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Interstage Application Server V13.1.0 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

5.1.1 ワークユニットおよびオブジェクトの稼働状態監視

Systemwalker Centric Managerよりワークユニットおよびオブジェクトの稼働状態を監視できます。
以下に、Systemwalker Centric Managerより監視できる情報を示します。

ワークユニット情報

ワークユニットの情報として、以下の項目が表示されます。

表示項目

CORBAアプリケーション


ユーティリティアプリケーション



非同期アプリケーション

備考

表示名

ユーザがワークユニットに対して任意に命名する名前

ワークユニット名

  

種別

ワークユニット種別

実行先ノード

ワークユニット実行先のホスト名

稼働状態

ワークユニットの稼働状態

○:表示される項目


オブジェクト情報

オブジェクトの情報として、以下の項目が表示されます。

表示項目

CORBAアプリケーション


ユーティリティアプリケーション


非同期アプリケーション

備考

オブジェクト名

非同期アプリケーションの場合はDestination名

常駐

オブジェクトの運用形態
(常駐/非常駐/マルチオブジェクト常駐)

待ちメッセージ数

  

累積処理件数

  

○:表示される項目      -:表示されない項目


オブジェクト詳細

オブジェクトの詳細情報として、以下の項目が表示されます。

表示項目

CORBAアプリケーション


ユーティリティアプリケーション


非同期アプリケーション

備考

常駐

オブジェクトの運用形態
(常駐/非常駐/マルチオブジェクト常駐)

プロセス多重度

  

スレッド多重度

CORBAワークユニットが停止中の場合は表示されません。

DPCF通信パス

  

待ちメッセージ数

  

累積処理件数

  

最大キューイング数

  

監視キューイング数

  

監視再開キューイング数

  

○:表示される項目      -:表示されない項目

注意

  • 最新の情報を表示する場合は、「アプリケーション検出」を行ってください。「アプリケーション検出」については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。

  • 本機能を使用するには、isstartコマンドまたはInterstage管理コンソールを使用し、Interstageの起動を行う必要があります。各サービスから提供されている起動コマンドは使用しないでください。
    なお、クラスタシステムでInterstageを運用する場合には、クラスタシステムの運用方法に従ってください。

  • Interstageが動作しているサーバでの電源断や回線断、システムのリブート、Interstageのシステムダウンなどが発生した場合、ワークユニットの稼働状態が動作中のままとなります。本現象が発生した場合には、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照し、復旧作業を行ってください。

  • オブジェクトが停止状態の場合、オブジェクト情報の取得はできません。


  • 「/etc/syslog.conf」の設定値に、「daemon.notice;mail.crit」を指定している場合には、その記述の必要はありません。Interstage 3.1までは、「/etc/syslog.conf」への「daemon.notice;mail.crit」の記述が必要でしたが、4.0より不要となりました。Interstage 3.1までを使用していた環境では、特に注意してください。
    以下に、Systemwalker Centric Managerインストール時のデフォルトの記述例を示します。デフォルト設定で良い場合は、以下のとおり修正してください。カスタマイズが必要な場合は、「daemon.notice;mail.crit」を指定しない任意の設定値を指定してください。

    • SystemWalker/CentricMGR 5.0、5.1の場合

      *.err;kern.debug;auth.notice        /var/opt/FJSVsagt/fifo/slg
    • SystemWalker/CentricMGR 5.2以降の場合

      *.warning                        /var/opt/FJSVsagt/fifo/slg

    上記の第1パラメタ(「*.err;kern.debug;auth.notice」など)と第2パラメタ(「/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg」など)の間は、必ずタブで間を空けてください。スペースは指定できませんので注意してください。

    次に、syslogdに設定を反映します。以下の手順を実施してください。

    1. syslogdのプロセスIDを調べます。

    2. 以下のコマンドを実行します。

      kill -HUP  syslogdのプロセスid