バックアップ・リストア対象資源の定義方法を説明します。
バックアップ・リストア対象資源については、バッチファイル(Windows (R))やシェルスクリプト(Linux)に直接定義します。
バックアップ・リストア対象資源については、バックアップ・リストア対象定義ファイルに定義します。バックアップ・リストア対象定義ファイルは、任意の名前で作成できます。
サンプルは以下にあります。
/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/sample.def
定義内容の詳細については、「4.2 資源のバックアップとリストア」や「4.6 他サーバへの資源移行」を参照してください。
記述形式
バッチファイルの中に、1行に1項目の定義を記述します。
rem [セクション名] set 定義名 = 定義値
定義ファイルの中に、1行に1項目の定義を記述します。
[セクション名] 定義名 = 定義値
シェルスクリプトの中に、1行に1項目の定義を記述します。
# [セクション名] set 定義名 = 定義値
注意
「[」、「]」、「=」は、半角で記述します。
コメントを記述する場合は、定義値の後に「#」を記述します。「#」は、行頭には指定できません。
定義項目一覧
バックアップ・リストア対象の項目を、以下に示します。
定義の省略について
セクション名および定義名は、省略不可です。
定義値は、特に説明していないかぎりは省略不可です。
セクション名について
セクション名「Common」のセクションは、操作時の基本情報に関する定義です。
他のセクションは、そのセクション名と「サービス名と対象資源の対応」で説明しているサービス名が対応しています。
「セクション名_TARGET」、「target」について
定義名が「セクション名_TARGET」(Windows (R)、Linuxの場合)、または、「target」(Solarisの場合)の定義項目は、必須項目であり、そのセクションを操作対象とするかどうかを定義します。定義値が「on」のセクションのみバックアップ・リストアが行われます。
操作対象の選択方法は、「バックアップ対象資源の確認」を参照してください。
on :そのセクションが操作対象となります。
off:そのセクションが操作対象とはなりません。
定義項目
セクション名 | 定義名 | 定義値の説明 |
---|---|---|
Common |
| Interstageのインストールディレクトリを指定します。 |
HOST | 移入時に、移入先ホスト名を指定します。 | |
COMMON_PATH | 資源の退避先ディレクトリを指定します。 | |
ISCOM | ISCOM_TARGET | Interstageセットアップ資源を操作対象とするかを指定します。 |
GUI | GUI_TARGET | Interstage管理コンソールの資源を操作対象とするかを指定します。 |
JMX | JMX_TARGET | Interstage JMXサービス資源を操作対象とするかを指定します。 |
JMX_IPADDRESS | 移入時にInterstage JMXサービスで使用するIPアドレスを変換する必要がある場合に、IPアドレスを指定します。 (注1)
| |
JMX_USERREP | Interstage JMXサービスのユーザリポジトリ定義をリストア対象とするかを指定します。 (注1) | |
JMX_SITEINFO | サイトの移行を行う場合は「on」を設定します。通常は「off」を設定してください。 | |
ISCM
| ISCM_TARGET | 業務構成管理のリポジトリ資源を操作対象とするかを指定します。 |
OD | OD_TARGET | CORBAサービス資源を操作対象とするかを指定します。 |
OD_PORT | 移入時に、CORBA通信に使用するポート番号を指定します。 | |
OD_DBPATH | 移入時に、インタフェースリポジトリで使用するデータベースのディレクトリを指定します。 | |
ES | ES_TARGET | イベントサービス資源を操作対象とするかを指定します。 |
PORB | PORB_TARGET | Portable-ORB資源を操作対象とするかを指定します。 |
TD | TD_TARGET | コンポーネントトランザクションサービス資源を操作対象とするかを指定します。 |
OTS | OTS_TARGET | データベース連携サービス資源を操作対象とするかを指定します。 |
SSOsv
| SSOSV_TARGET | Interstage シングル・サインオン資源(リポジトリサーバの資源)を操作対象とするかを指定します。 |
SSOac | SSOAC_TARGET | Interstage シングル・サインオン資源(認証サーバの資源)を操作対象とするかを指定します。 |
SSOaz | SSOAZ_TARGET | Interstage シングル・サインオン資源(業務サーバの資源)を操作対象とするかを指定します。 |
IHS | IHS_TARGET | Interstage HTTP Server資源を操作対象とするかを指定します。 注意 Interstage管理コンソールを使用してSSL定義を設定した場合は、[ISSCS]セクションをバックアップ・リストア対象とする必要があります。 |
IHS_OPTION_FROM_V6 | on または off | |
IHS_OPTION | 操作対象資源を以下から指定します。 注意
| |
IHS_HOST_TABLE | 移入時に、ホスト名/IPアドレスを変更する必要がある場合、変更前と変更後のホスト名/IPアドレスを記述したファイル名を指定します。リストア時は、省略可。 (注2) 注意 IHS_OPTION_FROM_V6が「off」の場合に有効となります。 | |
IHS_PASSWD_SOURCE | V5.1/V6.0資源のリストア・移入時に、V5.1/V6.0資源のバックアップ・移出時に指定したパスワードファイルのファイル名を指定します。 注意 以下の場合に、有効となります。
| |
IHS_PASSWD_TARGET | V5.1/V6.0資源のリストア・移入時に、パスワードファイルのリストア・移入先のディレクトリを指定します。 注意 以下の場合に、有効となります。
| |
AHS | AHS_TARGET | Interstage HTTP Server 2.4資源を操作対象とするかを指定します。 |
AHS_OPTION | 操作対象資源を以下から指定します。 | |
AHS_HOST_TABLE | 移入時に、ホスト名/IPアドレスを変更する必要がある場合、変更前と変更後のホスト名/IPアドレスを記述したファイル名を指定します。リストア時は、省略可。 (注2) | |
WSC | WSC_TARGET | Webサーバコネクタの資源を操作対象とするかを指定します。 |
WSC_HOST_TABLE | 以下の場合の移入時に、変更前と変更後のIPアドレスを記述したファイル名(絶対パス)を指定します。 (注3)
| |
IREP
| IREP_TARGET | Interstage ディレクトリサービス資源を操作対象とするかを指定します。 |
ISSCS
| ISSCS_TARGET | Interstage証明書環境資源を操作対象とするかを指定します。 |
ISSCS_OPTION | 操作対象資源を以下から指定します。 注意 移入のときに有効です。必ず「4.7.9 Interstage証明書環境資源の移入」を参照して選択してください。 | |
GlassFish | GLASSFISH_TARGET | GlassFish資源を操作対象とするかを指定します。 |
GLASSFISH_IP_HOST_FILE | 資源移入時にIPアドレス・ホスト名設定ファイルのパス名を記述します。 |
セクション[JMX]では、移入時にInterstage JMXサービスのIPアドレスを変更する必要がある場合、JMX_IPADDRESSに、変更後のIPアドレスを指定します。
例
JMX_IPADDRESSの定義例です。
:DEFINITION_PART ・・・ rem [JMX] set JMX_TARGET=on rem ====================================================================== rem Please specify the following definitions only when you edit rem IP address used by the Interstage JMX service. rem ====================================================================== set JMX_IPADDRESS=192.0.2.1
DEFINITION_PART: ・・・ #[JMX] set JMX_TARGET=on #====================================================================== # Please specify the following definitions only when you edit # IP address used by the Interstage JMX service. #====================================================================== set JMX_IPADDRESS=192.0.2.1
JMX_USERREP定義の記述例です。
rem [JMX] set JMX_USERREP = off
#[JMX] set JMX_USERREP = off
セクション[IHS]/[AHS]では、移入時にホスト名/IPアドレスを変更する必要がある場合、IHS_HOST_TABLE/AHS_HOST_TABLEに、変更前と変更後のホスト名/IPアドレスを記述したファイル名を指定します。
例
セクション[IHS]の場合
:DEFINITION_PART
・・・
rem [IHS]
set IHS_TARGET=on
set IHS_OPTION_FROM_V6=off
rem 1: set DEF only, 2: set DEF and password file 3: set DEF and password and DocumentRoot
set IHS_OPTION=2
set IHS_HOST_TABLE=C:\Work\host_table.txt
DEFINITION_PART:
・・・
#[IHS]
set IHS_TARGET=on
set IHS_OPTION_FROM_V6=off
# 1: set DEF only, 2: set DEF and password file 3: set DEF and password and DocumentRoot
set IHS_OPTION=2
set IHS_HOST_TABLE=/usr/work/host_table.txt
セクション[AHS]の場合
:DEFINITION_PART ・・・ rem [AHS] set AHS_TARGET=on set AHS_OPTION=2 set AHS_HOST_TABLE=C:\Work\host_table.txt
DEFINITION_PART: ・・・ #[AHS] set AHS_TARGET=on set AHS_OPTION=2 set AHS_HOST_TABLE=/usr/work/host_table.txt
なお、host_table.txtは、以下のように記述します。
(変換前のIPアドレス) > (変換後のIPアドレス) (変換前のホスト名) > (変換後のホスト名)
コメント行には、各行の先頭にハッシュマーク(#)を記述します。
半角スペース、タブは、無視します。
例
ホスト名およびIPアドレスを以下のように変換する場合
変換前:IPアドレス「192.0.2.1」、変換後:IPアドレス「192.0.2.3」
変換前:IPアドレス「192.0.2.2」、変換後:IPアドレス「192.0.2.4」
変換前:ホスト名「www.example.com」、変換後:ホスト名「www.example.net」
変換前:ホスト名「host1.example.com」、変換後:ホスト名「host2.example.com」
### Host IP conversion table ### # IP address conversion definition 192.0.2.1 > 192.0.2.3 192.0.2.2 > 192.0.2.4 # Host name conversion definition www.example.com > www.example.net host1.example.com > host2.example.com
セクション[WSC]では、以下の場合の移入時に、WSC_HOST_TABLEに変更前と変更後のIPアドレスを記述したファイル名(絶対パス)を指定します。
GlassFish ServerクラスタとWebサーバを分離して運用している場合、かつ
移入元と移入先で、Servletコンテナ/WebコンテナやWebサーバのIPアドレスが異なる場合
変換対象のIPアドレスは以下のとおりです。
WSCの場合
変換対象は、以下で指定したIPアドレスです。
wscadminコマンドのadd-instance-refサブコマンドで定義したIPアドレス:ポート番号
例
セクション[WSC]の場合
:DEFINITION_PART
・・・
rem [WSC]
set WSC_TARGET=on
set WSC_HOST_TABLE=C:\Work\host_table.txt
:DEFINITION_PART
・・・
#[WSC]
set WSC_TARGET=on
set WSC_HOST_TABLE=/usr/work/host_table.txt
host_table.txtは、以下のように記述します。
(変換前のIPアドレス) > (変換後のIPアドレス) [(GlassFish Serverクラスタ名)] :
コメント行には、各行の先頭にハッシュマーク(#)を記述します。
半角スペース、タブは、無視します。
変換前のIPアドレス:移入元の環境でのServletコンテナ/WebコンテナやWebサーバのIPアドレスを指定します。
変換後のIPアドレス:移入後の環境でのServletコンテナ/WebコンテナやWebサーバのIPアドレスを指定します。
GlassFish Serverクラスタ名:特定のGlassFish Serverクラスタに対してのみIPアドレスを変換する場合に、対象とするGlassFish Serverクラスタ名を指定します。省略した場合にはすべてのGlassFish Serverクラスタに対してIPアドレスの変換を行います。
例
IPアドレスを以下のように変換する場合
変換前:IPアドレス「192.0.2.1」、変換後:IPアドレス「192.0.2.3」
変換前:IPアドレス「192.0.2.2」、変換後:IPアドレス「192.0.2.4」、変換対象GlassFish Serverクラスタ:「GFServer01」
192.0.2.1 > 192.0.2.3 192.0.2.2 > 192.0.2.4 GFServer01
クラスタ環境では、片方のノードで採取したバックアップデータを両方のノードにリストアします。
クラスタ環境では、
Interstage証明書環境に、代表のノード(引継ぎIPアドレスに対応付いたFQDN)用の証明書が登録されている場合には、片方のノードで採取したバックアップデータを両方のノードにリストアします。
Interstage証明書環境に、個々のノード用の証明書が登録されている場合には、両方のノードでバックアップを採取し、それぞれのノードにリストアします。
定義項目
セクション名 | 定義名 | 定義値の説明 |
---|---|---|
Common | host | 移入時に、移入先ホスト名を指定します。 |
system | 本項目は指定不要です。 | |
path | 資源の退避先ディレクトリを指定します。 | |
target_server | リストア・移入時に、以下から指定します。 | |
ISCOM | target | 操作対象とするかを指定します。 |
| リストア・移入時に、リストア定義ファイルを指定します。 | |
GUI | target | 操作対象とするかを指定します。 |
JMX | target | 操作対象とするかを指定します。 |
ipaddress | 移入時にInterstage JMXサービスで使用するIPアドレスを変換する必要がある場合に、IPアドレスを指定します。 (注1)
| |
jmx_userrep | Interstage JMXサービスのユーザリポジトリ定義をリストア対象とするかを指定します。 (注1) | |
siteinfo | サイトの移行を行う場合は「on」を設定します。通常は「off」を設定してください。 | |
ISCM
| target | 操作対象とするかを指定します。 |
OD | target | 操作対象とするかを指定します。 |
port | 移入時に、CORBA通信に使用するポート番号を指定します。 | |
db_path | 移入時に、インタフェースリポジトリで使用するデータベースのディレクトリを指定します。 | |
ES | target | 操作対象とするかを指定します。 |
PORB | target | 操作対象とするかを指定します。 |
TD | target | 操作対象とするかを指定します。 |
OTS | target | 操作対象とするかを指定します。 |
SSOsv
| target | 操作対象とするかを指定します。 |
SSOac | target | 操作対象とするかを指定します。 |
SSOaz | target | 操作対象とするかを指定します。 |
IHS | target | 操作対象とするかを指定します。 注意 Interstage管理コンソールを使用してSSL定義を設定した場合は、[ISSCS]セクションをバックアップ・リストア対象とする必要があります。 |
from_v6 | on または off | |
option | 操作対象資源を以下から指定します。 注意 「3」は、from_v6が「off」の場合に有効となります。 | |
ihs_host_table | 移入時に、ホスト名/IPアドレスを変更する必要がある場合、変更前と変更後のホスト名/IPアドレスを記述したファイル名を指定します。リストア時は、省略可。 (注2) 注意 from_v6が「off」の場合に有効となります。 | |
passwd_source | V5.1/V6.0資源のリストア・移入時に、V5.1/V6.0資源のバックアップ・移出時に指定したパスワードファイルのファイル名を指定します。 注意 以下の場合に有効となります。
| |
passwd_target | V5.1/V6.0資源のリストア・移入時に、パスワードファイルのリストア・移入先のディレクトリを指定します。 注意 以下の場合に有効となります。
| |
AHS | target | 操作対象とするかを指定します。 |
option | 操作対象資源を以下から指定します。 | |
ahs_host_table | 移入時に、ホスト名/IPアドレスを変更する必要がある場合、変更前と変更後のホスト名/IPアドレスを記述したファイル名を指定します。リストア時は、省略可。 (注2) | |
WSC | target | 操作対象とするかを指定します。 |
wsc_host_table | 以下の場合の移入時に、変更前と変更後のIPアドレスを記述したファイル名(絶対パス)を指定します。 (注3)
| |
IREP
| target | 操作対象とするかを指定します。 |
ISSCS
| target | 操作対象とするかを指定します。 |
option | 操作対象資源を以下から指定します。 注意 移入のときに有効です。必ず「4.7.9 Interstage証明書環境資源の移入」を参照して選択してください。 | |
GlassFish | GLASSFISH_TARGET | GlassFish資源を操作対象とするかを指定します。 |
GLASSFISH_IP_HOST_FILE | 資源移入時にIPアドレス・ホスト名設定ファイルのパス名を記述します。 |
セクション[JMX]では、移入時にInterstage JMXサービスのIPアドレスを変更する必要がある場合、ipaddressに、変更後のIPアドレスを指定します。
例
ipaddressの定義例です。
[JMX] target = on ipaddress = 192.0.2.1 # Host IP address
jmx_userrep定義の記述例です。
[JMX] JMX_USERREP = off
セクション[IHS]/[AHS]では、移入時にホスト名/IPアドレスを変更する必要がある場合、ihs_host_table/ahs_host_tableに、変更前と変更後のホスト名/IPアドレスを記述したファイル名を指定します。
例
セクション[IHS]の場合
[IHS]
target = on
from_v6 = off
option = 1
ihs_host_table = /usr/work/host_table.txt
セクション[AHS]の場合
[AHS] target = on option = 1 ahs_host_table = /usr/work/host_table.txt
なお、host_table.txtは、以下のように記述します。
(変換前のIPアドレス) > (変換後のIPアドレス) (変換前のホスト名) > (変換後のホスト名)
コメント行には、各行の先頭にハッシュマーク(#)を記述します。
半角スペース、タブは、無視します。
例
ホスト名およびIPアドレスを以下のように変換する場合
変換前:IPアドレス「192.0.2.1」、変換後:IPアドレス「192.0.2.3」
変換前:IPアドレス「192.0.2.2」、変換後:IPアドレス「192.0.2.4」
変換前:ホスト名「www.example.com」、変換後:ホスト名「www.example.net」
変換前:ホスト名「host1.example.com」、変換後:ホスト名「host2.example.com」
### Host IP conversion table ### # IP address conversion definition 192.0.2.1 > 192.0.2.3 192.0.2.2 > 192.0.2.4 # Host name conversion definition www.example.com > www.example.net host1.example.com > host2.example.com
セクション[WSC]では、以下の場合の移入時に、wsc_host_tableに変更前と変更後のIPアドレスを記述したファイル名(絶対パス)を指定します。
GlassFish ServerクラスタとWebサーバを分離して運用している場合、かつ
移入元と移入先で、Servletコンテナ/WebコンテナやWebサーバのIPアドレスが異なる場合
変換対象のIPアドレスは以下のとおりです。
WSCの場合
変換対象は、以下で指定したIPアドレスです。
wscadminコマンドのadd-instance-refサブコマンドで定義したIPアドレス:ポート番号
例
セクション[WSC]の場合
[WSC]
target = on
wsc_host_table = /usr/work/host_table.txt
host_table.txtは、以下のように記述します。
(変換前のIPアドレス) > (変換後のIPアドレス) [(GlassFish Serverクラスタ名)]
コメント行には、各行の先頭にハッシュマーク(#)を記述します。
半角スペース、タブは、無視します。
変換前のIPアドレス:移入元の環境でのServletコンテナ/WebコンテナやWebサーバのIPアドレスを指定します。
変換後のIPアドレス:移入後の環境でのServletコンテナ/WebコンテナやWebサーバのIPアドレスを指定します。
GlassFish Serverクラスタ名:特定のGlassFish Serverクラスタに対してのみIPアドレスを変換する場合に、対象とするGlassFish Serverクラスタ名を指定します。省略した場合にはすべてのGlassFish Serverクラスタに対してIPアドレスの変換を行います。
例
IPアドレスを以下のように変換する場合
変換前:IPアドレス「192.0.2.1」、変換後:IPアドレス「192.0.2.3」
変換前:IPアドレス「192.0.2.2」、変換後:IPアドレス「192.0.2.4」、変換対象GlassFish Serverクラスタ名:「GFServer01」
192.0.2.1 > 192.0.2.3 192.0.2.2 > 192.0.2.4 GFServer01
クラスタ環境では、片方のノードで採取したバックアップデータを両方のノードにリストアします。
クラスタ環境では、
Interstage証明書環境に、代表のノード(引継ぎIPアドレスに対応付いたFQDN)用の証明書が登録されている場合には、片方のノードで採取したバックアップデータを両方のノードにリストアします。
Interstage証明書環境に、個々のノード用の証明書が登録されている場合には、両方のノードでバックアップを採取し、それぞれのノードにリストアします。