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Enterprise Postgres 15 クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)

3.6 ハートビート異常検出時の操作

OS/サーバの生死監視によるハートビート異常を検知した場合、以下のメッセージが出力されます。

監視の対象"サーバ(サーバ識別子名)"において異常を検出しました: 無応答:ping timeout (MCA00019)

サーバ識別子.confファイルのheartbeat_error_actionの設定がmessageの場合、自動切り替え/切り離しを有効化してMirroring Controllerを起動した場合であっても、ハートビート異常検出時は自動で切り替え/切り離し処理は行われません。そのため、ユーザーによる操作が必要です。

heartbeat_error_actionの設定がmessageの場合のハートビート異常検出時の操作を説明します。

  1. ハートビート異常の原因を特定してください。原因として、以下のいずれかが考えられます。

    • 相手OS/サーバのダウンまたは無応答

    • 管理用ネットワークの異常

  2. 手順1で特定した原因により、対処を行ってください。

    • 相手OS/サーバのダウンまたは無応答

      mc_ctlコマンドによる手動切り替えまたは手動切り離しを実施してください。

    • 管理ネットワークの異常

      第4章 データベース多重化運用の異常時の対処”を参照し、データベース多重化システムの復旧を行ってください。