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Enterprise Postgres 15 クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)

3.9.1 スタンバイサーバの停止を伴う変更

スタンバイサーバ停止時の操作

スタンバイサーバを停止した状態でプライマリサーバのインスタンスに対して保守作業を行う場合は、プライマリサーバのMirroring Controllerを停止し、プライマリサーバでpostgresql.confファイルのsynchronous_standby_namesパラメータをコメントアウトしたあと、pg_ctlコマンドをreloadモードで実行してから操作してください。

この操作を行わない場合、プライマリサーバで行うインスタンスへの操作が待ち状態になります。

参照

pg_ctlコマンドの詳細は、“リファレンス”を参照してください。

スタンバイサーバの停止時間

postgresql.confファイルのsynchronous_standby_namesパラメータを指定した状態で、スタンバイサーバのインスタンスを停止した場合、以下を考慮してください。

注意

保守作業が完了した後のスタンバイサーバの起動時点において、スタンバイサーバへの転送が保留されているトランザクションログが損失している場合に、スタンバイサーバの再構築が必要です。

4.1.1.1.3 異常原因の特定とリカバリ”から“4.1.1.2 スタンバイサーバの組込み”までの対処を実施してください。