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Enterprise Postgres 15 クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)

5.9 フェイルオーバ後のステータス更新

Mirroring Controllerでフェイルオーバを行う場合、スタンバイインスタンスがスタンドアロンインスタンスに昇格します。Mirroring Controllerのセットアップがスタンバイインスタンスとマスタインスタンスの両方で削除されます。

フェイルオーバを起動させる方法の一例とWebAdminでMirroring Controllerを使うことで得られる結果を以下に示しています。

  1. [インスタンス]タブで、マスタインスタンス“inst1”を選択します。

  2. をクリックします。

  3. 確認ダイアログボックスで、“このインスタンスはMirroring Controllerに監視されています。インスタンスを停止すると、クラスタフェイルオーバが発生するかもしれません”という警告が表示されます。

  4. 停止モードを選択して[はい]をクリックします。

    サーバでは、以下が行われます。

    1. マスタインスタンスが停止します。

    2. Mirroring Controllerでフェイルオーバが起動します。

    3. Mirroring Controllerのセットアップがスタンバイインスタンスとマスタインスタンスの両方で削除されます。

    4. スタンバイインスタンスがスタンドアロンインスタンスに昇格します。

  5. インスタンスをWebAdminでリフレッシュすると、インスタンスの最新のステータスが表示されます。

注意

フェイルオーバを行うとMirroring Controllerのセットアップがスタンバイインスタンスとマスタインスタンスの両方で削除されます。そのため、再度WebAdminを使用したMirroring Controllerの管理を行うためには、スタンバイインスタンスの作成およびMirroring Controllerのセットアップを実施してください。

スタンバイインスタンスの作成の詳細については、“運用ガイド”の“スタンバイインスタンスの作成”を参照してください。

Mirroring Controllerのセットアップの詳細については、“5.1 Mirroring Controllerのセットアップ”を参照してください。