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Enterprise Postgres 15 セキュリティ運用ガイド

7.4.6 機密レベルを変更する

以下のように、機密マトリクス'matrix_foo'に追加していた機密レベルの名前や属性を変更します。名前や属性の変更後の値をJSON形式で指定します。名前や複数の属性を1回で変更することができます。ここで指定されなかった属性は変更されません。

select pgx_alter_confidential_level('matrix_foo', 'level1', '{"name": "levelX", "comment":"This level required the highest confidential clearance."}')

すでに機密レベルに機密オブジェクトが登録されていた場合には、機密オブジェクトの属性も自動的に変更されます。ただし、“7.2.1.1 機密レベルを定義する”で述べたように、自動的に機密オブジェクトの属性を変更できないこともあります。そのときには、この関数は、登録されている機密オブジェクトの属性が、変更後の機密レベルの属性よりも厳しいことをチェックします。チェックが失敗したならば、この関数も失敗します。例えば、encryption_algorithmをAES128からAES256に変更しようとしたときに、AES128で暗号化されたテーブルが機密オブジェクトとして登録されていたならば、この関数は失敗します。このようなときには、テーブルをAES256で暗号化した後に、本関数もう一度実行してください。