オプションについては、「11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--contextroot | なし | context-rootを指定します。 配備対象がディレクトリーの場合は、配備対象のディレクトリー名が使用されます。 |
--force | なし | 同一のモジュールが配備済みの場合に、再配備を行うか否かを指定します。 |
--precompilejsp | なし | JSPアプリケーションを配備時にコンパイルするか否かを指定します。 省略値は「false」です。 本オプションを有効にして、JSPの事前コンパイルでエラーが発生した場合は、メッセージを出力して処理を中断します。 |
--name | なし | アプリケーション名を指定します。 アプリケーション名に指定可能な文字は以下です。
|
--retrieve | なし | クライアントスタブJARファイルを取り出します。 |
--enabled | なし | 配備後にアプリケーションを有効にするか否かを指定します。 |
--libraries | なし | アプリケーションから参照するライブラリー(JARファイル)を絶対パスで指定します。複数指定する場合は、カンマ区切りで指定します。
|
--target | なし | 展開先のDASのインスタンス名(server)/GlassFish Serverクラスター名を指定します。省略値は「server」です。 |
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
filepath | 不可 | 配備対象ファイルまたはディレクトリーを指定します。 ディレクトリーに指定可能な文字は以下です。
配備対象ディレクトリーの上位ディレクトリーを指定してディレクトリー配備を行った場合、上位ディレクトリーをエンタープライズアプリケーションの展開ディレクトリーと判断し配備に成功する場合があります。この場合、アプリケーションが正常に動作しない可能性があるため、必ず配備対象のディレクトリーを指定して配備してください。 配備対象ファイルまたはディレクトリーとして、UNC形式や、ネットワークドライブ上のパスを指定することはできません。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
DASおよびGlassFish Serverクラスターが異なる場合であっても、すでに存在するアプリケーション名は指定できません。また英文字は、大文字・小文字を区別しないため、例えば、「app1」が存在する場合、「APP1」は指定できません。
通常業務中のHotDeploy機能の利用(ターゲットを起動している状態での配備操作)は推奨しません。HotDeploy機能はリクエストがない状況で利用してください。詳細は、「HotDeploy機能使用時の注意事項」を参照してください。
本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。
「target」(または「オペランド」)に指定したGlassFish Serverインスタンスまたは指定したGlassFish Serverクラスターに属するすべてのGlassFish Serverインスタンス
このため、GlassFish ServerインスタンスまたはGlassFish Serverクラスターに属するすべてのGlassFish Serverインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。
配備対象がディレクトリーで以下の場合、GlassFish Serverクラスターの起動処理時、またはアプリケーションの実行時に例外が発生します。
GlassFish ServerクラスターまたはDASが配備対象ディレクトリーを参照できない場合
再配備時にディレクトリーにDASが参照しているファイルが存在しないか、ファイル名が変更されている場合
また、アプリケーション、GlassFish Serverクラスター、GlassFish Serverインスタンスがディレクトリーにアクセス可能である必要があります。
WebサーバーとGlassFish Serverクラスターを同じマシンで運用し、Webサーバーと連携している状態でWebアプリケーションを配備する場合、設定を反映するためには、Webサーバーの再起動が必要です。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin deploy --target Cluster001 sample.ear |
/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin deploy --target Cluster001 sample.ear |
形式
get-client-stubs --appname application_name local_directory_path
機能説明
配備されているアプリケーションから、EJBアプリケーションのクライアントアプリケーションで使用するスタブファイルおよびJakarta EEアプリケーションクライアントの実行に必要なファイルを内包するディレクトリーを取得します。
クライアントスタブJARファイルおよびJakarta EEアプリケーションクライアントの実行に必要なファイルを内包するディレクトリーの構成については、「4.9.2 Jakarta EEアプリケーションクライアントの運用操作」の「4. クライアントスタブJARファイルをダウンロード」を参照してください。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「11.1 asadmin」も参照してください。
また共通オプションについては「11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--appname | なし | スタブを取得する対象のアプリケーション名を指定します。 |
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
local_directory_path | 不可 | スタブファイルを格納するローカルディレクトリーのパスを指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin get-client-stubs --appname sample C:\temp |
/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin get-client-stubs --appname sample /temp |
形式
undeploy [--cascade[=true|=false]] [--target target] component_name
機能説明
配備済みアプリケーションを配備解除します。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「11.1 asadmin」も参照してください。
また共通オプションについては、「11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--cascade | なし | リソースアダプタと関係するコネクタ接続プール、コネクタリソース、管理オブジェクトリソース、およびリソースアダプタの定義情報を削除するか否かを指定します。 |
--target | なし | 展開先のDASのインスタンス名(server)/GlassFish Serverクラスター名を指定します。省略値は「server」です。 展開先のGlassFish Serverクラスターを削除している場合、ドメイン(domain)を指定します。 |
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
component-name | 不可 | 配備解除対象のアプリケーション名を指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
アプリケーション配備済みのままGlassFish Serverクラスターを削除した場合、--targetオプションにドメイン(domain)を指定してアプリケーションを配備解除してください。
以下の条件を満たした場合、配備解除後にファイルおよびディレクトリーが残存し、削除できない場合があります。この場合、DASまたはGlassFish Serverクラスターを停止後、手動でファイルおよびディレクトリーを削除してください。
javax.servlet.ServletContext#getResource(String path)を呼び出した。かつ、
引数pathがWEB-INF/libディレクトリー配下の存在するjarファイル(例:"/WEB-INF/lib/foo.jar")
配備解除後も、配備時に--librariesオプションで指定したjarファイルが削除できない場合があります。この場合、DASおよびGlassFish Serverクラスターを停止後、ファイルを削除してください。
本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。
「target」(または「オペランド」)に指定したGlassFish Serverインスタンスまたは指定したGlassFish Serverクラスターに属するすべてのGlassFish Serverインスタンス
このため、GlassFish ServerインスタンスまたはGlassFish Serverクラスターに属するすべてのGlassFish Serverインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。
WebサーバーとGlassFish Serverクラスターを同じマシンで運用し、Webサーバーと連携している状態でWebアプリケーションを配備解除する場合、設定を反映するためには、Webサーバーの再起動が必要です。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin undeploy --target Cluster001 sample |
/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin undeploy --target Cluster001 sample |
形式
enable [--target target] component_name
機能説明
ターゲットへ配備されているアプリケーションを有効にします。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「11.1 asadmin」も参照してください。
また共通オプションについては、「11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--target | なし | 対象のDASのインスタンス名(server)/GlassFish Serverクラスター名、GlassFish Serverインスタンス名を指定します。省略値は「server」です。 |
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
component_name | 不可 | 対象のアプリケーション名を指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。
「target」(または「オペランド」)に指定したGlassFish Serverインスタンスまたは指定したGlassFish Serverクラスターに属するすべてのGlassFish Serverインスタンス
このため、GlassFish ServerインスタンスまたはGlassFish Serverクラスターに属するすべてのGlassFish Serverインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin enable --target Cluster001 sample |
/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin enable --target Cluster001 sample |
形式
disable [--target target] component_name
機能説明
ターゲットへ配備されているアプリケーションを無効にします。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「11.1 asadmin」も参照してください。
また共通オプションについては、「11.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--target | なし | 対象のDASのインスタンス名(server)/GlassFish Serverクラスター名、GlassFish Serverインスタンス名を指定します。省略値は「server」です。 |
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
component_name | 不可 | 対象のアプリケーション名を指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。
「target」(または「オペランド」)に指定したGlassFish Serverインスタンスまたは指定したGlassFish Serverクラスターに属するすべてのGlassFish Serverインスタンス
このため、GlassFish ServerインスタンスまたはGlassFish Serverクラスターに属するすべてのGlassFish Serverインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin disable --target Cluster001 sample |
/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin disable --target Cluster001 sample |