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Enterprise Postgres 15 クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)

第5章 WebAdminを使用したMirroring Controllerの管理

WebAdminを使って、ストリーミングレプリケーションクラスタでMirroring Controllerをセットアップおよび管理する方法を説明します。

エラーが起こった際に、Mirroring Controllerで、ストリーミングレプリケーションクラスタの監視と自動切り替え/切り離しを行うか、または同期レプリケーションの接続を切断することができます。

WebAdminを使って、既存のレプリケーションクラスタにMirroring Controllerをセットアップすることができます。同期スタンバイインスタンスまたは非同期スタンバイインスタンスのどちらにもセットアップが可能です。

WebAdminを使って、データベース多重化システムを構成したときのシステム構成を、以下に示します。

図5.1 WebAdminを利用したデータベース多重化運用のシステム構成

ポイント

  • WebAdminを使ってレプリケーションクラスタにMirroring Controllerをセットアップすると、[ホスト名]に指定されたホスト名(IPアドレス)が割り当てられたネットワークを、管理用ネットワークとログ転送用ネットワークに使用します。

  • 業務用ネットワークと異なるネットワークをログ転送用ネットワークとして使用する場合には、事前にレプリケーションクラスタを構築する際に、[ホスト名]に業務ネットワークと異なるログ転送用ネットワークが利用するホスト名を指定してください。

注意

WebAdminで裁定サーバをセットアップする場合は、裁定サーバにWebAdminをインストールする必要があります。