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Enterprise Postgres 15 クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)

3.5 スタンバイサーバの手動切り離し

自動切り替え/自動切り離しを有効化している場合と無効化している場合で、スタンバイサーバの切り離しを行うために実行する手順が異なります。

自動切り替え/切り離しを有効化している場合

スタンバイサーバ上で、mc_ctlコマンドをstopモードで実行します。

例)
$ mc_ctl stop -M /mcdir/inst1
自動切り替え/切り離しを無効化している場合
  1. スタンバイサーバ上で、mc_ctlコマンドをstopモードで実行します。

    例)
    $ mc_ctl stop -M /mcdir/inst1
  2. プライマリサーバ上で、postgresql.confファイルのsynchronous_standby_namesパラメータをコメントアウトします。

  3. プライマリサーバ上で、pg_ctlコマンドをreloadモードで実行します。

    例)
    $ pg_ctl reload -D /database/inst1

ポイント

systemdを使用してMirroring Controllerの自動起動・停止の設定を実施している場合は、mc_ctlコマンドではなく、systemctlコマンドを使用してください。詳細は、“2.12 多重化したインスタンスとMirroring Controllerの自動起動・停止の設定”を参照してください。