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Big Data Integration ServerV1.5.0 利用ガイド
FUJITSU Software

8.4.2 リストア

バックアップしたデータをリストアします。リストアはbsb_restoreコマンドを使用します。

本コマンドを使用する前に、稼働中のすべての機能を停止します。停止方法については、“8.1 起動・停止する”を参照してください。

本コマンドの詳細については“F.4 bsb_restore”を参照してください。

並列分散処理、データガバナンス、EDI連携機能を使用している場合は、本コマンド実行前にマスターサーバ、開発実行環境サーバで下記ディレクトリを削除してください。

削除後、マスターサーバ、スレーブサーバ、開発実行環境サーバでタイミングを合わせて本コマンドを実行してください。

bsb_restoreコマンドの実行に失敗した場合は、出力されたメッセージやログファイルを確認し、失敗した原因を取り除いてください。

DB連携機能を使用している場合は、システム管理者がDB連携用のデータベースのデータを復旧します。リストアの方法は“8.4.2.1 DB連携機能のリストア”を参照してください。

8.4.2.1 DB連携機能のリストア

DB連携機能を使用している場合は、システム管理者がDB連携用のデータベースのデータをリストアします。

8.4.2.1.1 システム管理者の作業

システム管理者がデータをリストアする手順について説明します。

DB連携用のデータベースのDBデータのリストア

DB連携用の設定ファイルリストア

参照

データ基盤側の機能の起動および停止方法は、“EDI連携/DB連携編 ユーザーズガイド”を参照してください。

8.4.2.1.2 データ提供者の作業

データ提供者が変更差分連携機能<データ提供側>のリストア/リカバリを行う方法を説明します。

DB連携用の設定ファイルのリストア

データ提供側DB環境のリカバリ手順

障害発生時は、以下の手順でリカバリを行ってください。

  1. 障害発生時までデータが投入されていたかどうかを格納抽出APIのデータ検索API、およびデータダウンロードAPIで確認してください。

  2. DB連携用の設定ファイルのリストア”を参照して、設定ファイルのリストアを行ってください。

  3. 連携設定変更機能のデータ提供設定削除機能APIでデータ提供設定を削除してください。

  4. バックアップを取得した時刻から障害発生時までのデータのうち、手順1.で確認が取れているデータをDBに投入してください。

  5. 連携設定変更機能のデータ提供設定変更機能APIでデータ提供設定を再登録してください。

  6. バックアップを取得した時刻から障害発生時までのデータのうち、手順1.で確認が取れていないデータをDBに投入してください。

ポイント

上記のDB環境の復旧手順は、以下を前提条件とします。

  • データ提供側の業務DBの再構築が完了し、連携対象のDB、テーブルが作成されていること

  • データ提供側の業務DBにバックアップデータが再投入されていないこと

  • 業務DBのデータについては、定期バックアップを取得していること

なお、上記手順の手順3.と手順4.は、定期バックアップから障害発生時までのデータを復旧するための手順です。データ提供側・データ利用側の業務DBに差分が発生しても問題がない場合、実施は不要です。

8.4.2.1.3 データ利用者の作業

データ利用者が変更差分連携機能<データ利用側>のリストア/リカバリを行う方法を説明します。

DB連携用の設定ファイルのリストア

参照

変更差分連携機能<データ利用側>の起動および停止方法は、“EDI連携/DB連携編 ユーザーズガイド”を参照してください。

データ利用側DB環境のリカバリ手順

障害発生時は、以下の手順でリカバリを行ってください。

  1. 連携設定変更機能のデータ利用設定削除機能APIでデータ利用設定を削除してください。

  2. DB連携用の設定ファイルのリストア”を参照して、設定ファイルのリストアを行ってください。

  3. データ基盤側に滞留しているデータをデータ利用側へ連携し完了したタイミングで、データ利用用テーブルの検索開始日時カラムのうち、最新の日時のレコードのみを削除します。このとき、最新の検索開始日時は記録し、退避しておいてください。

  4. 連携設定変更機能のデータ利用設定変更機能APIでデータ利用設定を再設定します。このとき、from create datetimeには手順3.で記録した日時を指定してください。

ポイント

上記のDB環境の復旧手順は、以下を前提条件とします。

  • データ利用側の業務DBの再構築が完了し、連携対象のDB、テーブルが作成されていること

  • データ利用側の業務DBにバックアップデータが再投入されていないこと

  • 業務DBのデータについては、定期バックアップを取得していること