定義項目
カテゴリ | プロパティ | プロパティ名 | get | set | list | |
---|---|---|---|---|---|---|
× | × | ○ | ||||
× | × | ○ | ||||
use-thread-pool-ids | ○ | ○ | × | |||
message-fragment-size | ○ | ○ | × | |||
max-connections | ○ | ○ | × | |||
property | × | × | ○ | |||
LogIiopAccessMode | ○ | ○ | × | |||
iiop-access-log | × | × | ○ | |||
rotation-size | ○ | ○ | × | |||
max-history-files | ○ | ○ | × | |||
directory | ○ | ○ | × | |||
× | × | ○ | ||||
id | ○ | × | × | |||
address | ○ | ○ | × | |||
port | ○ | ○ | × | |||
enabled | ○ | ○ | × | |||
property.${PropertyName} | ○ | ○ | × |
■IIOPサービス
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service
■ORB
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.orb
スレッドプールID
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.orb.use-thread-pool-ids
デフォルトスレッドプールのスレッドプールIDを指定します。
「thread-pool-1」を指定してください。
任意の文字列
thread-pool-1
なお、asadmin setサブコマンドで値を省略して定義項目名と「=」だけを指定することはできません。
最大メッセージ分割サイズ
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.orb.message-fragment-size
IIOPメッセージの最大フラグメントサイズを指定します。
128~2147483647(Byte)
1024
総接続数
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.orb.max-connections
IIOP通信の最大同時接続数を指定します。
0~2147483647
1024
■ORBの追加プロパティ
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.orb.property
IIOPアクセスログの出力モード
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.orb.property.LogIiopAccessMode
IIOPアクセスログの出力モードを指定します。IIOPアクセスログの出力モードの詳細については、「4.17.4 IIOPアクセスログ」を参照してください。
access
ACCESSモード
trace
TRACEモード
none
NONEモード
access
trace
none
なし
■IIOPアクセスログ
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.orb.iiop-access-log
ログサイズ
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.orb.iiop-access-log.rotation-size
IIOPアクセスログの最大サイズを指定します。
ログファイルが指定したサイズに達すると、ローテーションされます。
1~2000(MByte)
3
世代数
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.orb.iiop-access-log.max-history-files
ローテーションしたIIOPアクセスログを保管する世代数(ファイル数)を指定します。
保管するログファイルの数が、指定した世代数を超えた場合は、一番古い世代のログファイルが削除されます。
1~999
2
ログ出力ディレクトリ
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.orb.iiop-access-log.directory
IIOPアクセスログを出力するディレクトリのパスを絶対パスで指定します。
パスの長さは、ファイル名(ローテーション後のファイル名)を含めてOSの最大値の範囲内になるようにしてください。
先頭に${com.sun.aas.instanceRoot}以外を指定した場合、指定したディレクトリ配下にGlassFish Serverインスタンス名でディレクトリが作成され、その配下にログファイルが出力されます。なお、作成されたディレクトリは、GlassFish ServerクラスターやGlassFish Serverインスタンスを削除しても削除されないため、必要に応じて削除してください。
${com.sun.aas.instanceRoot}については、「9.8.1 定義時に利用できるプロパティ」を参照してください。
任意の文字列
${com.sun.aas.instanceRoot}/logs/iiop
■IIOPリスナー
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.iiop-listener.${iiop-listener-id}
ポイント
${iiop-listener-id}には、以下の値を指定します。
orb-listener-1:IIOP(ORB)のリスナーポート
SSL:IIOP/SSLのリスナーポート
SSL_MUTUALAUTH:相互認証用のIIOP/SSLリスナーポート
IIOPリスナー名
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.iiop-listener.${iiop-listener-id}.id
リスナーを特定する名前です。
orb-listener-1
SSL
SSL_MUTUALAUTH
${iiop-listener-id}
ネットワークアドレス
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.iiop-listener.${iiop-listener-id}.address
サーバーで有効なホスト名、IPアドレスまたは「0.0.0.0」を指定します。
サーバーで有効なすべてのネットワークアドレスを使用する場合は、「0.0.0.0」を指定してください。
「0.0.0.0」を指定した場合、サーバーアプリケーションとのIIOP通信時に、サーバーホストのIPアドレスが使用されます。
注意
IPv6/IPv4デュアルスタック構成の場合、IPアドレスを指定しないでください。
複数NIC設定環境の場合、利用するNICのIPアドレスまたはホスト名を指定してください。
任意の文字列
0.0.0.0
リスナーポート
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.iiop-listener.${iiop-listener-id}.port
リスナーが待機するポート番号を指定します。
注意
GlassFish Serverクラスター配下のGlassFish Serverインスタンスのポート番号は、システムプロパティとして定義されています。GlassFish Serverクラスター配下のGlassFish Serverインスタンスのポート番号を変更する場合は、本項目を更新せず、システムプロパティの値を変更してください。
システムプロパティの詳細については、「9.8.1 定義時に利用できるプロパティ」を参照してください。
ポート番号には、システム上のアプリケーションを含むすべてのサービスにおいて、それぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。以下の値を設定しないでください。
システム内の他のサービス、システム上のアプリケーションが使用するポート番号
システムが動的に割り当てる領域のポート番号(エフェメラルポート)
ポート番号の設定については、「付録D ポート番号」を参照してください。
1~65535
一般ユーザーでJakarta EEアプリケーションを運用する場合、1~1024のポートを使用することはできません。
DASの場合
IIOPリスナー名がorb-listener-1の場合
23630
IIOPリスナー名がSSLの場合
23631
IIOPリスナー名がSSL_MUTUALAUTHの場合
23632
GlassFish Serverクラスター配下のGlassFish Serverインスタンスの場合
IIOPリスナー名がorb-listener-1の場合
"${IIOP_LISTENER_PORT}"
IIOPリスナー名がSSLの場合
"${IIOP_SSL_LISTENER_PORT}"
IIOPリスナー名がSSL_MUTUALAUTHの場合
"${IIOP_SSL_MUTUALAUTH_PORT}"
リスナー
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.iiop-listener.${iiop-listener-id}.enabled
リスナーを有効にする(true)/しない(false)を指定します。
true
false
DASの場合
true
GlassFish Serverクラスター配下のGlassFish Serverインスタンスの場合
IIOPリスナー名がorb-listener-1の場合
true
IIOPリスナー名がSSLの場合
false
IIOPリスナー名がSSL_MUTUALAUTHの場合
false
IIOPリスナーの追加プロパティ
${clusterName_instanceName_configName}.iiop-service.iiop-listener.${iiop-listener-id}.property.${PropertyName}
任意のプロパティ名を指定します。
任意の文字列
asadmin setサブコマンドで値を省略(定義項目名と「=」だけを指定)して実行すると、値をなしに設定できます。
なし
関連情報
詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。
内容 | 参照先 |
---|---|
機能説明 | 2.12 ORB(Object Request Broker)/RMI-IIOP IIOPアクセスログについては、「4.17 Jakarta EEアプリケーションのログ」を参照してください。 |
チューニング方法 | |
コマンド | asadminコマンドの以下のサブコマンド |